人生と仕事について知っておいてほしいこと の商品レビュー

松下幸之助【述】,PHP総合研究所【編】

2010/05/11

松下幸之助が、主に学生や若手社員に語った講演や記事を収録した一冊
「愛嬌が一番大切」と言うのは、自分には一番重い言葉
愛嬌が大切なのは日々痛感しているし、自分に一番欠けているもの
文章の端々に時代の違いを感じるし、「滅私奉公する従業員とそれに報いる
家族的経営者」と言うのは現代では難しいのではないか

2010/03/24

松下幸之助氏が生前に大事にしていたことが、とてもよく伝わります。現代に働く我々も見習った方がいい箇所も多々あるのではないでしょうか。
しかし、松下氏の話し言葉をそのまま文章にしているので、少し読みづらいところもあります。耳から聞くともっとよく分かるのでしょうね。

2010/01/10

【老若男女から愛される人間になる】

これを今年の目標に設定して以来、”愛される”という単語にカラーバスが回るようになった。

この本でも、一番刺さったのが次の文。

＞「ビジネスパーソンにとって最も重要な責務は何か」と尋ねられた時の松下幸之助の答え
「まあ、簡単にいうと、みんなに愛されることですね」

ビジネスパーソンだけでなく、人間として重要なことだと強く思う。
一人では何もできない。
みんなに愛されて、できる範囲が増える。
そのために「感謝」「感動」「関心」を多くの人に伝える必要がある。

＊＊＊

「今自分がもっている財産というものは、自分が死んだときにもっていくことができない。死んだらだれかにあげなければならない。跡取りにやるか、親戚にあげるか、跡取りも親戚もなければ国家にもっていく。つまり本質的にはみんなおれのものではない」

「約五十年たって考えてみますと、大志を抱いて仕事をして成功したということはいえないけれども、その日その日というものを、まじめにやってきたということによって、大志をもって仕事に取り組んだのと同じような成果をあげてきたのではないか」

「仕事のないのを嘆じる人は、真に仕事をみつけることに努力しないからではなかろうか」