午前零時 の商品レビュー
短編集ならではの醍醐味を感じる一冊。 午前零時という、日付が変わるという枠だけにとらわれない、作者達の創造力が面白かった。
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不思議な物語の短編集。 摩訶不思議な話し、少し悲しい話しなどいろいろです。午前零時という、今日と明日(または今日と昨日)の境目は、不思議な事が起きてもおかしくないのかもしれない。
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+++ 夜のバーで恋人を待ちながら、子どものころ近所の空き地で、インドの人混みをかき分けながら、あいつらから逃げ隠れた小さな部屋で、占い師が予言した運命の人を探しながら―それぞれが迎える、午前零時。13人の豪華競演による、夜の底から始まった、誰も知らない物語たち。P.S.昨日の私...
+++ 夜のバーで恋人を待ちながら、子どものころ近所の空き地で、インドの人混みをかき分けながら、あいつらから逃げ隠れた小さな部屋で、占い師が予言した運命の人を探しながら―それぞれが迎える、午前零時。13人の豪華競演による、夜の底から始まった、誰も知らない物語たち。P.S.昨日の私へ今夜、人生は一瞬で変わってしまうと知りました。でも運命の夜は、まだ始まったばかり。13人の豪華競演による、真夜中の物語。 +++ 鈴木光司 ハンター 坂東真砂子 冷たい手 朱川湊人 夜、飛ぶもの 恩田陸 卒業 貫井徳郎 分相応 高野和明 ゼロ 岩井志麻子 死神に名を贈られる午前零時 近藤史恵 箱の部屋 馳星周 午前零時のサラ 浅暮三文 悪魔の背中 桜庭一樹 1、2、3、悠久! 仁木英之 ラッキーストリング 石田衣良 真夜中の一秒後 +++ 十三の贅沢な午前零時である。概ね「あ!」と思うようなラストが待ち構えている。何度か読んでいるものもあるが、こうして並ぶとまた改めて午前零時の威力を思い知る。
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まぁまぁ。怖そうとか世にも奇妙な物語っぽい感じかな?と思うと肩透かしくらいます。「卒業」が面白かった
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好きな作家と気になっている作家が入っていたので読んでみた。 表題どおりの薄暗い話が多かったが、嫌いじゃない。 この中の作家から新しく開拓してもいいかな、と思う。 縁があるときを狙って。
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「それで四人は、生まれた男の子に、道徳という名をつけた。」 (『1、2、3、悠久!』桜庭一樹) 間違いなくひいき目なのは分かっているけど、桜庭さんのが一番好きだ。 一番面白く、一番読み応えがあった。 そもそも、午前零時といってどれもこれも、ネガティブなどこか薄暗い話ばかり持っ...
「それで四人は、生まれた男の子に、道徳という名をつけた。」 (『1、2、3、悠久!』桜庭一樹) 間違いなくひいき目なのは分かっているけど、桜庭さんのが一番好きだ。 一番面白く、一番読み応えがあった。 そもそも、午前零時といってどれもこれも、ネガティブなどこか薄暗い話ばかり持って来ているのに辟易する。 もっと違う発想ないのかなぁ。 どれも、どこか暗くて、誰か死んだり、いなくなったり、別れたり、などなど。。。 イマイチ、面白くなかったのだ。 それを思うと、桜庭さんのは桜庭一樹全開だった。 うぅーーん、やっぱり好きだーー!! 【3/14読了・初読・個人蔵書】
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「午前零時」をテーマとしたアンソロジー。まあ、よく見かける作家陣、安定感抜群☆ 一編一編はかなり短いので、ショートショートと同じように読み進められます。 「午前零時」という漠然としたテーマのおかげか、ホラーからSF、ラブストーリーに至るまで色々なジャンルを読めるのも面白いね!...
