晩夏に捧ぐ の商品レビュー

大崎梢【著】

2010/05/07

成風堂書店に働く店員が本屋にまつわる謎を解く、本格書店ミステリ。

第二弾は出張編。

信州・長野の老舗書店に起きた幽霊騒ぎ。

幽霊の正体は27年前の殺人事件の犯人？！

書店の休日を利用した3日間で謎は解けるの？！

結果は作品を読んでご確認ください。

2010/04/10

　仕事中におきた謎を多絵ちゃんが解いてくれる「本屋さんの裏話」みたいな雰囲気が気にいっていたので、場所も変わって殺人事件までいっちゃうと、ちょっと似合わない気がしました。
　そして、登場人物がたくさんいるせいか、それぞれのキャラクターが薄く感じました。１冊目は短編だから登場人物について深く知りたくなる前に話が終わるから良いのだけど、長編はキャラクターもしっかり書いて欲しかったです。

　主人公たちのキャラに頼りっぱなしのような気がするので、もうちょっと冊数を出してからの方が良かったんじゃないかなぁ･･･２冊目では早い気がします。
　なんだか全体的にがっかり感が強かったですが、シリーズ自体は好きなのでこれから読むシリーズ３冊目は楽しみです。

2010/04/02

前回に引き続き面白かったです。

でも、出張の挙句に殺人まで絡ませなくてもいいのでは…と思いました。
「配達赤ずきん」の短編集のテンポがよかったからよけいにそう思ったのかも。

多絵ちゃんの頭のキレはさすがだけど、杏子さんがたまに見せる「考えなさっぷり」にイラッと感じることも。
後は、2人を招いた美保さんのキャラが個人的にダメでした。
どうしても「サバサバした姉御肌の」というよりは「自分勝手で強引」に感じてしまった。

2010/03/25

『配達あかずきん』で大好きな書店を舞台にしたミステリを大いに堪能したので、今回も期待たっぷりで挑んだ。前回のような本屋の「あるある」ネタは若干少なかったものの、幻の原稿にまつわるミステリは長編ならではのボリュームもあり楽しめた。

2010/03/20

内容紹介
信州の老舗書店が閉店の危機!? 元同僚からの手紙に、杏子と多絵は休みを利用して、その書店を訪ねることに。書店専門の名探偵、長野で大活躍! 本格書店ミステリ第2弾。
内容（「BOOK」データベースより）
駅ビルの書店で働く杏子のもとに、長野に住む元同僚・美保から手紙が届いた。彼女の勤める地元の老舗書店に幽霊が出るようになり、おかげで店が存亡の危機にあると知らされた杏子は、アルバイトの多絵と共に信州へ赴いた。だが幽霊騒ぎだけでなく、二十七年前に老大作家が弟子に殺された事件をめぐる謎までもが二人を待っていて…。人気の本格書店ミステリ、シリーズ初長編。

2010/03/20

長編。引き込まれ感がある様に思えて、読み進みが悪かった。
多絵ちゃんの名推理と判断力は素晴らしい。

2010/03/11

本屋の店員が謎を解く！
２冊目で、出張編。
帰郷して老舗の本屋（通称まるう堂）に勤めている美保から杏子に頼みが。
名探偵のアルバイト店員・多絵を連れて謎を解きに来て欲しいという…
嘉多山成治という作家が弟子に殺された事件があり、その弟子の幽霊が本屋に出没？
老店主は店を閉めることまで考える悩みよう。
かっては大作家の恩恵を受けて栄えた田舎町。弟子の小松秋郎は真犯人ではないのではという説も飛び交う。
真相は…？
今回は殺人事件有りで、ちょっと怖い雰囲気ですが２７年前なのでまあ・…。

2010/02/15

成風堂シリーズ初の長編。
相変わらず本屋の描写は楽しくて楽しくて羨ましい。嫌なことだってあるに決まってるけど本を扱う仕事ってだけで羨ましいな。
ミステリとしては、素直だなぁ、と。ひねりがないというか。
多絵と杏子の話としては物足りない。短編の方が二人の性格やかけあいやそういったものが際立ってたと思う。
謎解きそのものも薄味だったなぁ。

2010/02/10

今度は出張書店探偵さん。長編だけどさらーっと読めます。皆さん仰るように前作のがインパクトあったかな。

2010/02/06

本屋の店員さん、本格事件に挑戦。

書店の業務まで分かる、本屋好き用の作品。
生き残りを図る地方の老舗本屋が舞台。

日常ミステリではなく、番外編なので本格ミステリで。

先日、地方の老舗本屋が惜しまれつつ閉店ってニュースやってたけど、
モデルかと思った。