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夜叉桜 の商品レビュー

3.9

71件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2026/03/05

因縁の過去が尾を引く、物悲しい話。 「あさのあつこ」さんは、期待にこたえてくれる。どうなるの?と言う疑問には明らかに新しい展開で驚かす。そしてとうとう、と終わりまで読ませる。読みやすく楽しい。 これは前作を凌ぐ出来で面白かった。 信次郎は相変わらず、不可解な気質で、その気が無く...

因縁の過去が尾を引く、物悲しい話。 「あさのあつこ」さんは、期待にこたえてくれる。どうなるの?と言う疑問には明らかに新しい展開で驚かす。そしてとうとう、と終わりまで読ませる。読みやすく楽しい。 これは前作を凌ぐ出来で面白かった。 信次郎は相変わらず、不可解な気質で、その気が無くても周りを振り回し、わざと言葉を選んで他人の弱みをちくちくと刺し、生きることに倦み疲れたように、掴みどころが無い。 だが、なぜか清之介の店に拘り頻繁に現れる。 伊佐治は彼を好きになれないでいるが、怜悧な切れ味を持つ信次郎の推理を認めて、心底からは憎めないでいる。 そして清之介は「遠野屋」を大店に育て上げ、店は繁盛して活気がある。 そこに女郎の連続殺人が起きる。 最初に殺された女は、「遠野屋」の手代、信三の幼馴染だった。 清之介は、彼を過去から開放してくれた兄に遭った。今、兄も逆境の中にいた。 清之介の過去はまだ兄を追っていた。 殺された女郎たちを調べていくうちに、「遠野屋」との関わりが浮かび上がる。 何か世間を越えたところに住み、すね者のような信次郎と、過去に縛られ、受けた恩義の重さでも自分を縛っているような清之介が、人間らしさを垣間見せる。

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2025/12/21

シリーズ化しているというので信次郎と伊佐治だけが一緒で後はまた新しい登場人物が出てくるのかと思ったら、遠野屋も引き続き登場(しかもメイン)とは思わなかった。 今回は各人の内面がより深く掘り下げられていた。 というか、もしかして遠野屋が主人公?もう絶対平穏な日常なんか送れない成り...

シリーズ化しているというので信次郎と伊佐治だけが一緒で後はまた新しい登場人物が出てくるのかと思ったら、遠野屋も引き続き登場(しかもメイン)とは思わなかった。 今回は各人の内面がより深く掘り下げられていた。 というか、もしかして遠野屋が主人公?もう絶対平穏な日常なんか送れない成り行き。

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2025/04/15

やっぱり面白い弥勒シリーズ。 今回は次々と喉を突かれて殺されていく女郎たち。その女たちが持つ小物がまた遠野屋を事件へと結びつける。今回は遠野屋の手代(信三)の人となりもよく分かる一巻。そして、出てくる赤子。 死について描かれることが多かった作品の、若い生。 清之介と信次郎の関係性...

やっぱり面白い弥勒シリーズ。 今回は次々と喉を突かれて殺されていく女郎たち。その女たちが持つ小物がまた遠野屋を事件へと結びつける。今回は遠野屋の手代(信三)の人となりもよく分かる一巻。そして、出てくる赤子。 死について描かれることが多かった作品の、若い生。 清之介と信次郎の関係性も少し深くなるそんな夜叉桜。

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2024/12/28

まだ映像化はされてないらしい。それなら配役決めよ❗ 木暮信次郎 間宮祥太郎  頭脳明晰、鋭い観察眼、冷徹、歪んでいる。場末の女郎屋に通う。死体が出ると空虚な胸の内が満たされるよう。       横浜流星   ちょっとひねくれた歪み今は絶好調で足りないかな 遠野屋清之助  吉沢り...

