嵐が丘(上) の商品レビュー
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キャサリンはヒースクリフを誰よりも理解し、強く結ばれているのに、彼と生きる選択はできなかった。彼女にとってヒースクリフは「愛する相手」であると同時に、「自分自身のような存在」で、現実の結婚相手とは別の場所にいたのだと思う。安定した生活や立場を求める気持ちと、本心とのあいだで揺れ続けた結果、どちらも失ってしまった。その弱さと矛盾が、物語全体の重く苦しい空気を生んでいるように感じた。 嵐が丘の荒れの描写がリアル。
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キャサリンとヒースクリフは互いに罵り合い、リスペクトのかけらも感じない関係性。 しかしお互いがなくてはならない存在で、男女の愛というよりは、魂の双子の愛、生き物として離れがたい愛で結びつけられている。 ネリー以外は、他社への虐めや軽蔑、憎悪を隠そうともしない登場人物ばかりで、 ...
キャサリンとヒースクリフは互いに罵り合い、リスペクトのかけらも感じない関係性。 しかしお互いがなくてはならない存在で、男女の愛というよりは、魂の双子の愛、生き物として離れがたい愛で結びつけられている。 ネリー以外は、他社への虐めや軽蔑、憎悪を隠そうともしない登場人物ばかりで、 もっと人に寛容になろうよという気持ち。 キャサリンの癇癪持ちっぷりもひどい。 思い通りにならないも家政婦のネリーをつねりあげるなど 性格がとにかくよろしくない。 ヒースクリフを下男同然に扱うヒンドリーといい 他人にどう思われてもいいトランプ的なキャラクターが実に多くて 寄宿学校で育ち広い世界を知ったとは言えない ブロンテがどうやってこんな苛烈な 人物たちを創造したのか不思議な気がする。
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映画や演劇で馴染み深い『嵐が丘』だけど、原作は初めて読んだ。 ぜんぜん違うんだね。 人間の業がむき出しで描かれていることに怖くなった。さらに登場人物の誰にも共感できない。すごい作品だ。 で、上下巻に分かれていたせいで、一番の転機であろう部分がいまいち読み込めていない、というか腹に...
映画や演劇で馴染み深い『嵐が丘』だけど、原作は初めて読んだ。 ぜんぜん違うんだね。 人間の業がむき出しで描かれていることに怖くなった。さらに登場人物の誰にも共感できない。すごい作品だ。 で、上下巻に分かれていたせいで、一番の転機であろう部分がいまいち読み込めていない、というか腹に落ちていない。 こりゃ新潮文庫でもう一回だな。
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トワイライトでベラが愛読してて、 いつか絶対に読みたいと思っていた嵐が丘...♡ 2月の映画公開するから 理解度をあげて、 楽しみたくて読んだ
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家政婦ネリーが語ります。ロマンス⁈ ホラー⁈ サスペンス⁈ イングランドの“嵐が丘”という古いお屋敷が舞台。愛憎劇が繰り広げられます。孤児として拾われたヒースクリフは、お屋敷の娘キャサリンに恋をします。 粗暴でプライドの高いキャサリン。ひどい待遇を受けるヒースクリフ。こんな2...
