フレームワークを使いこなすための50問 の商品レビュー
あくまで「フレームワーク」に関連した内容。 「使いこなすためにどうするか」という「問い」の形式で進んでいるが、今一つ共感が持てない部分が多かった。 (50問中で興味ある内容もあったが、正直少数だった) 事業分析、経営戦略は単純にフレームワークに沿って作成すればそれでOKということ...
あくまで「フレームワーク」に関連した内容。 「使いこなすためにどうするか」という「問い」の形式で進んでいるが、今一つ共感が持てない部分が多かった。 (50問中で興味ある内容もあったが、正直少数だった) 事業分析、経営戦略は単純にフレームワークに沿って作成すればそれでOKということは決してない。 フレームワークはあくまで一つの形式であって、それをどうやって使いこなすのかが大事だ。 どういう経験を持った人が、どういう視点で効果的に使うかで、フレームワークの意味は大きく違ってくる。 もしそれが経営戦略を策定するツールだとすれば、果たしてそのツールは誰が持つべきなのか。 使いこなせない人がそのツールを使っても全く意味がないのだ。 ただの机上の空論だ。 もし仮に、その内容が素晴らしいものだとしても、フレームワークが上手く行かない要因。 それは企画立案者と現場実行者が異なるために、大きく温度差があるということだ。 現場は企画者に、企画者は現場に対し双方で「分かってない」と言い合う。 上が考えたことを、現場に押し付けるから、そもそも協力しようとも思わない。 これでは当然にどんなフレームワークがあろうと上手くいくはずがない。 本書ではもちろんこれらのことが指摘されているが、「じゃあどうする」に対して、いきなり根性論(感情論)的な解決策が示される。 「そんなものは熱意を持って説得すべし」 そんなことを言ったところで、簡単に解決できる訳がない。 その点が本書の残念なところなのである。 経営戦略の本は数多ある。MBA取得者だって、日本には何人もいる。 しかし経営が上手く行っていると言える企業は数少ないと感じる。 やはりもっと突っ込んで議論をしなければいけない点だ。 なぜ我々は勝てないのか?この問いに真摯に向き合うしかない。 (2021/6/6)
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経営戦略策定・実行のための実践的な書物だと思う。経営戦略策定の全体像と各種フレームワークの使いどころがマピングされていて分かりやすい。1つ1つのフレームワークの説明は上っ面ではなく、根本的な考え方、使うべきタイミング、良く陥る間違い等が解説されており、非常に勉強になった。
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(再読) 4~5年ぶりに読み返したが、とても良本ということに気づいた本 当時は正しいフレームワークの使い方の本という認識であったが、問題を解くための問いを正しく設定する為の本であり、またその際に陥りがちな罠を回避する為の本であった (現状分析とは) ・収集された情報の意味合い...
(再読) 4~5年ぶりに読み返したが、とても良本ということに気づいた本 当時は正しいフレームワークの使い方の本という認識であったが、問題を解くための問いを正しく設定する為の本であり、またその際に陥りがちな罠を回避する為の本であった (現状分析とは) ・収集された情報の意味合いを考え、情報から導き出す視点・示唆を炙り出し、アクションにつなげていく ・市場(5Fs:ステークホルダーの変化は自社のビジネスのどのような影響を与えるか?儲かるか?、PEST:業界にどのような変化が生じるか?、顧客構造:顧客のニーズ変化は?)→競合(VC)→自社(VC)の順番で分析することで、外部環境の変化要素を検討した上で、自社の対応を考える 【市場】 – 市場はどう変化しているのか – かつての成功要因は機能しなくなっているのではないか? – 今後の成功要因は何か 【競合】 – 市場の変化の競合はどのように対応しているのか – その対応に必要な経営資源はどのようなものか 【自社】 – 市場の変化に対して自社はどのように対応すべきか – 競合企業の対応で参考になる対応は何か – その対応に必要な経営資源は何か (常に問うべき問い) ・何が問題か? ・何が成功の肝か? ・自分の軸(視点)は? (その他) ・BCG-PPMの縦軸は市場成長性=市場魅力度=競争の激しさ=投資の必要性、横軸じゃ相対マーケットシェア=生産コスト=利益の出しやすさ=投資の資源の得易さ
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Q1が、「なぜ経営戦略は機能しないのか」で、そのAが、?戦略を正しく策定できない?戦略を正しく実行できない?戦略を継続する根性がない、の分解まではよいとして、?のブレイクダウンで、「経営戦略は他人事」「戦略リテラシーがない」との分析に唖然とし、その時点で読むのをやめてしまおうかと...
