野村ノート の商品レビュー
自分は野球に関してはあまり興味はなく、より一般的な人材育成/マネジメントの知見を期待して本書を読んだ。そういう意味では、野球成分が思ったより多く、期待していた内容とは少し違った。(これは本書が悪いわけではなく、単なる期待値との差。) ただ、当然、参考になる点もあったので、メモし...
自分は野球に関してはあまり興味はなく、より一般的な人材育成/マネジメントの知見を期待して本書を読んだ。そういう意味では、野球成分が思ったより多く、期待していた内容とは少し違った。(これは本書が悪いわけではなく、単なる期待値との差。) ただ、当然、参考になる点もあったので、メモしておく。 ・弱いチームでも、相手よりも進んだことをやっているという優位感を与えることができれば、大きな効果を生み、戦力となる。 ・頂点に立つということは小さいことの積み重ねだ(イチローのセリフ) ・「どの道を取ったか」「何を選んだか」という小さな選択肢が、周囲に影響を与え、その人間の評価につながり、そして最終的にはその者の人生を運命付けていくのである。 ・若い時に学んだ経験や学習はあとになって必ず活き、逆にそのときに苦労しなかった選手、考えなかった選手はベテランになってからも同じ過ちを繰り返す。 ・監督は「気づかせ屋」でなくてはならい。判断基準を教えて、その基準をレベルアップしていかねばならない。 ・誰にだって不平不満があるが、それを口にするかしないかが、いい組織とダメな組織の境界線になる。不満のない人はいないが、それをぐっとこらえる抑制術は人間教育ができていないと持ちえない。
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〈投手編〉 シュートをなげる選手が意外に少ない。 標準的な球種は、直球とスライダーとシュート、決め球にフォークかチェンジアップ。 コントロールがなければ投手と言えない。 内角あるいは外角一辺倒の配球は球質が良くても打たれる。 球の緩急もそうだが、投球フォームの緩急も必要。 変化球...
〈投手編〉 シュートをなげる選手が意外に少ない。 標準的な球種は、直球とスライダーとシュート、決め球にフォークかチェンジアップ。 コントロールがなければ投手と言えない。 内角あるいは外角一辺倒の配球は球質が良くても打たれる。 球の緩急もそうだが、投球フォームの緩急も必要。 変化球は、急速と制球の不足を補う。 〈戦術編〉 野球選手は、野球博士になること。 野球は強い者が必ず勝つとは限らない。 常勝西武は、データ野球に長けていた。 負けゲームでも選手のモチベーションをあげることが大事。 センターラインが重要。キャッチャー、ショートは打撃二の次。 「のびのび野球」は何年も続かない。 長距離バッターでない者がホームランを打つと勘違いし、スランプに陥る。 〈その他〉 他人がくだした評価こそが正しい。 小事が大事を生む。 若い時に苦労しなかった者は歳をとってから苦労をする。 将来性ほどあてにならないものはない。 社会人野球に高校生を育成してもらう(プロ野球ではなかなか育成できないから)。 社会人野球は、プロ野球の屋台骨を担っている。 いきなり監督になるのではなくコーチ期間が必要。 小学生のコーチが、野球指導者の原点。そこには、チームの強化、育成、指導、管理、実践の全てのエッセンスが詰まっている。 中曽根元総理大臣いわく、「光ばかりでなく影の部分が必要」。 地位が人をつくる。 勝率5割以下のチームがペナントレース3位でクライマックスシリーズに進み、それを勝ち抜き、日本シリーズをも制覇した場合、それを真の日本一と呼べるか⁉︎
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野球は見るだけだが、ここまで深く細かくこだわれることは面白く、また暗に野村さんが、「野球だけの話でない」と語ってくれているように感じる。 チームを作る時には読み直したい。また、考え続けてはいるものの、プロセスとはいい準備のことだと読み解け、とても腹に落ちた。
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野村克也氏の野球理論を凝縮したうえで、野球の心理的側面を面白いと感じてもらうために筆を執ったと語られているが、「組織作りは人作り」とあるようにビジネスにおいてもノムさんの考え方は通底するものだと実感できる。基本的には野球の話が前提になるが、ビジネス書の切り口が飽きた管理職レイヤー...
