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野村ノート の商品レビュー

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76件のお客様レビュー

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2012/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

野村監督が野球理論、監督のあり方、人づくりについて語ります。配球の組み立て理論やバッタータイプの分類など具体的で面白いです。野球は、"間"のゲームであり、アウトカウントやボールカウント、走者の状況など場面場面でバッテリーと打者の心理戦である、というのは新鮮でした。野村監督が捕手に求める、「分析」「観察(目に見えるものを見る)」「洞察(目に見えないもの=心理を読む)」「判断」「記憶」の5点は社会人にも必要な項目だと思います。また、意識的な実践の重要さ(指導者の視点からは意識付けの重要さ)や指導の3つのポイント(「ツボ」「コツ」「注意点」)が参考になりました。

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2012/05/22

野村克也のID野球ってこういうことだったのね すごーくロジカル マネーボールにも通じるところがありますな 何だか自分にも監督出来そうな気がする、、、 のは気のせいでしょうがねw マネージャーと言われるビジネスマンには是非とも読んで欲しいし、 子育てにも通じるものがあると思いやす...

野村克也のID野球ってこういうことだったのね すごーくロジカル マネーボールにも通じるところがありますな 何だか自分にも監督出来そうな気がする、、、 のは気のせいでしょうがねw マネージャーと言われるビジネスマンには是非とも読んで欲しいし、 子育てにも通じるものがあると思いやす。

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2011/12/17

組織を強くするために必要なこととは?人間教育が徹底されていること。柱となる中心人物がいること。トップがその部門のスペシャリストであること。データを基に戦略が立てられていること。学童教育にも通ずるヒントがあるんじゃないかと思い読んでみた。

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2011/11/24

いやはや、さすがは名将と呼ばれたノムさん。ページをめくるたび「ふむふむ」と納得することばかり。データの重要性、様々な切り口からの分析、野球の見方が変わりました。もっとも現代においてはすでに時代遅れとなってしまった部分も若干あるのかな?という印象です。それでも、これらの理論を頭に叩...

いやはや、さすがは名将と呼ばれたノムさん。ページをめくるたび「ふむふむ」と納得することばかり。データの重要性、様々な切り口からの分析、野球の見方が変わりました。もっとも現代においてはすでに時代遅れとなってしまった部分も若干あるのかな?という印象です。それでも、これらの理論を頭に叩き込んで闘ったら強くなりそうだな~と思いました。

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2011/11/05

絶対面白いだろーなーと思っていたら、まさしくその通りでした。 野球を原理原則に立ち返って分析するだけでなく、野球選手として、一人間としての人間教育や、監督と言う管理職としての立場のありきまで緻密にわかりやすく書かれています。 安易ですが、この本を読んでより野村監督が好きになりまし...

絶対面白いだろーなーと思っていたら、まさしくその通りでした。 野球を原理原則に立ち返って分析するだけでなく、野球選手として、一人間としての人間教育や、監督と言う管理職としての立場のありきまで緻密にわかりやすく書かれています。 安易ですが、この本を読んでより野村監督が好きになりました。努力型万歳。

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2011/07/26

「無意識は罪である」は本書で印象的だった言葉だ。 現役時代の活躍、監督になってからも躍進する野村監督を見て、本書を読むまでは野球の天才なのだと思っていたが誤認だったようだ。 野村監督は徹底的に思考して努力する天才なのだ。 誰もが何気なく見逃してしまう部分に着目して、利用できな...

「無意識は罪である」は本書で印象的だった言葉だ。 現役時代の活躍、監督になってからも躍進する野村監督を見て、本書を読むまでは野球の天才なのだと思っていたが誤認だったようだ。 野村監督は徹底的に思考して努力する天才なのだ。 誰もが何気なく見逃してしまう部分に着目して、利用できないかとひたすら考える。 打者目線、捕手目線だけでなく投手の視点からも物事を考え抜き、相手の心を読み取る。もの凄く繊細で努力を惜しまない成果が現役、監督時代の結果として表れたのだと思う。 選手時代にはもの凄く活躍したが監督では、てんで結果を残せない選手がいる。 そのような選手は、恐らく何かを思考したりせずとも、恵まれた才能や体格で実力を発揮してきたタイプなのだとも感じた。 それから弱小だった頃の阪神タイガースの組織面に関しても記述されている。 当時、阪神がずっと最下位だった理由が分かり、当たり前の話なのだが、スポーツの世界も一般の社会と同じで、弱体化した体質や精神がそのままチームの結果として表れるのだと改めて痛感させられた。

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2011/02/20

「信は万物の基を成す」がノムさんの原点。信念、自信、信頼が人を動かし、それらがなくなった時には人は本来の力は出ない。相手にはいかに「信」をなくさせるか、仲間にはいかに「信」を持たせるか。それが全ての元を成す。実に面白い組織論、リーダー論、兵法論の本。

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2010/11/21

名将・野村監督はダメ集団をいかにリセットし、勝者へと再生させたのか。名将による伝説の「勝利の兵法書」メモをベースに、監督としてのあり方、その原則を語る。リーダーで、人と組織はこれほど変わる! 野球に関して知っているようで知らなかったことが結構書かれていて役に立った。でも捕手が完璧...