Q1が、「なぜ経営戦略は機能しないのか」で、そのAが、?戦略を正しく策定できない?戦略を正しく実行できない?戦略を継続する根性がない、の分解まではよいとして、?のブレイクダウンで、「経営戦略は他人事」「戦略リテラシーがない」との分析に唖然とし、その時点で読むのをやめてしまおうかと思ったが、そのあとは意外と盛り返して、トータルとしてはなかなかよかったのではないか。 一番良かったのは、Qに対して、Aが言い切っていること。ありがちなのが、毒にも薬にもならない曖昧な表現で逃げてしまうことがよくあるが、本書はたとえば、「コストリーダーシップ」と「差別化」両立できない、などとはっきり言い切るあたり、頼もしい。フレームワーク使用で疑問におもったとき、読み返したくなる参考書である。
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フレームワークは知っているが、ちゃんと使えていないと感じる方。本質とは何か?自分で考えたい人にお勧めの一冊です。 フレームワークは知っているけど、うまく使えない。 では、そうすればよいのか?フレームワークを正しく理解し、正しく使うための一冊です。 フレームワークはあくまで道具...
フレームワークは知っているが、ちゃんと使えていないと感じる方。本質とは何か?自分で考えたい人にお勧めの一冊です。 フレームワークは知っているけど、うまく使えない。 では、そうすればよいのか?フレームワークを正しく理解し、正しく使うための一冊です。 フレームワークはあくまで道具。 それをいかに正しく使うのか。 実務で使うために読みたい一冊です。
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フレームワークを用いての戦略設定確認のを目的としてさら〜っと読む。日本企業の抱える問題が、時を同じくして読んでいる「零戦萌ゆ」で提示されている日本軍が抱えていた諸問題と重なる。
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経営戦略の策定と実行を理解する本。 経営戦略の全体像→個別のフレームワークを使いこなすためのポイント→戦略を実行するための要件(組織・個人)の順に書かれていてわかりやすい。 戦略策定の能力を上げるというと、知っているフレームワークの数を増やすことに主眼を置きがちだが、この本は単な...
経営戦略の策定と実行を理解する本。 経営戦略の全体像→個別のフレームワークを使いこなすためのポイント→戦略を実行するための要件(組織・個人)の順に書かれていてわかりやすい。 戦略策定の能力を上げるというと、知っているフレームワークの数を増やすことに主眼を置きがちだが、この本は単なるフレームワークの紹介に終わらず、①それぞれの位置づけ②何をどこまで分析すればよいかにいて触れられている点が非常にためになる。また、戦略の策定とどまらず、実行のためのポイントについても書かれておりこの点も非常に参考になった。 自分の業務に引き付けて考えると、何をどこまで分析するのかがあまり理解できておらず中途半端な戦略・提案になっていることが多いと感じた。特に、市場や競合のデータが手に入りにくいため入手しやすい自社の分析に偏りがちという指摘は耳が痛い。ただどのようにこれらの部分について信頼性の高い情報を入手するかという点は答えがなく非常に難しいか出汁である。加えて、普通に企業に勤めて日々の業務を一生懸命こなしているとどうしても内向きの意識にこもりやすくそれがよい戦略を策定できない原因になっているということだ。外に目を向けることの重要性を実感。 これだけフレームワークが一般に知られるようになってもコンサルの人たちの仕事が減っていかないのは、フレームワークを使いこなせる人は増えていない(一般的なフレームワークの紹介本を読んでもつかいこなせるようにはならない)ことと内向きの意識にとらわれて考えることが習慣化しているためではないかと思った。 内向きのマインドを変えること必要な情報にアクセスできる方法を確立することが正しい戦略を立案するにあたっての当面の課題と認識。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
