扉守 の商品レビュー
おとぎ話、お化けの話、不思議な話。 短編集。 題名になっている「扉守」の話より「帰去来の井戸」が断然良かった。 不思議な話と月はワンセットになっていることが多い(かぐや姫の時代から、ね)。 行ったことないけど、尾道っていいとこだ。 同じ坂道つながりで、映画「いつか読書する日」を思...
おとぎ話、お化けの話、不思議な話。 短編集。 題名になっている「扉守」の話より「帰去来の井戸」が断然良かった。 不思議な話と月はワンセットになっていることが多い(かぐや姫の時代から、ね)。 行ったことないけど、尾道っていいとこだ。 同じ坂道つながりで、映画「いつか読書する日」を思い出した。 あちらは長崎が舞台だったけど。。
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半分ほど読んだところで期限が来てしまい、そのまま返却。 可もなく不可もなく。 たぶん読了してもそれは変わらないと思ったので。
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不思議な雰囲気で私は好きでした。 演劇の辺り、ちょっと稚拙かなぁとも思いましたが、演劇なのでそれはそれ、という感じで。 もう一度読みたい。
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尾道をモデルにした潮ノ道は不思議な力が宿る町。そこで起こる不思議な出来事と不思議な人たちが織り成す物語です。とてもよかったです。続編あるのかな?楽しみ。
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かつくらの書評から。 あらすじだけ聞いて妄想を膨らまし続けていた相手です。特にセルベルの店長。どんな人だろうとわくわくしていたら期待を裏切らないお方で嬉しかったです。方言かっこいい。 桜の話と屋敷の話も好きでした~
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なんて懐かしくて、温かくて、美しい世界! 一度も訪れたことのない土地なのに、この本の中を旅する誰もに 「おかえりなさい」と、柔らかな声で呼びかけてくれるような、幻想的な物語です。 ひと口飲めば、故郷を遠く離れても 必ずまた戻ってこられるという水を湛えた帰去来の井戸。 寿命が...
なんて懐かしくて、温かくて、美しい世界! 一度も訪れたことのない土地なのに、この本の中を旅する誰もに 「おかえりなさい」と、柔らかな声で呼びかけてくれるような、幻想的な物語です。 ひと口飲めば、故郷を遠く離れても 必ずまた戻ってこられるという水を湛えた帰去来の井戸。 寿命が尽きて戻れなかった人を乗せ、井戸を守る「雁木亭」めざして 満月の夜、静かに小路を進む舟。 白鉢巻に白い着物、片手には竹の棒を勇ましく携えて畳を叩き、 憑いている家の不幸を祓い、幸せを呼ぶ妖怪、畳たたきのぱたぱたさん。 半身は人間、半身は異界の魂を宿す者という運命を受け入れ 現世と異界を結ぶ扉を「扉守」として守り、 その釣合いを崩す良からぬものを左耳の穴に封じて金色のピアスで蓋をする青年。 四季折々の変化を見せ、彷徨う死者の魂さえ宿してしまう絵を描く絵師。 悲しい思い出となった編物の編み直しから、お稲荷さんの眷属キツネの嫁入りの綿帽子、 月の光を材料にした一夜限りのピアノの弦まで編んでしまう新久嶺(あらくね)。 「場所のおしゃべりを聞く」ことから始めて、 その土地限りのお芝居を鮮やかに演じる劇団天音のサクラ。 歌うことを拒否するピアノと対話しながら月の弦を張る調律師、柊と 容姿は王子、物腰はジェントルマン、中身はジャイアンながら 魂をゆさぶるような演奏で全国を飛び回る幻のピアニスト、零。 三つの山と、穏やかな海と、対岸の島に囲まれ、不思議な力の集まる「潮ノ道」を舞台に 人の想いをひとつひとつ小さな灯にして、そっと両手で大切に包み込むように 7つの美しい物語が紡がれます。 『夏目友人帳』や『コンビニたそがれ堂』や 大林宣彦監督の尾道三部作がお好きな方は、ぜひぜひ! (というか、この物語の中に夏目やにゃんこ先生が紛れ込んでも何の違和感もないというか むしろ積極的に出没してほしいと思ってしまう私でした♪)
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無料のタウン紙で、尾道を舞台にした作品とあったので図書館で借りたけど・・・ファンタジー色が強く、全くおもしろくなかった。
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瀬戸内の潮ノ道を舞台にした連作短編集。 どの話もほっとするいい話。 扉守と桜絵師が気に入りました。
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初めて読んだ光原さん、良かった。不思議系は苦手だけれど、この本は沁みるように心に添ってきた。 尾道に行ってみたい! 読んだきっかけはフォローしてくださっている方が読んでいたから。感謝!
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綺麗で優しい話です。尾道っぽいと思ったら、作者さんの故郷でした。 個人的には「井戸」の話が好きかな。
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