「午前零時」をテーマとしたアンソロジー。まあ、よく見かける作家陣、安定感抜群☆ 一編一編はかなり短いので、ショートショートと同じように読み進められます。 「午前零時」という漠然としたテーマのおかげか、ホラーからSF、ラブストーリーに至るまで色々なジャンルを読めるのも面白いね! 正直、びみょーな作品も入ってたりするんですけど、わかりやすいという意味では高野さんの「ゼロ」が面白かったなあ。個人的には仁木さんの「ラッキーストリングス」がオススメ☆ やっぱり、ショートショートだと考えると「世にも奇妙な物語」や「週刊ストーリーランド」に近しいものがあるよね。 【目次】 鈴木光司 ハンター 坂東眞砂子 冷めたい手 朱川湊人 夜、飛ぶもの 恩田陸 卒業 貫井徳郎 分相応 高野和明 ゼロ 岩井志麻子 死神に名を贈られる午前零時 近藤史恵 箱の部屋 馳星周 午前零時のサラ 浅暮三文 悪魔の背中 桜庭一樹 1、2、3、悠久! 仁木英之 ラッキーストリング 石田衣良 真夜中の一秒後
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仕事の一環で手にとりましたが意外と面白い1冊でした。 有名作家さん13人がそれぞれ午前零時にまつわる短編小説をまとめた本です。 私は思わずいらさんの名前があるから手に取ってみたものの意外と他の作家さんが面白かった。 私の読書は偏食すぎるので、はじめて読む作家さんばかりで新鮮でし...
仕事の一環で手にとりましたが意外と面白い1冊でした。 有名作家さん13人がそれぞれ午前零時にまつわる短編小説をまとめた本です。 私は思わずいらさんの名前があるから手に取ってみたものの意外と他の作家さんが面白かった。 私の読書は偏食すぎるので、はじめて読む作家さんばかりで新鮮でした。 朱川さんの作品が不思議な感じで私はお気に入りです◎ それぞれが5分くらいでぱーって読めちゃうから、普段本を読まない人も簡単に手に取れるんでは? (20091221)
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「午前零時」をお題にした、13人の作家による短編集です。個人的に面白かったのは、「ゼロ」と「悪魔の背中」の二編。あとは・・・・・・好みじゃなかったというか、何というか。作家それぞれの個性が出ていますので、短い話を色々と読みたい方には良いかも知れません。
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09.12.1購入 09.12.6読破 タイトルの通り『午前0時』を題材にした短編集。 鈴木光司と恩田陸の名前が載っていたので買ったら、浅暮三文と桜庭一樹もあって、ちょっと嬉しくなった一冊。 あ、『僕僕先生』の作家さんもいましたね。『僕僕先生』読んだことないんだけど、ね。 短...
09.12.1購入 09.12.6読破 タイトルの通り『午前0時』を題材にした短編集。 鈴木光司と恩田陸の名前が載っていたので買ったら、浅暮三文と桜庭一樹もあって、ちょっと嬉しくなった一冊。 あ、『僕僕先生』の作家さんもいましたね。『僕僕先生』読んだことないんだけど、ね。 短編集、好きです。 とくに、こういうホラーにもファンタジーにも転べそうな題材のものが。 一遍一遍、同じ題材なのに違った雰囲気で楽しめました。 午前0時、深夜……ということで、ホラーよりでしたが。 昨日と明日の境目の今……午前0時。 時計の針が0時を差した瞬間、変わるものと変わらないもの。 変わったと思っていても、実は変わってないもの。 待ち続ける者、決断する者、運命に押し流される者、それでも変わらぬ日常を送る者。 いろんな主人公が出てきます。 しかし、SF、ファンタジー、非ファンタジーと、ジャンルがバラバラに順列されているため、 一気に読むと疲れます。 それぞれに個性が強いので、前の作品の余韻に引きずられるというか…。 雰囲気が違うので、連続して読むと、冒頭で「あれ、れ?」と戸惑う。 面白くても『一日一遍』で読めば良かった……と後悔。 お勧めは、 坂東眞砂子『冷たい手』 最後の最後で背筋の凍る想いをしました。うーわー。 馳 星周『午前零時のサラ』 暖かくて切ない。誰も責められない思い、絆。 石田 衣良『真夜中の1秒後』 こんな「ドキドキ」、してみたいです。 浅暮 三文『悪魔の背中』 個人的に、なんかもう無条件に好きなんです、この人。 誰がなんと言おうとも。
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