人生と仕事について知っておいてほしいこと の商品レビュー
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色々な部分で「いいな」と想える事が多い。 ”商い”という事について、本当に真摯に向かっていたんだなぁと感じる。 出来る事なら、生でお話を伺ってみたかったと感じる。 そんな松下幸之助さんの仕事に関する想いを抜粋した本。 まさに「働く事」のエッセンスが抜き出してあると感じる。
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第一印象:普段は冷静だが、情熱を心奥に秘めた松下幸之助の人となりを文脈から読み取ることができました。 感想:松下さんの人生観がよく伝わってきました。特に、大志を抱くのも結構なことだが、振り返ってみると私にとっては、一日一日をしっかりと積み重ねて充実したものにするということが重要だ...
第一印象:普段は冷静だが、情熱を心奥に秘めた松下幸之助の人となりを文脈から読み取ることができました。 感想:松下さんの人生観がよく伝わってきました。特に、大志を抱くのも結構なことだが、振り返ってみると私にとっては、一日一日をしっかりと積み重ねて充実したものにするということが重要だったというところに共感しました。 一度読むだけでは、まだまだ消化しきれないので、近い内にまた読みたいと思います。
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「人から愛される人になりなさい」の前書きから始まる松下氏の講義のまとめ。 書いてある内容はとても深い、なので時間をおいて何度か読めば違う感じ方が出来ると感じた本。要約及び自分なりに今回感じたことを書く。 ・人間には必ず欲がある。著者はその欲を否定する立場にはない。 むしろ欲とは生物の持つ”生きる力”であり、欲に対する情熱を非常に大事に扱うことが人から愛される術なのである。しかし著者は自分に対しては全ての欲を大事にするべきだとは言っていない。この場合において著者は欲を二つに分けている。 一つ目は物欲で、二つ目は物欲以外の欲である。犬を始め多くの動物は物(エサやおもちゃなど)で動く、または動かすことができる。しかし人間はとても強い物欲を持っているが、必ずしも物欲がすべてであるわけではない。だから成功したければ物欲に支配されるのではなく、自分が物欲を支配する立場にならなければならない。なぜなら物欲で動くと個人的な争いに巻き込まれるなど、自分にとっても社会にとっても悪影響であるからだ。従って物欲以外の欲を大切にして生きるべきである。しかし、物欲を支配するのは一筋縄ではいかない。この点に関して著者は「どうせ死んだら自分の物は全て国家、または他人の物になる。従って長い目で見れば自分のものではないのだ。ならそこまでこだわらなくてもよい」という考えを展開している。 ・個人個人に欲がある限り、必ず対立が生まれる。なぜなら欲には個人差があるからである。ではなぜ対立がありながらも世の中はうまく回っているのか。 それは対立の後、調和するからである。このステップを大切にするべきである。なぜなら対立の段階で新しいものが生まれるし、対立があるからこそ納得の行く形で調和に向かうからだ。人の欲は無限大である。故にお互いに言うべきことは言って調和のステップに向かうべきである。そうすれば新しい道がひらける。 私は対立と調和を結ぶ具体的な行動こそが“協力”なのだと感じた。 協力に関して重要な点が4点ある。 ①情けを知ること・・・慈愛の精神を持ち、感謝深くあれ。何があっても頭は低くあれ。 ②慎みを知ること・・・感謝だけでなく恐怖に敏感であれ。ここにおける恐怖のニュアンスは地震が怖いといったような類のものではなく、”誰かに対して申し訳ない”といった類のものである。この点において大切なのは、誰かの為という精神で日々を生活することにあると思う。 ③憤慨しない・・・腹が立つことはあろうが、怒ったところで百害あって一利なしである。怒るくらいならもっと深くにある本質を考える方がお互いの為である。 ④報告を完璧に行う・・・相手から、信頼を得て、スムーズに調和へ向かうためにはマメに報告をし、信頼を積み重ねられるかが大切である。どんなに些細なことでもいちいち報告をするべきである。 ・自分の欲は自分で満たすべきである。具体的には自己評価を一日の終わりにするべきである。なぜなら他人に言われるのとは別の良さがあるし、次の日をもっと大切にできるからである。前述した部分に関連付けると自分の欲を満たすことで他人に対する対立を減らし、よりよい調和へ向かえるからだ。その為にもその日その日を大切に大切に生きるべきである。壮大な夢を描くのもよいが、そのために足元の現実を見落とすことはあってはならない。 ・人間たるもの賢くあってはならない。なぜなら賢くなければ熱意を行動に移さず、理屈ばかり言うため成功できないばかりか、貴重な失敗すらもできないからだ。失敗は貴重な学びの機会を与えてくれるだけでなく、自分から率先して話し、心情を訴えることのできるまたとない機会と出逢いを提供してくれる。だから理屈だけでなく行動を伴う人間であるべきである。その為には少なくとも自分視点では賢くあってはならないのだ。
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私の偉大なメンターの一人 松下政経塾出身者は、ちょっと理念からそれた人も 見受けられるが、松下氏の考えは尊敬に値する。 自分の短所を恥じることなくさらけだし、野望もなく その時を一所懸命に成し遂げた姿に共感
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初めて手にした松下幸之助の本ですが、読み始めるとすぐに人柄に惚れてしまいました。講演集であるため口語で書かれているのも言葉が近くに感じられる理由と思いますが、言葉のひとつひとつに広く大きく包み込まれる感覚があります。 この本により、運命についての価値観、捉え方が変わりました...
