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教育の職業的意義 の商品レビュー

3.9

39件のお客様レビュー

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2010/10/10

表題から自分がイメージした内容では無くて、読んでて内容が全然入ってきませんでした。 不完全な現状を憂えていて、こういう風に考えられないだろうか、っていう意見ぽいことが書かれているのですが、何かが欠落しているように思います。 現実が色々な事象がからみあっての今なのに、それに対しての...

表題から自分がイメージした内容では無くて、読んでて内容が全然入ってきませんでした。 不完全な現状を憂えていて、こういう風に考えられないだろうか、っていう意見ぽいことが書かれているのですが、何かが欠落しているように思います。 現実が色々な事象がからみあっての今なのに、それに対しての意見としては視点が少なすぎます。

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2010/09/04

最近のキャリア教育になんとなく違和感を感じていたが、その理由がこの本を読むとよくわかります。社会問題を個人の問題にすり替え、自己責任で解決しろという立場は問題です。戦後の高度成長時代に、その時代のニーズによって確立された終身雇用や新卒一括採用という制度を温存したままで、若者にキャ...

最近のキャリア教育になんとなく違和感を感じていたが、その理由がこの本を読むとよくわかります。社会問題を個人の問題にすり替え、自己責任で解決しろという立場は問題です。戦後の高度成長時代に、その時代のニーズによって確立された終身雇用や新卒一括採用という制度を温存したままで、若者にキャリアを考えさせるのは若者を余計混乱させるだけです。しかし、どうすればよいのかという部分は結構難しい。まずは、この事実を若者が理解して戦略を考えることが必要。たあとえば、大学卒の男子の56%しか就職できないことを知るべきだ。

Posted byブクログ

2010/12/26

日本の教育には仕事で活かすことが実利に直結する能力の涵養効果がない。現代の若者の失業率の高さ、フリーター・ニート問題。これらは社会の問題ではなくもはや個人の能力の問題である。だからこそ、教育が職業的能力を育む必要が生じるというのがこの本の骨子。 私はこの考え方に反対。というの...

日本の教育には仕事で活かすことが実利に直結する能力の涵養効果がない。現代の若者の失業率の高さ、フリーター・ニート問題。これらは社会の問題ではなくもはや個人の能力の問題である。だからこそ、教育が職業的能力を育む必要が生じるというのがこの本の骨子。 私はこの考え方に反対。というのも、職業的能力を学校が育むとしたらそれは学校ではなくて就職予備校になるからだ。むしろ、学生の勤勉が社会に評価するシステムを作るべきだ。なぜなら、それが学生のインセンティブになるから。

Posted byブクログ

2014/10/28

[ 内容 ] 一九九〇年代に、若者の仕事は大きく変貌した。 非正規社員の増加、不安定な雇用、劣悪な賃金…。 なぜ若年労働者ばかりが、過酷な就労環境に甘んじなければならないのか。 それは、戦後日本において「教育の職業的意義」が軽視され、学校で職業能力を形成する機会が失われてきたこと...

[ 内容 ] 一九九〇年代に、若者の仕事は大きく変貌した。 非正規社員の増加、不安定な雇用、劣悪な賃金…。 なぜ若年労働者ばかりが、過酷な就労環境に甘んじなければならないのか。 それは、戦後日本において「教育の職業的意義」が軽視され、学校で職業能力を形成する機会が失われてきたことと密接な関係がある。 本書では、教育学、社会学、運動論のさまざまな議論を整理しながら、“適応”と“抵抗”の両面を備えた「教育の職業的意義」をさぐっていく。 「柔軟な専門性」という原理によって、遮断された教育と社会とにもういちど架橋し、教育という一隅から日本社会の再編に取り組む。 [ 目次 ] 序章 あらかじめの反論 第1章 なぜ今「教育の職業的意義」が求められるのか 第2章 見失われてきた「教育の職業的意義」 第3章 国際的に見た日本の「教育の職業的意義」の特異性 第4章 「教育の職金的意義」にとっての障害 第5章 「教育の職業的意義」の構築に向けて [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/06/17

先輩に借りた本第2弾。 はじめタイトルを見たとき、教師の職業倫理の話かと思ったが、中身は職業教育の話。タイトルが悪い。 じっくり読み込んだわけではないが、長い割には要は何、というところがよくわからなかった。特に現在職業教育が求められている背景。格差拡大・派遣労働?だけでは飛躍...

