さよならドビュッシー の商品レビュー
壮絶な人生 読みながら応援していた この子のその後の人生も気になる 音楽の事は全く分からないのに ストレスなく想像できて、ここまで面白いと思わせる中山七里さん。本当にすごい
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ミステリーなのに、読んでいる途中でも怖さはなかった。 達成するためには諦めないこと。 ミステリーとしても面白かったし、気持ちもこもっていて、良かった。
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第8回『このミステリーがすごい』大賞作 中山七里 『さよならドビュッシー』 受賞時は『バイバイ、ドビュッシー』という作品名で、単行本化にあたり加筆後『さよなら~』になった様です。 中山七里先生のデビュー作でもあるこの作品 学生時代、音楽に親しみ、今でも身近に音楽を楽しんでる自分と...
第8回『このミステリーがすごい』大賞作 中山七里 『さよならドビュッシー』 受賞時は『バイバイ、ドビュッシー』という作品名で、単行本化にあたり加筆後『さよなら~』になった様です。 中山七里先生のデビュー作でもあるこの作品 学生時代、音楽に親しみ、今でも身近に音楽を楽しんでる自分としては、ミステリーと言うよりも、スポ根のピアノ版みたいな感覚で読み進めました。 賛否両論ありますが、曲の解説とも言うべき、描写が素晴らしく良かったとおもいました。 又、その当時の時代背景、作曲家の人物像、想いなども素晴らしい解釈が披露されていました。 ミステリーとしては、若干無理筋かなという意見もあるようですが、まさかの展開は、思わず"なるほどね"と感動しました。 探偵役に新進気鋭のピアニスト"岬洋介"という人物がまたミステリアスで、決して物語の語り手にならない所が、非常に素晴らしいと思ったポイントです。 知り合いから「物語に出てくるピアノ曲を実際に聴きながら読んだら、大正解です。」との素晴らしいアドバイスを頂き、実際にこの作品が数倍楽しく読めました。 中山七里先生のデビュー作 皆さんにも是非読んで頂きたいです。
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どんでん返しは、さもありなん、なんだが、なんか粗いよな、というのが率直な感想。でも、コンクールの描写など、演奏部分はよい。ピアノ練習したくなる(笑)。軽くて読みやすい。
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最近ピアニストを好きになったので、選ぶ本もそれ寄りになってきた(笑) ずっと気になっていた本ではあったが手を出さずにいた。 とにかく演奏描写が凄い!ピアノをされていたのかしらと思わずwikiで調べたら演奏できないと。 でも奥さまがエレクトーンの先生されてるとかで少しアドバイスも...
最近ピアニストを好きになったので、選ぶ本もそれ寄りになってきた(笑) ずっと気になっていた本ではあったが手を出さずにいた。 とにかく演奏描写が凄い!ピアノをされていたのかしらと思わずwikiで調べたら演奏できないと。 でも奥さまがエレクトーンの先生されてるとかで少しアドバイスもあったのかしら?なんて。 最後まで気づかなかったな~そうか、そうきたか!と唸ってしまう。 ある意味彼女も被害者。実際火事にあってそれだけでも酷い目にあったのに。 必死に生きていくしかなかったのに・・・ シリーズを追いかけて読んでいかなきゃ。
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このミス第8回大賞 突然の火災で祖父と従兄弟を亡くし、全身大火傷の中生き残った香月遥 全身皮膚移植を経てピアニストとして生きていけるか? 読みやすいけど突拍子なさすぎて何処に向かってるのかわからん。青春ストーリーなのか、身障者がテーマなのか、ミステリーなのか? ブレが大きくて結果つまらない
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クラシックの旋律が脳内リフレインしながらミステリを楽しむ。ミステリとしても申し分なくさすが「このミステリーはすごい!」大賞受賞作。
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ピアノは、子どもの頃に習ってて、今でも趣味で弾いてるけど、ピアニストって、ここまで色々と考えて演奏してるんだと感心しちゃいました。岬先生が、とても素敵で、こんな先生に習いたいわ。結末は、最初から、そんな気がしてたから、ふーんって感じだったけど(^^;;久々に、ドビュッシーの『月の...
ピアノは、子どもの頃に習ってて、今でも趣味で弾いてるけど、ピアニストって、ここまで色々と考えて演奏してるんだと感心しちゃいました。岬先生が、とても素敵で、こんな先生に習いたいわ。結末は、最初から、そんな気がしてたから、ふーんって感じだったけど(^^;;久々に、ドビュッシーの『月の光』を聴きたくなりました。
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最後にひっくり返される、こういう展開は好きだ。ピアノに向き合い、ピアノに想いを込めた主人公と彼女を指導した岬洋介の魔法使いぶり。青春と並行し、事件や謎が隠されておもしろかった。曲や作曲家など、詳しくはなかったが、巧みな描き方でより深く知りたいと思った。 ※心に残った言葉たち ...
最後にひっくり返される、こういう展開は好きだ。ピアノに向き合い、ピアノに想いを込めた主人公と彼女を指導した岬洋介の魔法使いぶり。青春と並行し、事件や謎が隠されておもしろかった。曲や作曲家など、詳しくはなかったが、巧みな描き方でより深く知りたいと思った。 ※心に残った言葉たち 204 仕事と名の付くものはみんなそうだろうけど、どんなヒヨッ子だろうが教えられればある程度はできるようになる。しかし、そこから先は素質だ。 222 この人は雲の上どころか地べたを這いずるような思いで生きていたのだ。 283 いいかい、試験を受けに来たんじゃない。君は、君のピアノを聴くために遠くから足を運んでそれでも最後列になってしまった人に自分の想いを伝えるため、ここに立つ。 297 武器-喧嘩が強い者は腕力で闘う。能弁な者は言葉で、文才のある者は文章で闘う。表現方法というのは、つまりその人間の闘い方だ。それならあたしにもあたしなりの闘い方がある。
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中山七里さんといえば、私の大好きな社会派ミステリ作家さん。デビュー作ということで期待を込めて読んだら8割ピアノについての物語だった。 ピアノの描写は恩田睦さんの蜂蜜と電雷の読後ほどの感動は感じられず、こちらの作品は音楽ものとしてもミステリとしても個人的には不完全燃焼な感じだった。 最後の最後で、母親を殺した人の経緯が明かされた時点でやっとどんでん返しミステリさがでて、星3つ。そこは、驚かされました。
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