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水魑の如き沈むもの の商品レビュー

3.8

55件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2013/09/01

刀城言耶シリーズ長編。 悪役がまた憎らしい…いつもと違い?最後が爽やかだった。游魔はいいキャラだったな。蔵の中の何かの描写は相変わらず嫌な感じでした。

Posted byブクログ

2013/04/16

はぁ・・面白かったぁ。 けど、今までとはちょっと違う感じ。 心霊色が強い? 結界とか呪術とか、今まであんまりはっきり出てこなかったものが 今回は普通に機能していた。 4つの神社と雨乞いの儀式。 神男、宮司が殺される連続殺人事件。 りゅうまが面白かった。 彼と言耶の陋屋でのや...

はぁ・・面白かったぁ。 けど、今までとはちょっと違う感じ。 心霊色が強い? 結界とか呪術とか、今まであんまりはっきり出てこなかったものが 今回は普通に機能していた。 4つの神社と雨乞いの儀式。 神男、宮司が殺される連続殺人事件。 りゅうまが面白かった。 彼と言耶の陋屋でのやり取りが微笑ましかった。 ていうかちょっと笑った。

Posted byブクログ

2013/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めるまでは、本はすっごい分厚いし、 登場人物もかなり多くて(特に本作は)、少し構えてしまうというか 軽い気合が必要だったりするけど、読み始めてしまえば どんどん読めてしまうのが刀城言耶シリーズのすごいところ。 本作を読む前に読んだ『密室の如き籠るもの』は 短篇集だったので、物語にずっぽりハマり込める 長編作品に対する飢えみたいなものがあって、 読み始めて、これだよこれ!という感覚がこみ上げてきた。 やっぱり刀城言耶シリーズの真骨頂は長編だなと痛感。 ただ、刀城言耶シリーズも6作目に入って、 定型パターンの繰り返しを避けているのか、 今回はなんとなく登場人物をしっかり掘り下げて ストーリー・物語としての面白さを志向しているように思えた。 冒頭では、刀城言耶と阿武隈川烏、祖父江偲の 3人による掛け合いと舞台説明及び怪奇譚紹介、 前半部分は宮木一家(主に3姉弟)と波美の人々による 人間ドラマと怪奇譚が中心に描かれていて、 人と人との絡み合い(愛憎)・もつれ合いの比重が高い。 その流れで、編集者・祖父江偲の現地同行があったのだろうし、 左霧という思わず「おっ?!」となる名前が出てきたのかなと。 (期待にそぐわず『厭魅の如き憑くもの』で出てきた神々櫛村出身) なにより、ミステリーとして見た場合、 本作は明らかに物語の展開が遅い。 なにしろ、かなり分厚い本書の半分を読んでも まだ事件が起こってすらいないのだから。 その分というか、後半は次々に事件が起こって、 一気にミステリー色が強くなるので、帳尻としては 合っているような気もしなくもない。 なお、シリーズ通してずっと二転三転する 刀城言耶の探偵っぷりだけど、 個人的には人間味が感じられてこういう感じのほうが好き。 疑問点を取材ノートに箇条書きして必死に考え抜き、 真相わからないのか?と聞かれれば 素直に「さっぱりわかりません」と答える。 数分前まで真犯人はこの人だと言っていたのに よく考えたら違ってました、やっぱりこの人でしたと訂正する。 いいじゃないですか(笑) IQが超高い天才名探偵が真相を瞬時につかみとり、 「なんでそんなこともわからないんだ、石岡君」と 苛立ちと共に馬鹿にされる。 そんなミステリーばかり読んできたので、 刀城言耶の探偵っぷりは正直ホッとする(笑)

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2012/10/04

最初の阿武隈川先輩が多少面倒くさかったですが、いざ村に入ってしまえば怒涛の如く展開していきました。相変わらず後手後手に回ると言ってしまえばそれまでですが、まあ、推理を楽しむのではなく、雰囲気を楽しむ話と思っているのでそんなものかと。ちょこっと以前の話に出てきた村とかも出てくるので...