名将・野村監督はダメ集団をいかにリセットし、勝者へと再生させたのか。名将による伝説の「勝利の兵法書」メモをベースに、監督としてのあり方、その原則を語る。リーダーで、人と組織はこれほど変わる! 野球に関して知っているようで知らなかったことが結構書かれていて役に立った。でも捕手が完璧なリードをしても投手がその通り投げられなければ何にもならないわけで、この本も全編を通して「上手く行ったのは自分のおかげ、行かなかったのは他人のせい」という姿勢が何となく感じられた。 (B)

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2010/08/09

「野村ノート」は、前楽天監督の野村克也さんが、自信の野球理論をまとめたもの。 監督業、選手への指導方法、打者のタイプ、配球などなど、野村野球の全てが詰まっています。(「楽天で私が行ったことは、ほとんどすべてここに書かれていると言っても過言ではない」(P240)と書いてあります。)...

「野村ノート」は、前楽天監督の野村克也さんが、自信の野球理論をまとめたもの。 監督業、選手への指導方法、打者のタイプ、配球などなど、野村野球の全てが詰まっています。(「楽天で私が行ったことは、ほとんどすべてここに書かれていると言っても過言ではない」(P240)と書いてあります。) 高校・大学・社会人の野球部員、監督、草野球をたしなむ人、野球にもっと詳しくなりたい人は是非読んでみて下さい。  バッテリーは投球の幅が広がり、打者は打率が上がる効果があるかもしれません。  満足すると思います。

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2010/06/11

野村監督が、阪神時代に記した「ノムラの考へ」という野球論があまりにも有名で、それをベースに書いた本がこの「野村ノート」であることを知った。これは面白そうだ、と思って手にとった。 野球論だけではないだろうなあ、と思っていたら、やはり人生論も含まれていた。ノムさんは、むしろ人生論の...

野村監督が、阪神時代に記した「ノムラの考へ」という野球論があまりにも有名で、それをベースに書いた本がこの「野村ノート」であることを知った。これは面白そうだ、と思って手にとった。 野球論だけではないだろうなあ、と思っていたら、やはり人生論も含まれていた。ノムさんは、むしろ人生論の方を強調したいくらいのようだ。それもそうだろう。究極のプロの世界で、能力や技術だけでやっていける人は一握りだろう。それに野球というチームスポーツの性格から考えると、個人の力だけでは越えられないものが多いはずである。 かねてから、僕はプロスポーツの中に、ビジネスでも活かせる知恵や技術があるだろうと思っている。それは、プロとしての精神論だったり、ゲームの運び方を変えるような視点の柔軟性だったりする。前者は、プロの試合を見れば肌で感じるし、イチローなどのコメントを聞けば刺激されるだろう。後者は、マネー・ボール (ランダムハウス講談社文庫)の世界だろう。それらに、有名な指揮官がどんな考えを加えてくれるのか、楽しみだった。 ノムさんの人生論・仕事論は、驚くほどに僕ら、プロのビジネス・リーダー、が知っていることと近かった。このことは、野村監督がチームを育てる場合においては、奇をてらった術よりも基本を重んじていることが分かった。試合になると、相手のウラのウラをかくような術は必要だろうが、人材やチームの育成にはリーダーとしての信念が通っていることの方が重要だと思った。 なかなか面白かったのは、選手の人づくりについての5原則の1つ、「無形の力をつけよ」というフレーズだ。「技量だけでは勝てない。形に出ない力を見につけることは極めて重要である。」とノムさんは言う。無形の力の例として、情報収集力や分析力、判断力、先見力などが挙がっている。 ビジネスでは当たり前に思うかもしれない。野球でも最近は驚くようなことではないかもしれない。しかし、いま一度、僕らが仕事をする上で使う力は何なのか、無形の力は突出しているか、周囲よりも抜きん出て、それゆえに周囲を助けることができるレベルか、について考えさせられる部分であった。 ノムさんがオーナーに直言した経験談も面白い。「人間3人の友」だそうである。直言してくれる人はそのうちの1人。なかなか勇気を持ってできることではない。逆に、直言される立場においては、冷静に受け入れるのは簡単ではない。 仕事がいろいろ忙しくなってくると、また立場が変わったり、環境が変化してくると、直言や進言といったことが、行われにくくなるのではないか。情報が早く行き渡り、競争が激しくなり、組織が大きくなり、個々人の守備範囲が細分化されたり、プロとして分業が進むと、やはり直言しにくい文化になっていく。これは、気をつけないといけない。 ボクのブログより: http://d.hatena.ne.jp/ninja_hattorikun/20091103

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