初めて手にした松下幸之助の本ですが、読み始めるとすぐに人柄に惚れてしまいました。講演集であるため口語で書かれているのも言葉が近くに感じられる理由と思いますが、言葉のひとつひとつに広く大きく包み込まれる感覚があります。 この本により、運命についての価値観、捉え方が変わりました。 未来は恐れず、今日の一日を大事に生きていくこと そうすることで一瞬一瞬を精一杯、輝いて生きるべきだ と心に教えてくれた大切な本となりました。
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著名な方ではあるが、正直、今までこの方の著作を読んだこともなかった。今はもうまくなってしまったブランドだけど、『National』のブランドもあったとおり、本当に会社を「社会の公器」と考え、実践していた人なんだと感じた。入社式での挨拶等?若い人への講演をテーマ別に体系化し、収録し...
著名な方ではあるが、正直、今までこの方の著作を読んだこともなかった。今はもうまくなってしまったブランドだけど、『National』のブランドもあったとおり、本当に会社を「社会の公器」と考え、実践していた人なんだと感じた。入社式での挨拶等?若い人への講演をテーマ別に体系化し、収録したような本。
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入社前の今、読んでふーん。と納得はするけれど、松下さんの言わんとするところはもっと深いんだろうなぁ。一年後読んで、もうちょっとでも理解できてたらいいな。啓発書というより、松下さんの生き様のほんの一部に触れられるような本でした。
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おおお!っと納得する内容が、短く作者の言葉で書いてあるから、 真実味がある本でした。 ただ、文章が作者の言葉そのままなので、方言?で読みづらくて、 読みこなすのに苦労しました。 心に残ったのは、 仕事は、やっぱり人ありきなんだな。ということ、 頼まれた時の報告をちゃんとしようと思ったこと、 上司も部下も動かせれるような信頼のある働きができるようになりたいと思ったこと。 です。
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本書は、松下幸之助の講演などの記録から編集した本であり、①人間として成長するために、②人生で成功するために、③仕事で成功するために、という3章に渡って構成されている。 全体を通して松下幸之助は、利益は社会に属する(勿論、従業員の給料を支払う為に稼がないといけないことは理解して...
本書は、松下幸之助の講演などの記録から編集した本であり、①人間として成長するために、②人生で成功するために、③仕事で成功するために、という3章に渡って構成されている。 全体を通して松下幸之助は、利益は社会に属する(勿論、従業員の給料を支払う為に稼がないといけないことは理解している)、企業は社会の為にある、社会に愛される企業になるべきである、といったことを伝えている。また、個人としては謙虚であれと言う一方、人は“自分の人生”“自分の仕事”“自分の役職”に対して社長であれと言い、個人を尊重していることがよく示されている。 また、他にも、百花繚乱(咲く花は皆違う。色々の形のものが相調和して、そこに更によき高き美を生み出すところに本当の美がある)や中庸(人間は中庸を保つのが難しいからこの言葉が生まれたのではないか。進まないということではない。真ん中を走れ、ということ)、欲望(欲望は使い方次第であり、満たし方、戒め方をコントロールすることで人を動かせる。欲望が無い人を動かすことは難しい)に対する松下幸之助なりの表現は大変興味深かった。 個人的に最も印象に残った点として、知識と言う重荷と若さに対する考えをあげておく。 まず知識に関して。 彼は、弁慶の七つ道具に例えて、知識が重みになる可能性に警鐘を鳴らしている。弁慶の七つ道具は弁慶だからこそ生かせるものであり、普通の人が持つと重すぎて使いこなせない。知識もそれと同様で、知識を持つ人に人間力が無いと、その知識が重荷になる可能性があると言っている。 また、若さに関しても、彼が齢70歳を過ぎたころの講演で次のように語っている。 『若さは尊さである。私はいくら頑張っても若さであなた達には敵わない。それだけで価値があり、その若さを有効に活かしていくべきだ』 まさにその通り。 社会人になって以来、年次が上の人ばかりに会い、自分の若さ・未熟さを感じない日はないが、若いことを卑下することなくそれを活かしてやっていくべきだと改めて感じた。 平易に読める本ではあるが、その一つ一つの言葉は重く、大変身にしみる一冊である。 尚、本書の冒頭で松下幸之助は、ビジネスパーソンにとって最も大切なものは何かと聞かれ、『皆に愛されること』と語っている。
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商人として努力成功した人、松下幸之助。 タイトルにある通り、人生と仕事についての言葉がのっている本。 言葉自体は古いものもあるが、それらの言葉は現在でもかなり役に立つものばかりである。 独立から会社をあこまで成長させた人間の言葉には重みがある。 また迷った時は読みたいなと思う本。
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