最初の阿武隈川先輩が多少面倒くさかったですが、いざ村に入ってしまえば怒涛の如く展開していきました。相変わらず後手後手に回ると言ってしまえばそれまでですが、まあ、推理を楽しむのではなく、雰囲気を楽しむ話と思っているのでそんなものかと。ちょこっと以前の話に出てきた村とかも出てくるのですが、そのあたりの関連を自分がすっかり忘れていて残念でした。

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2012/09/03

一人一人のキャラクターの人間らしさというものがすごいと思います。執着や信念、愛・恋、強さや弱さなどが混じりに混じってとても人間らしい感じがします。相変わらずなどんでん返しに次ぐどんでん返しやおぞましいいろいろなこと・もの、怪異などは期待を裏切りません。 座敷牢の怖さといったら…怖...

一人一人のキャラクターの人間らしさというものがすごいと思います。執着や信念、愛・恋、強さや弱さなどが混じりに混じってとても人間らしい感じがします。相変わらずなどんでん返しに次ぐどんでん返しやおぞましいいろいろなこと・もの、怪異などは期待を裏切りません。 座敷牢の怖さといったら…怖かったです。

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2014/09/18

初東城雅哉。章タイトル的に「一応事件は解決したかに見えたが、新たな事実により推理が覆され、直後に村は水没。登場人物ほとんど死亡で真相不明。そもそも犯人は人間だったのか?」みたいな展開になると思ってたが。龍璽は本当に嫌なやつだったな。ミステリとかホラーだったら始まった早々に死んでる...

初東城雅哉。章タイトル的に「一応事件は解決したかに見えたが、新たな事実により推理が覆され、直後に村は水没。登場人物ほとんど死亡で真相不明。そもそも犯人は人間だったのか?」みたいな展開になると思ってたが。龍璽は本当に嫌なやつだったな。ミステリとかホラーだったら始まった早々に死んでるキャラだよな。とは言え事件起こるの2/3過ぎてからだしな〜。正一視点の記述が有るってのはやっぱり罠だった。凶鳥みたいに東城雅哉がダラダラ薀蓄垂れ流さなかったのは良し。ああいうのは分かりやすい文章書ける作家でないと難しいし。

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2012/05/31

刀城言耶シリーズ長編。 今回の事件は、奈良の山奥の村で行われる雨乞いの儀の中で起こった連続殺人モノ。今作では冒頭から阿武隈川や祖父江らが出てきて引っ掻き回されたせいか、ページを捲るのが憚られるような怖さに襲われるのは免れた。途中、座敷牢の話の時はさすがに怖かったけど、、、。 事...

刀城言耶シリーズ長編。 今回の事件は、奈良の山奥の村で行われる雨乞いの儀の中で起こった連続殺人モノ。今作では冒頭から阿武隈川や祖父江らが出てきて引っ掻き回されたせいか、ページを捲るのが憚られるような怖さに襲われるのは免れた。途中、座敷牢の話の時はさすがに怖かったけど、、、。 事件の真相は、いつもの如く刀城言耶の推理が迷走し、二転三転。なかなか真相に辿り着けなくて、多少苛々しないでもないが、まぁ、それも刀城言耶の人間らしさが出て良いのかな。真犯人は何となく途中で予想ついて、あぁやっぱり、だったのだけれど、相変わらずの面白さでした。終章で関係者のその後も覗え、意外に読後感も良かった。

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2011/12/10

状況を説明している部分がちょっとわかりにくかった。 雰囲気はとても好きな世界です。 ただ、霊的な存在の場面は、ちょっと怖かった。 いつも寝る前に読書をするんだけど、寝る前は少し控えました。

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2011/11/28

はじめて読む作家さん。 刀城言耶シリーズ長編5作目。 怖がらせようおどかそうという姿勢が見えて 逆に怖くなかった。 (怖がりなのでありがたかった 笑) 超常現象は主観で語られているので 極端に現実離れせずに読めました。 他のシリーズも読みたいけど、表紙が怖い!

Posted byブクログ

2011/11/27

奈良の山中で行なわれる雨乞いの儀式を見学に訪れた刀城言耶。その眼前、衆人環視の密室ともいえる状況で事件が……。 シリーズ第5弾。土俗的な恐怖感を煽る舞台設定や、解決編での怒涛のドンデン返しが相変わらず見事。リーダビリティもシリーズ随一。ただホラー度は少しおとなし目かな。

Posted byブクログ