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つづきの図書館 の商品レビュー

4.1

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    1

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2018/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

桃さんのキャラが独特。 これといった特技もなく地味で友達のいない40代のバツイチ女性が主人公の児童書なんてそうそうないと思う。 親を亡くして独り身、家族の縁のない桃さんが、王様達の持ち込んできた問題を追いかけるうちに改めて家族の絆を取り戻していくようなストーリー。 形は様々でも思い合っていない家族はいない。そう思えた。 最後がまたとてもいい。たった一人の大切な人ってそういうことかと。温かい気持ちになった。

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2017/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【図書館】初作家さんですが、タイトルで、ずっと読みたいと思っていた本です。本を読んでいると物語の続きが気になることはよくありますが、物語が読んだ人の続きを知りたいと思うという発想が凄い!夢中で読みました!私が今まで読んできた本たちは、私の続きを知りたいと思ってくれてたら楽しいのにな、と思いました。読了後の感覚がすごくいい!

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2017/01/28

主人公は40代のおばさん司書。読んでくれた人のつづきが気になると、絵本のなかからでてきてしまった人たちに振り回され、つづき探しを手伝っていく。 はだかの王様、狼、あまのじゃく、幽霊…つづきを知りたくてでてくるけど、つづきは知ってしまったら終わりがくる。私たちに本のつづきが気にな...

主人公は40代のおばさん司書。読んでくれた人のつづきが気になると、絵本のなかからでてきてしまった人たちに振り回され、つづき探しを手伝っていく。 はだかの王様、狼、あまのじゃく、幽霊…つづきを知りたくてでてくるけど、つづきは知ってしまったら終わりがくる。私たちに本のつづきが気になることがあるように、本の方も私たちのつづきが気になることがあるみたい。そんな本。

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2016/12/18

はだかの王様に、オオカミ、あまのじゃく、幽霊。彼らは、絵本を読んでくれた人の「続き」が知りたくて、絵本の中から飛び出してきます。王様たちの会話がかわいいです。

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2016/12/17

むしろ大人向けなのではないかと思うほど、寂しくて幸福なものがたり。 昔読んでも魅了されなかったろうし、今になって手に取って、良かった。 本って本当に巡り合わせだな。

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2016/12/12

たぶん児童書なんだろうけど、内容は子供向けのような大人向けのような。子供が読んでも面白くなさそうだな、と。主人公は職を失った離婚経験ありの『おばさん』。どれもじんわり、やさしい話。最後の章では思わず泣きました。 確か名作クレヨン王国シリーズのシルバー王妃二十歳っていう設定だった...

たぶん児童書なんだろうけど、内容は子供向けのような大人向けのような。子供が読んでも面白くなさそうだな、と。主人公は職を失った離婚経験ありの『おばさん』。どれもじんわり、やさしい話。最後の章では思わず泣きました。 確か名作クレヨン王国シリーズのシルバー王妃二十歳っていう設定だったなあ。それでも子供心(当時小学生)に「駄目な大人が主人公!」と衝撃だった。クレヨン王国大好きだったけど、アニメでは子供にされてしまいましたね(笑)

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2016/11/30

連作短編4編. 裸の王様,オオカミと7人の子ヤギの狼,瓜子姫の天邪鬼,「ふたりはなかよし」の幽霊達が,読んでくれた人の続きを探す物語.そしてその続きを探す手伝いをしながら、にわか司書の桃子も失っていたもの見つける,とても良かった.

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2016/08/12

親権争いから家出まで、思ってたより濃い背景事情。あと、司書資格欲しい。 読み終わった本に入っていたのに、読んだ記憶がなかったので、再読。

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2015/11/29

 本の中の人物が読者のつづきを知りたいと言って本から飛び出してきて…というお話。柏葉さんがあとがきで仰っているように、昔自分が読んだ本の登場人物に今も気にかけてもらえるというのは嬉しいことだと思う。そんなつづきを知りたがるはだかの王様たちの温かい心と思いやりに癒され、桃さんと同じ...

 本の中の人物が読者のつづきを知りたいと言って本から飛び出してきて…というお話。柏葉さんがあとがきで仰っているように、昔自分が読んだ本の登場人物に今も気にかけてもらえるというのは嬉しいことだと思う。そんなつづきを知りたがるはだかの王様たちの温かい心と思いやりに癒され、桃さんと同じく元気をもらった。それだけにラストは寂しかったし、最後の最後の王様たちからのプレゼントには本当に泣かされる。王様たちはこれからの桃さんのつづきも、お話の中で気にかけてくれるのではないかと思う。良書。

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2015/09/30

図書館の本の登場人物が、 読み手を探す・・・つづきってそっちね。 この設定は面白かった。 大人が読むと桃さん目線で、 大人のお話に。 子どもが読むと、 探してもらう立場になるんだろうなぁ。 読み手によって、 物語の雰囲気が変わるのも面白い。 それぞれのお話の繋ぎ方もよか...

図書館の本の登場人物が、 読み手を探す・・・つづきってそっちね。 この設定は面白かった。 大人が読むと桃さん目線で、 大人のお話に。 子どもが読むと、 探してもらう立場になるんだろうなぁ。 読み手によって、 物語の雰囲気が変わるのも面白い。 それぞれのお話の繋ぎ方もよかった。

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