家政婦ネリーが語ります。ロマンス⁈ ホラー⁈ サスペンス⁈ イングランドの“嵐が丘”という古いお屋敷が舞台。愛憎劇が繰り広げられます。孤児として拾われたヒースクリフは、お屋敷の娘キャサリンに恋をします。 粗暴でプライドの高いキャサリン。ひどい待遇を受けるヒースクリフ。こんな2人は、お互いに引き合うものがあり、きってもきれない仲。キャサリンは“彼の魂とあたしの魂は同じもの”なーんて言っています。にもかかわらず、キャサリンが結婚相手に選んだのはヒースクリフではないのです。ここからが悲劇の始まり! 嵐が吹き荒れるような家庭の内情、女同士の激しい言い争い、臨場感たっぷりの会話の数々。上巻を読み終えるのはあっという間でした。 家政婦のネリー、このお屋敷の中でかなり頑張っています。いい味出してる!悪魔的要素を多分に持つヒースクリフが、どんな行動に出るか興味津々です。(2026.3.3読了) 下巻へ
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演劇とかになってる、荒涼とした土地のお屋敷での恋愛・復讐劇…くらいの前情報で読み始めたのだが、想像を超える登場人物たちの暴れっぷりにびっくりしてしまった。性格がひねくれてるとかいうレベルではなく、もれなく全員性格が悪すぎ、被害妄想、ヒステリー、陰湿、暴力、精神錯乱などの常軌を逸した人物のオンパレードとなっていて彼らの乱闘、罵倒の応酬は読み応えがある。怖い。 冷えに冷え切った人間関係の中でヒースクリフとキャサリンだけは想い合っているという設定なのだが、キャサリンは登場人物の中でも断トツで頭がおかしくて別の男と結婚するし、二人の間にももちろん大喧嘩があってロマンチックな感じは一切しない。 ヒースクリフの思惑はあれど頭のおかしい人たちが利己的に憎しみ合って当たり前に不幸になっていくので悲しいとか切ないとかはない。怪獣大戦争をビビりながら見ているって感じがする。下巻まで読むと印象が変わるのだろうか…。とにかく怖い。
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『嵐が丘』って、こんな話だったのか……と読みながら何度も思った。 ヒースクリフの復讐があまりにも強烈で、自分とキャサリンを引き裂いたヒンドリー本人ではなく、その子どもに復讐する姿には言葉を失う。まだ幼いのに、あまりにも残酷で、正直ヒースクリフにはまったく共感できなかった。 キャ...
『嵐が丘』って、こんな話だったのか……と読みながら何度も思った。 ヒースクリフの復讐があまりにも強烈で、自分とキャサリンを引き裂いたヒンドリー本人ではなく、その子どもに復讐する姿には言葉を失う。まだ幼いのに、あまりにも残酷で、正直ヒースクリフにはまったく共感できなかった。 キャサリンもどこか気持ちが定まらず、ふらふらしているように見える。ただ、この時代に女性が生きていく現実を考えると、生活の安定を求めてエドガーを選ぶのは、仕方のない選択だったのだとも思う。 物語としてはとてもおもしろいのに、ヒースクリフがあまりに怖すぎて、下巻でどんな展開が待っているのか心配。
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来年映画化されるらしいということで。まだ上巻しか読んでないのでなんとも言えないけれど、登場人物が全員めちゃくちゃすぎる。世界三大悲劇と言われるからにはここからもっとめちゃくちゃになるんだろう。
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モームの世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、赤と黒、傲慢と偏見、に続いて6作目) 上下巻もののまだ半分なのでちゃんとした感想は下巻で。 今のところ、まともなひとは、女中のネリーただひとり。奇人変人のオンパレード。 最初の場面で登場...
モームの世界十大小説のひとつ。(読むのは、カラマーゾフの兄弟、戦争と平和、ゴリオ爺さん、赤と黒、傲慢と偏見、に続いて6作目) 上下巻もののまだ半分なのでちゃんとした感想は下巻で。 今のところ、まともなひとは、女中のネリーただひとり。奇人変人のオンパレード。 最初の場面で登場するヒースクリフとひと世代下の女性と男性の関係が全く分からず、巻頭の人物関係図を見ても想像がつかず、大混乱の中、昔語りで、徐々に謎解きが進む。 でも、誰も幸せにならないことは冒頭の場面でハッキリしていて、ひたすら地獄に向けて物語が進みそう。読み進めても爽快感がゼロであることは分かっているけど結末は気になるので下巻へ。
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恋のから騒ぎの曲。 昼ドラ華の嵐。 上巻はストーリーが面白くて夢中で読んでいたが、下巻では登場人物が想像できない程に残酷で、続けて読む気がしなかった。 こんなに酷い人間を創造できる作者の女性が怖かった。 作者の父親はアイルランド出身で差別されていた。 閉鎖的な田舎で暮らしていた環境が残酷なキャラクターを生み出したのか。 ベルギーに留学しているので、視野は広げられたはず。 あとがきによると、同じ時代のジェインオースティンは、幸せに育てられて、その著書の内容にも反映されている。 環境と教育が大事。 ヒースクリフを親切で拾ってきたばっかりに、隣家も巻き込んで不幸の連鎖。 代々同じ環境で育つと、不幸の連鎖が止められない。 ロンドンからの人と嵐が丘のお手伝いさんが見て聞いた話なので、間接的で怖さは抑えられている。 ヒースクリフとキャサリンが直接語ってたら、もっともっと恐ろしく激しかったでしょう。 イギリス旅行で嵐が丘に行ってみたいと思っていたが、この本を読んで、怖くて行きたくなくなった。
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