野村克也氏の野球理論を凝縮したうえで、野球の心理的側面を面白いと感じてもらうために筆を執ったと語られているが、「組織作りは人作り」とあるようにビジネスにおいてもノムさんの考え方は通底するものだと実感できる。基本的には野球の話が前提になるが、ビジネス書の切り口が飽きた管理職レイヤーの方にも。
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ヤクルトで古田を育てたイメージが強いけど、元々南海で一流プレイヤーとして活躍した同氏。それだけでない、社会人野球、シニアリトルリーグでの監督経験が、その後の阪神、楽天での名伯楽を生んだんだろうな。組織づくりとは人づくり。昔も今も変わらない原理原則だと思う。
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野球選手としても、監督としてもすぐれた業績を残した野村克也氏の書。 その教えは、理路整然としていてわかりやすく、感情にあふれていて、人に温かい。 気になったことは次です。 ・原理原則、野球界に関わらず、どの世界でもそれが仕事をするうえでの礎になる。 ・プロフェッショナルなのだ...
野球選手としても、監督としてもすぐれた業績を残した野村克也氏の書。 その教えは、理路整然としていてわかりやすく、感情にあふれていて、人に温かい。 気になったことは次です。 ・原理原則、野球界に関わらず、どの世界でもそれが仕事をするうえでの礎になる。 ・プロフェッショナルなのだから、野球の専門家になるべきである。 ・戦いには4つの要素がある。戦力、士気、変化、心理、その中でも、士気:ムードは非常に大事である。 ・大事になるのは、人間みな人生を生き抜くという使命をもって存在していることを選手に説き、その使命感を選手ひとりひとりに認識させることである。 ・人生は幸福への努力である。 ・一生懸命練習すれば技術は伸びる。しかし、技術だけでは限界がある。 ・世の中に存在するものすべて理がある。 ・決断と判断とは違う。決断とは賭けである。判断とは、頭でやるもの知識量や修羅場の経験がものをいう。 ・小事が大事を生む。頂点に立つということは小さなことの積み重ねだ。 ・野村野球はデータ野球というがそうではない。データとは試合の前までに用意するもの。一方情報とは試合の中で拾うものである。 ・エースと4番は、鑑でなければならない。彼らの行動にチーム全体が正しい方向に進めるかどうかがかかっている。中心になる選手がいるからチームはうまく機能するのだ。 ・選手の成長のためには個人記録やタイトルは絶対に必要なものである。 ・仕事をする上で必要なこととして3つの能力が必要とされる。問題分析能力、人間関係能力、未来創造能力である。 ・人間3人の友人をもて。原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、直言してくれる人。 ・将来性ほどあてにならない言葉はない。 ・いずれにしてもやる気を見せないかぎり、お金を払って試合を見に来てくれるファンの前で使うわけにはいかなかった。 ・チームをつくるにはまずひとりひとりの選手をつくらなくてはならない。 ・無知であることを自覚させ、無知は恥なのだと気づかせなくてはならない。 ・まず社会人としての最低限の常識・礼儀・マナーをしつける社会人教育こそ重要なのである。 ・私は、3つのポイントをもとに実践指導をしている。それは、ツボ、コツ、注意点である。 ・地位が人をつくる。 ・士は己を知る者のために死す。 ・この選手を力いっぱい育ててやりたい、立派な人間にしてやりたいとおもったとき、何も誉めたり優しく接することだけが愛情ではないということだ。 ・元首相の中曽根氏が良く使われる言葉に「結縁、尊縁、随縁」がある。人生とは縁である。縁を結び、縁を尊び、縁に従うという意味だ。 ・人間学のないリーダーに資格なし。 目次は以下の通りです。 はじめに 第1章 意識改革で組織は変わる 第2章 管理、指導は経験がベースとなる 第3章 指揮官の最初の仕事は戦力分析にある 第4章 才能は学から生まれる 第5章 中心なき組織は機能しない 第6章 組織はリーダーの力量以上には伸びない 第7章 指揮官の重要な仕事は人づくりである 第8章 人間学のない者に指導者の資格なし 終章
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のむさんの野球に対する理論が凝縮されてきる。 プロフェッショナルたるのも、人間力が必須である。 一流の世界には理論は欠かせない。どれだけ考えているのかで、結果が変わってくる。
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知人に勧められたので、読んでみた。 プロ野球の野村監督が野球指導者としての考えや、やってきたことをまとめたもの。 野球の話を人生や仕事に置き換えた内容かと思ったらほぼ野球の話で、往年の名選手など出されても、野球に詳しくないので、ほぼついて行けず。 けがをしても休まないとかは古...