先輩に借りた本第2弾。 はじめタイトルを見たとき、教師の職業倫理の話かと思ったが、中身は職業教育の話。タイトルが悪い。 じっくり読み込んだわけではないが、長い割には要は何、というところがよくわからなかった。特に現在職業教育が求められている背景。格差拡大・派遣労働?だけでは飛躍していないだろうか。 あと専門学校や資格学校がある中、職業教育が不足している背景がよくわからなかった。

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2010/05/25

いわゆる「就職」でなく「就社」であったこれまでの日本における教育と社会の関係の実体がよく分かった。これまでの日本は「何が出来るか(職能)ではなく、「どれだけ優秀か(潜在能力)」で人を採用するため、新卒一括採用、学歴主義が行われてきた。しかし、これこそ高度経済成長期に特有な状況であ...

いわゆる「就職」でなく「就社」であったこれまでの日本における教育と社会の関係の実体がよく分かった。これまでの日本は「何が出来るか(職能)ではなく、「どれだけ優秀か(潜在能力)」で人を採用するため、新卒一括採用、学歴主義が行われてきた。しかし、これこそ高度経済成長期に特有な状況であったのであり、戦後50年の状況こそ特別だったと言うことになる。したがって、いつまでも戦後の良かった時代の習慣にしがみついていることは出来ない。 また、最近大学でやたらと喧伝される「キャリア教育」なるものの怪しさを、本書を読んで再確認できた。「自分のキャリアを自分で作り出せ」「自分探し」「夢を追いかけろ」的なものはナンセンスだと思っていたが、単にプレッシャーを掛けるだけで、その様なことが一体何を生み出すのか。 筆者も最後に述べているが、本書は大学における職業教育において必要な要素を提示しているが、具体的なカリキュラム等を提示しているわけではない点に注意。

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2010/02/24

課題文献 レポート、ウケ狙って書く。今になってちょっと狙いすぎたなとおもいつつ、提出期限まであと20分という時間を呪う。 「教育の職業的意義」に僕も賛成するところである。職業的意義を教育制度に考慮することで社会に対する知見もより高度なものとなるだろうし、それが昨今の「若者の政治的...

課題文献 レポート、ウケ狙って書く。今になってちょっと狙いすぎたなとおもいつつ、提出期限まであと20分という時間を呪う。 「教育の職業的意義」に僕も賛成するところである。職業的意義を教育制度に考慮することで社会に対する知見もより高度なものとなるだろうし、それが昨今の「若者の政治的無関心」という問題の解決糸口にもなるのではないだろうか。

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2010/01/05

2010年最初の読破本。 今の高校生には「教科指導」の他に「現実」を見せることも重要。 ただ、それをどのように行うかが課題。 今の高校生を見ていると、なかなか難しいなぁ。

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2010/02/20

2009.12.12購入。 学校と社会をいかに関連付けていくか。 普通科教育を受けても、社会に出たときに即適応できるかと言えばそうではないと筆者は指摘したうえで、社会の現実を教える必要があると説く。 社会に出る、そのために専門的な教育と使用者側への抵抗の手段について教育が教えるべ...

2009.12.12購入。 学校と社会をいかに関連付けていくか。 普通科教育を受けても、社会に出たときに即適応できるかと言えばそうではないと筆者は指摘したうえで、社会の現実を教える必要があると説く。 社会に出る、そのために専門的な教育と使用者側への抵抗の手段について教育が教えるべきであるとする筆者の論は分かるが、具体的に「どのように」というのがなかったのが残念。それは筆者もあとがきで指摘している通りである。

Posted byブクログ