1,800円以上の注文で送料無料

晩夏に捧ぐ の商品レビュー

3.2

124件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/02/13

これはこれで楽しめたけど,短編の方が好み。 シリーズ1作目はKindle読み放題で読めた。面白かったので次作も読みたいと思ったのだが,読み放題になかったので,図書館から借用。

Posted byブクログ

2023/12/24

本屋さんの本としてとっても面白いし、多絵ちゃんの肝の据わりようには感服しちゃう。でも、もったいぶったわりに最後は矢継ぎ早となってしまった印象。

Posted byブクログ

2023/10/09

「成風堂書店事件メモ」の2冊目。 今回は〈出張編〉とあるように(実際は出張ではなく休暇なのだが)、元同僚から頼まれた杏子さんが多絵ちゃんを伴ってとある老舗書店の幽霊騒ぎを解決するために赴いた信州でのお話。 幽霊騒ぎは27年前に老作家が弟子に殺された事件につながっているようで、且...

「成風堂書店事件メモ」の2冊目。 今回は〈出張編〉とあるように(実際は出張ではなく休暇なのだが)、元同僚から頼まれた杏子さんが多絵ちゃんを伴ってとある老舗書店の幽霊騒ぎを解決するために赴いた信州でのお話。 幽霊騒ぎは27年前に老作家が弟子に殺された事件につながっているようで、且つ最近その関係者の近辺で小火や空き巣が起こっているよう。 いわくありげな人たちが次々と登場し、そこから話を聞いて回る二人の様子を読むのは楽しいが、27年前の話にも関わらずちょっと段取りが良すぎる感はあり。 合間には老店主のこだわりが詰まった老舗書店やその息子が開いたメディアミックス書店の描写があって、このシリーズには欠かせない本屋愛にも溢れているが、長編の推理ものとしてはちょっと間延びした印象も。 聞き回っていく過程で『私にとっても本屋は特別な場所なんですよ』と言う多絵ちゃんの意外な一面が見られたのは良かったが、謎解きについては彼女が犯人に気付いた理由や幽霊の手口がよく分からず、動機や幻の原稿を巡って明かされた真実にもあまりスッキリしなかった。 『本屋の店員たぶらかして、ただですむと思うなよ』って、なかなかの決め台詞だわ。

Posted byブクログ

2023/07/20

前作がとてもよかったので。 今回は長編で殺人事件が絡んでいるので、やはりしんみりとした雰囲気。 前作のように短編集の方がキレがあったかも。

Posted byブクログ

2023/06/04

杏子と多絵の威風堂書店員コンビ。 故郷に帰った元同僚が務める長野県の書店、まるう書店に持ち上がった幽霊騒動に巻き込まれる。 幽霊騒動は、その町で27年前に起きた、地元の作家、嘉多山成治惨殺事件に関わっているらしい。 滅多刺しにされた作家の傍らにいる状態で発見され、そのまま収監さ...

杏子と多絵の威風堂書店員コンビ。 故郷に帰った元同僚が務める長野県の書店、まるう書店に持ち上がった幽霊騒動に巻き込まれる。 幽霊騒動は、その町で27年前に起きた、地元の作家、嘉多山成治惨殺事件に関わっているらしい。 滅多刺しにされた作家の傍らにいる状態で発見され、そのまま収監された内弟子の小松秋郎。 彼は犯行を否定もせず、しかし事件について何も語らず、事件の二年後獄死する。 事件の起きた晩に書かれたはずの原稿は消えたまま。 事件は秋郎の逮捕で「解決した」はずなのに、なにかおかしい。 これを多絵たちが解き明かしていくのだが…。 このシリーズはこれまで二作読んできていて、割と好きだったのだが、本作はどうも好きになれないなあ。 事件が陰惨すぎる。 謎が解かれたところで、誰も救われないというか。 単純にわたしがミステリーに合わないだけなのかもしれないが。

