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夜がはじまるとき の商品レビュー

3.5

38件のお客様レビュー

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2010/05/18

5月17日読了。S・キングの最新短編集。「パンの大神」へのオマージュとして、手紙や手記といった形式で超宇宙的恐怖と強迫観念症の境界を描く『N』、「死者からの通信」がテーマの印象的な小品『ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で』、これはもう想像力を駆使して読むしかない『どんづまりの...

5月17日読了。S・キングの最新短編集。「パンの大神」へのオマージュとして、手紙や手記といった形式で超宇宙的恐怖と強迫観念症の境界を描く『N』、「死者からの通信」がテーマの印象的な小品『ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で』、これはもう想像力を駆使して読むしかない『どんづまりの窮地」など、正直最近のキングの長編を面白いとは思わなくなってしまったのだが、この短編は円熟の域に達したキングの筆力と相変わらずのユニークな恐怖への着想を堪能できた。恐ろしいもの、小説のタネなどそこら中に転がっているものだ。

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2010/05/06

100408~100423読了 「夕暮れをすぎて」に続くキング短編集。 キングの得意のウンコが出る話もあります。「トム・ゴードンに恋した少女」しかり、ウンコだして受けをねらうとか、いい意味で小中学生の心を持ってるな。 どんづまりの窮地 「正気を失ってもいいことはひとつもな...

100408~100423読了 「夕暮れをすぎて」に続くキング短編集。 キングの得意のウンコが出る話もあります。「トム・ゴードンに恋した少女」しかり、ウンコだして受けをねらうとか、いい意味で小中学生の心を持ってるな。 どんづまりの窮地 「正気を失ってもいいことはひとつもないぞ。お前がここでわめきたてて、いかれた振る舞いをしたところで、あいつを喜ばせるだけだ。だから落ち着け。あいつを喜ばせるな。いいからとにかく落ち着いてじっくりと考えをめぐらすんだ」

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2010/04/14

こちらに書きました。 http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2010-02-26

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2010/04/29

やっぱりキングは面白いですね。怖いだけじゃなくて、人間の深いところをきちんと描いていて。好きだったのは「ニューヨークタイムズを特別割引価格で」。このタイトルも何とも言えずいい。とても効果的だった。「アヤーナ」も同じように怖さより愛を感じる。死と奇跡。人間を超えたところで起こる出来...

やっぱりキングは面白いですね。怖いだけじゃなくて、人間の深いところをきちんと描いていて。好きだったのは「ニューヨークタイムズを特別割引価格で」。このタイトルも何とも言えずいい。とても効果的だった。「アヤーナ」も同じように怖さより愛を感じる。死と奇跡。人間を超えたところで起こる出来事。でも、人間だからこそ奇跡を呼ぶ。 ラストで気持ち悪くされてしまいましたが、「読んでよかった」本です。

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2010/02/03

面白かった。 「ニューヨークタイムズを特別割引価格で」が 好きだったかな。  内容もだけど、一話ごとに訳者が違い、翻訳によって こんなに違うんだと思った。表題の話が一番読みづらかった。

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2010/02/01

久々のキング短編集、後編。巻末には「今日の早川さん」出張版収録。 キング作品は、長編だと本当に長いことがあるから、このくらいがちょうどいい気がします。 ただ、今作はラインナップがイマイチパッとしなかったかな。

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2010/01/16

「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」は好きだった。 「どんづまりの窮地」はどうしてもダメだ。。。

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2011/07/15

分冊短編集の後半。「N」★★★ラヴクラフトにも通じる、別の次元からの侵入してくる物と強迫神経症的に精神が壊れて行く過程をからめた恐怖。他人と共有する事ができず自分で抱え込むことで問題はどんどんふくらんでくる。これって早めに誰かを巻き込んでいたら問題そのものが成立しないのでは???...

分冊短編集の後半。「N」★★★ラヴクラフトにも通じる、別の次元からの侵入してくる物と強迫神経症的に精神が壊れて行く過程をからめた恐怖。他人と共有する事ができず自分で抱え込むことで問題はどんどんふくらんでくる。これって早めに誰かを巻き込んでいたら問題そのものが成立しないのでは???でも、逆にタイミングを外してしまうことは日常的によくあることか・・・おそろしい「魔性の猫」★★ストレートに恐ろし〜猫「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」★★★★9.11の影響を受けたと思わせる飛行機事故が生み出した切なくも不気味なお話。親しい者の死と直面した時の感情の切り出しかたが見事です。「聾唖者」★★★公金横領の上、不倫相手の男と逃げた妻を持つ冴えない中年男をいったい誰が救ってくれるのか?「アヤーナ」★★受け継がれて行く奇跡の力。これも映画にピッタリか。「どんづまりの窮地」★★★★悪趣味大好きキング全開。食事しながら読んでしまい大失敗。う〜ん、こんな窮地にだけは追いつめられたくない。簡易トイレがこんな恐ろしい場所に変わるとは・・・使うたびに思い出してしまうのだろうか・・・昔「恐怖新聞」って漫画を読んで夜トイレに行けなくなった事を思い出してしまった。いやだなぁおまけに解説として「今日の早川さん 特別出張版」がついています。もちろんホラー大好き帆掛さんと早川さんの掛け合い。楽しい。喫茶店での一コマで壁にかけてある絵がキングの長編「悪霊の島」のカバー画なのにも気づいたぞ。

Posted byブクログ