非常にわかりやすく本質がしるされている名著 <メモ> ・経営戦略が成功しない=策定がきちんとできていない✖︎実行できていない✖︎継続できていない ・3Cが必要なのに取り組みやすさから自社情報が中心になってしまっている ・フレームワークとは情報をMECEに整理する枠組みのこと ・全社戦略の策定とは、経営資源配分を決めること、事業領域を決めること、成長戦略を決めることの三つからなる。 ・BCG PPMは独立採算の壁を取っ払って資源配分を考えるときに用いるもの。一事業部などで用いるものではない。 ・成長戦略はターゲット拡大、サービス転用などが主。 ・情報収集は現状改善につながる問題点のあぶり出しができて始めて役に立つ。視点、示唆を抽出すること。 ・分析できない理由 ①フレームワークを使わないため情報整理できない②仮説をもたないから、視点や示唆が出てこない③限られた情報から判断する勇気をもてない。 ・SWOTの、外部内部は自社がコントロールできるかどうか。 ・現状分析は3CとSWOTからはじまる。市場分析でPEST分析で外部環境を業界分析で5F分析を ・競合分析でバリューチェーン分析を行う。3Cでは市場、競合、自社の順に分析を行う。目的は自社の弱点をあきらかにすること。市場動向から自社の目指す強みを見つけること。 ・OT分析で機会に貢献できる機能は優れていて、対応できないものは劣っていることになる。 ・市場分析は市場の変化、それによる自社や競合への影響、そして、市場の変化に伴う成功要因を明らかにするために行う。 ・マクロ環境、競争環境、顧客環境の三つを分析する。 マクロ環境分析は自社に最も影響がある要因について、未来を予測するために行う。 顧客分析は現状分析、顧客奪取、顧客拡大の順に分析をすすめる 競合分析はまずゲームの結果、パフォーマンスを明らかにしてから、その原因をバリューチェーンなどでさぐる。 ・中期経営計画を現場で腹に落とさせるために 必要性を感じるか、実行して損しないか、自分でできると思えるか。 ・必要と思うには、ゴールの妥当性とそのための手段がまっとうなものと感じることが必要 ・wbs タスクは事前にゴールと成果評価基準を、決めておくべき ・戦略立案者に求められるスキル 現状分析力 戦略策定力 戦略実行力 実行継続力 自分の軸と自信が必要 ・競合分析により自社のビジネス構造を、理解するトレーニング。強み、弱み ・様々な業種のビジネス構造を比較するトレーニング 問題を創造するトレーニング。新聞記事などをヒントに背景を考えるなど。 伝え続けること。
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【目的】 主に戦略立案の担当者向けに、経営戦略の必要有無、経営戦略が機能しない理由、戦略が機能していない場合にどうしたら機能するのかを明らかにする。 【収穫】 今まで全く意識しなかったフレームワークを使う目的とタイミングを意識するようになり、戦略リテラシーが向上した。 【概要...
【目的】 主に戦略立案の担当者向けに、経営戦略の必要有無、経営戦略が機能しない理由、戦略が機能していない場合にどうしたら機能するのかを明らかにする。 【収穫】 今まで全く意識しなかったフレームワークを使う目的とタイミングを意識するようになり、戦略リテラシーが向上した。 【概要】 本書は、全50問からなる問題集の形式をとり、経営戦略の策定から実行にかかるプロセスにおける必要要素や課題を考えていくことで、理解が深められるようになっている。 PART1 : なぜ経営戦略は機能しないのか? PART2 : なぜ現状分析は機能しないのか? PART3 : なぜ戦略策定は機能しないのか? PART4 : なぜ中期経営計画は計画通りに実行されないのか? PART5 : 経営戦略を機能させるための必須スキル 例えば、なぜ経営戦略が機能しないのかという問いに対しては、以下のいずれかがうまくいかない場合に戦略は機能しないという解が与えられている。 ・戦略を正しく「策定」できない ・戦略を正しく「実行」できない ・戦略を「継続」する根性がない この次には、それぞれがなぜうまくいかないかという問いが出てくる。例えば、戦略を正しく「実行」できない理由を考えると、経営戦略が他人事だったり、戦略リテラシーの欠如という原因が出てくる。そうすると、それをどうすれば解決できるかという様に、連続した問いによって経営戦略を機能させる勘所を明らかにしていくことができる。 【感想】 非常におすすめ。戦略論に関する本ではなく、戦略の目的からそれを策定し実行するプロセスにおいて必要な要素を解説したものだが、フレームワークを使う目的・タイミングをきっちり理解するということは今まであまり学習しなかったこともあり、参考になる話が多かった。また、経営戦略という大きな範囲だけでなく、目標と達成プロセスの提示などは、チームや自分自身の活動に応用可能とも感じた。
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Part1が全社戦略、Part2が事業戦略の現状分析、Part3が事業戦略の戦略策定、Part4が実行の管理について、と戦略策定のフローに沿って解説されているので、戦略策定の大枠を掴むのには適している。 Part2の内容がよかった。
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