こんな私が大嫌い! の商品レビュー
怒らない人って、じつは「怒れない人」だったりして、本人はそれを自分の欠点だと思って悩んでたりするのよ。
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自虐メソッドがふんだんにあります。 理想の自分と現実の自分の違いにバランスを崩しそうな女性はこのメソッドを取り入れて欲しい。 社会の張り詰めた空気をすっと解いてくれる重要な本だと思う。 子ども嫌いであろう中村うさぎが子ども向けに書いた優しさが滲み出てていいなと思いました。
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[図書館] 読了:2011/5/24 ブクログの「この本を読んだ人はこんな本も読んでいます」で発見。ありがとう、本当に。 私が初めて知ったときの中村うさぎさんはゴクドーくんの作者だったけど、どんどんどんどん、「女」としての自分を突き詰める方向に突き進んでて、リアルタイムじゃ...
[図書館] 読了:2011/5/24 ブクログの「この本を読んだ人はこんな本も読んでいます」で発見。ありがとう、本当に。 私が初めて知ったときの中村うさぎさんはゴクドーくんの作者だったけど、どんどんどんどん、「女」としての自分を突き詰める方向に突き進んでて、リアルタイムじゃないけど時折追っかけていた。なぜなら自分とベクトルは同じだったからだ。「愛されたい」と。 そしてこの本。やっぱり、自分を突き詰めて突き詰めて突き詰め抜いて、「底」にタッチして戻ってきた人の言葉には凄みがある。 p.35 「整形して良かったことは、これは『どうせ私の顔じゃない(ドクターの作品だもの)』と思うようになったことで、『綺麗』と言われようが『整形したくせにブス』と言われようが、何とも思わなくなったこと。」 整形により、容姿の否定を人格の否定と結びつけなくなったと。 なかなか言えるもんじゃないし、目からうろこ。 p.55 「他人と比べて『私はブス』『私はデブ』と劣等感を抱いているだけなら、病気の域までは達しない。でも、その劣等感に『だから、私は愛されない』が加わると、途端に『自己評価』が暴落する。」 なんと深い洞察だろうと思う。 p.68 「『自己評価の低すぎる人』というのは、とても視野が狭い。ほんの少しの失敗で人生全体が失敗だと思ってしまう。『失敗した自分』『ダメな自分』しか目に見えてない。要するに自分のことで頭がいっぱいすぎる」 耳がいたいっす。 p.24 「『自分嫌いじゃなくなる』って言うと、『じゃあ、自分を好きになればいいのか』って思う人は多いんだけど、じつは、それ、違うんだよね。『自分が嫌い』という気持ちも、『自分が好き』という気持ちも、ともに『自分への執着』だから、同じように苦しいんだよ。」 この本の中でいちばんの名言じゃなかろうか。 読み返して気づいた。中扉の、女の子が自分を「TRUSH」に捨ててる絵がすげーこわい。「ギャアアア!」って心の中で叫んだ。
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こういう類の本はめったに読まないんだけど読んでみた。 そして自分はやっぱり人からトヤカク言われるのが嫌いな性格だと再認識。 こういう本、共感できないんだなぁ。 言ってることは分かるんだけどね。 この本読んで実際に立ち直った人とかいるんだろうか?
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全く上から目線じゃない、真摯なアドバイスがすごくいい。心が楽になる人も多いんじゃないかな。中村うさぎさんのことが、かなり好きになった。
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自分が好きな人たちなってのは信用できない。人に嫌われても気がつかないほど鈍感な人たちだから。 人と自分を比べてしまうのは仕方がないことなんだよね。ただ問題は人と比べたときに心の中に生じる優越感や劣等感との付き合い方なんだよ。 完璧な人間なんていないのよ。完璧に満足なんができるわけ...
自分が好きな人たちなってのは信用できない。人に嫌われても気がつかないほど鈍感な人たちだから。 人と自分を比べてしまうのは仕方がないことなんだよね。ただ問題は人と比べたときに心の中に生じる優越感や劣等感との付き合い方なんだよ。 完璧な人間なんていないのよ。完璧に満足なんができるわけないじゃない。 どんなに自分が好きになれなくても、自分を愛してくれる人がいたら救われる。カーペンターズのカレンだって拒食症で自分が嫌いで死んじゃったんだから。人生って何かをあきらめながら生きていくことなのかもしれない。 何かを手に入れたら、別の何かをあきらめなくちゃいけない。非凡な生き方を選べば、平凡な幸福は遠のいてゆく。今、自分が嫌いかもしれない、でもだからって人生をあきらめる必要はないのよ。まして、自分は誰からも愛されていないなんて思う必要はない。大丈夫、あなたに必要なものは必ず見つかるし、それは必ず手に入る。あなたが自分をいじめなければ、あなたはきっと幸せになれるのよ。 誰だって、滑稽な部分や低俗な部分を自分で自分の笑いに変えてしまう。 ゲイの人だって、それを逆手にとって笑わせて生きている。あんんたたちはおかまじゃないってだけで、そんなにご立派な人間なのかしら?ってね。 あえて真剣に自分と向き後ウとした結果、こんなに苦しんでいるのか。自分を笑い、他人を笑い、世界を笑い、人生を笑う。それはすなわち、自分に苦しみ、他人に苦しみ、世界に苦しみ、人生に苦しんだからこそ獲得した強さ。苦しみから生まれた笑いは他人を癒し、自分を救う。 生きていくのは結構大変。だけどその分楽しい頃や嬉しいこともいっぱいある。いいことばかり続かないけど、悪いことばかりも続かない。人生はそういうものだし、そこがまた面白いところなんだよね。あなたの人生はきっと、自分でも予想もつかない展開になるよ。これは本当のことだ。出口のないトンネルはない。
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自分を好きになるための努力をしよう、というようなことをよく聞く。 しかしこの本ではそんなことは言わない。 「自分にもう少し無関心になる、自分への執着を和らげることで楽になれる」 なるほど そういうこともあるかも。 自分が大嫌いなのは自分が大好きだから。 もう少し離れた所か...
自分を好きになるための努力をしよう、というようなことをよく聞く。 しかしこの本ではそんなことは言わない。 「自分にもう少し無関心になる、自分への執着を和らげることで楽になれる」 なるほど そういうこともあるかも。 自分が大嫌いなのは自分が大好きだから。 もう少し離れた所から、他人のように自分を眺めるくらいの余裕を持ちたい。 自分には当てはまらない(と思っている)ことを友人にはアドバイスできるのは冷静に客観視ができてるからかな。 理想が高すぎて、過度な自分への期待で空回りしてしまうような悪循環は本当に疲れる。 目標に向かって自分を磨くことは大切。 だけど場合によって考え方も色々と応用させないと‥ 新しい視点でした。
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いまのわたしがよんでも充分かんがえさせられる一冊だった。じぶんが優位に立ちたいからってひとを攻撃してはいけないなあ。わかってるんだけどねえ。
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TBSラジオ Lifeの大忘年会で紹介されてたので読んだ。 http://www.tbsradio.jp/life/2010/01/200912272009part7.html (南Q太のも読む予定) 「西原さんのカネの話のついになってる本」だそうです。
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