Posted byブクログ

2022/06/02

本屋さん、謎解きという組み合わせが好きで前作から読んでいますが… 引き続き主人公が好きになれず…言動が少しずつ引っかかる感じ。キャラクターの設定とセリフにぶれがあるように感じる。 全体の話し自体は嫌いじゃないので、次作も読むか悩み中。

Posted byブクログ

2022/01/28

前作は好きだったんだけど同じような短編集な感じのトリックと動機で長編だったから物足りないというか消化不良感

Posted byブクログ

2021/09/18

シリーズ2作目の長編。 成風堂で働く杏子の元に、元の同僚で現在は長野の書店で働く美保から、美保の勤務先や周囲で起きる不可思議な事件を解決して欲しいという旨の手紙が届く。 乗り気ではない杏子だったが、アルバイトの多絵に押され、休暇を利用して、長野へ。 長野で起きていたのは、美保の勤...

シリーズ2作目の長編。 成風堂で働く杏子の元に、元の同僚で現在は長野の書店で働く美保から、美保の勤務先や周囲で起きる不可思議な事件を解決して欲しいという旨の手紙が届く。 乗り気ではない杏子だったが、アルバイトの多絵に押され、休暇を利用して、長野へ。 長野で起きていたのは、美保の勤めている書店での幽霊騒動や、27年前の作家の殺害事件の関係者の周辺で起きた空き巣被害など。 どうやら、全ては27年前の殺人事件に繋がっていると思われることから、関係者に話を聞いて回る杏子と多絵。 すでに犯人は捕まり、判決から2年後には犯人の獄死と言う形で事件は解決しているはずだったが、隠された真実が明らかになっていく。 うーん、事件の動機も真実も何だかモヤモヤしている感じで、短編集の印象が強い作家さんのせいか、無理に長編にしている感じ。 解決しても、何だか納得しない部分も多く、通常の駅ビル版の話の方が面白い。 何が一番、モヤモヤするかって、3泊4日で長野に行って、2泊は美保の家に泊まって、3泊目は食事の美味しい宿に泊まる。 4日目と思われる朝8時に宿で朝食を楽しんで、そのあと、関係者を集めて、解決編。 で、9時台の特急に乗って、帰京、4時からシフト。 時間軸がおかしいと思うのは、私だけ?? この謎を解明したく、もう一度該当箇所を読み返したが、謎が解けず、すごいモヤモヤ・・・

Posted byブクログ

2021/05/19

久しぶりにこの著者の本に戻ってきましたが、とても読みやすくて、あっという間に読んでしまいました。幽霊が出る本屋の真相を突き止める話。古典的な推理小説みたいで良かったです。

Posted byブクログ

2021/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長野にある老舗書店の幽霊騒動の謎を解くため、東京にある成風堂書店の杏子とバイトの多絵が出張する。 ってか、休暇だけどさ。 事件そのものの謎や推理やその結末に文句はないんだけど、設定にもやもやしてしまう。 「うちの店に幽霊が出たの。それはどうも27年前の解決済み殺人事件に関係がありそうなの。だから謎解きに来て。2泊はうちに泊まってもらって、残り一泊は温泉に泊まるようにするから」っていうのは、随分と自分勝手な要求と思うのだ。 だって、3泊4日の長野行なら、社員は有給を取るとしても、バイトの多絵は無給の上に諸経費自腹? なんかいろいろリアリティがない。 でも、本屋の幽霊はさておき、作家殺人事件については、作家の業と向き合える人だけが作家になるのかなあ、なんて思いましたよ。 人としてよりも作家として生きざるを得ないものなの? 小手先の文章の上手さだけで作家になれないのはもちろん理解しているけれど、あとは何があればいいんだろう。 上手く利用されながら才能を褒められなかった彼と、才能を認められながら褒められることのなかった彼。 そんな葛藤など知らん顔をして、読者は作品を楽しむのである。 無情だなあ。

Posted byブクログ