知人に勧められたので、読んでみた。 プロ野球の野村監督が野球指導者としての考えや、やってきたことをまとめたもの。 野球の話を人生や仕事に置き換えた内容かと思ったらほぼ野球の話で、往年の名選手など出されても、野球に詳しくないので、ほぼついて行けず。 けがをしても休まないとかは古い考え方だなと感じた。喋っていることをそのまま文章にしているようで、読みにくかった。
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◼️まとめ ・1つ1つ考えて行動すること、人生は結果は自分の変化の表れ ・何事も積み重ねが大事、努力しないと才能も開化しない(なにが得意かわからない) ・指導者は周りに気づきを与えて組織を動かさないといけない、そのために勉強、経験が大事 ◼️メモ ・心が変われば人生が変わる...
◼️まとめ ・1つ1つ考えて行動すること、人生は結果は自分の変化の表れ ・何事も積み重ねが大事、努力しないと才能も開化しない(なにが得意かわからない) ・指導者は周りに気づきを与えて組織を動かさないといけない、そのために勉強、経験が大事 ◼️メモ ・心が変われば人生が変わる(ヒンズー教の教え) 心が変われば態度が変わる 態度が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる 運命が変われば人生が変わる ・小事は大事を生む ・勉強してこそ才能は生まれる イチローや野村の成功は毎日の積み重ね 何もせずに才能は見出せない ・リーダーがいかに組織において重要か リーダーがどう振舞うかでメンバーの動きも大きく変わる 組織を引っ張るためには「自分が引っ張る」「自分が勝利に導く」という強引さも必要 根性見せるなどで人格が評価され信頼獲得に繋がる ・指揮官の重要な仕事は人づくり、教育 自由奔放にするだけでは行き止まる 気づきを与えて変えないといけない(精神面、技術面とも) そのために理論、実践とも勉強、経験を積まないといけない
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古本屋で100円で買ってから3年ほど積読していました。 ちょっと手に取って開いてみたら、面白くてあっという間に読み終わってしまいましたw 野球というシンプルに見えて奥深いスポーツをやる上で 考えることの大切さが野村さんの経験を踏まえて具体的に述べてありました。 プロ野球の見...
古本屋で100円で買ってから3年ほど積読していました。 ちょっと手に取って開いてみたら、面白くてあっという間に読み終わってしまいましたw 野球というシンプルに見えて奥深いスポーツをやる上で 考えることの大切さが野村さんの経験を踏まえて具体的に述べてありました。 プロ野球の見方が変わりそう。 プロ野球選手とは、野球を仕事にしてご飯を食べる社会人。 野球だけではなく その社会人としての人格形成、人材育成の重要さ、プロとしての在り方、指導者の責任等について説かれていて、どんな職種の人にも通じる内容だと思います。 野村さんの人生論がとても勉強になりました。 こんなにいい本だったとは... 自分が中学生の時にこの本を読んでいれば、野球への取り組み方が大きく変わっていたのではないかと、少し後悔しましたw プロ野球の発展には、選手や球団だけではなく ファンの責任もあるように思えます。 野村さんがプロ野球界に残した功績というのは計り知れないですね。
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