まだ映像化はされてないらしい。それなら配役決めよ❗ 木暮信次郎 間宮祥太郎  頭脳明晰、鋭い観察眼、冷徹、歪んでいる。場末の女郎屋に通う。死体が出ると空虚な胸の内が満たされるよう。       横浜流星   ちょっとひねくれた歪み今は絶好調で足りないかな 遠野屋清之助  吉沢りょう  上品で人当たりの良い商人と過去の冷酷な刺客、このふたつの顔を演じ分けれるかなあ?殺陣というかアクション? 岡っ引き伊左次  岸谷五郎  重要なのはこの配役。信次郎の人の気持ちをいたぶるような発言をいさめたり世の中の裏表に通じてたり、家族思いだったり。

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2024/12/14

 それぞれの登場人物が、生きる意味を見出すためにもがく様子を描いている?と考えながら呼んだ。  作品中に、「まっとうに」という単語が使われている。各登場人物が考える、「まっとうに」の意味は何だろう?

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2024/11/02

2巻目も遠野屋の背景を謎のまま引っ張られたら嫌だなと思ってたけれど、さすがはあさのさんだけあってそんな姑息な手は使わないですよね。 ある程度想像通りだった彼の新たな人生に対する拘りと、何もかもが歪んでいる信次郎の一筋縄ではいかない関係と、その緩衝材の役割を果たしている実直ながら鋭...

2巻目も遠野屋の背景を謎のまま引っ張られたら嫌だなと思ってたけれど、さすがはあさのさんだけあってそんな姑息な手は使わないですよね。 ある程度想像通りだった彼の新たな人生に対する拘りと、何もかもが歪んでいる信次郎の一筋縄ではいかない関係と、その緩衝材の役割を果たしている実直ながら鋭い眼を持つ伊佐治のバランスがとても良い。 人情的なハッピーエンドでない苦い後味も好ましい大人の作品です。

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2024/08/28

弥勒シリーズ第2弾。 父の命令で人を殺め続けた過去を持つ清之介。 兄の「もう、やめろ。これ以上、殺すな」と言う一言で生き直す決心をし、小間物問屋の主となり商才を発揮する。 しかし、この只者ではないデキる男をまわりは放っておくことは出来ない。清之介のまわりには常に殺しがつき纏う。 ...

弥勒シリーズ第2弾。 父の命令で人を殺め続けた過去を持つ清之介。 兄の「もう、やめろ。これ以上、殺すな」と言う一言で生き直す決心をし、小間物問屋の主となり商才を発揮する。 しかし、この只者ではないデキる男をまわりは放っておくことは出来ない。清之介のまわりには常に殺しがつき纏う。 あんなに優しく穏やかだった兄ですら、あることがきっかけで人が変わってしまう。絶対服従のこの時代に清之介は己の志のみに従い続けることが出来るのか。 人は変われるのか? 人は変わるのか? 過去に犯した罪と向き合い成長出来るのか? 弥勒シリーズの読みどろこである。そこに同心の信次郎、岡っ引の伊佐治の個性的な登場人物が話を面白くしていることに間違いない。 読みだしたら次が気になる作品だ。

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2024/02/15

シリーズ2作目。時代小説に衣を借りたミステリー小説。人物描写が長くてくどい。読後感が爽やかではない。言葉と姿形だけでどういった人物かを想像させる文章の方が好み。あまりくどくどしく内面描写をしてほしくない。2点に近い3点。

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2024/01/01

弥勒シリーズ第二弾。信次郎は正義感あふれた同心……とは真逆で、常に血に飢えて歪なものを嗅ぎ分ける。主人公は信次郎なのか、あるいは遠野屋か、それとも二人の間に絶妙に入ってくる岡っ引・伊佐治か……3人まとめて主役のような感じで、とても面白いです。女流作家の歴史物が少ないので、長く書き...

弥勒シリーズ第二弾。信次郎は正義感あふれた同心……とは真逆で、常に血に飢えて歪なものを嗅ぎ分ける。主人公は信次郎なのか、あるいは遠野屋か、それとも二人の間に絶妙に入ってくる岡っ引・伊佐治か……3人まとめて主役のような感じで、とても面白いです。女流作家の歴史物が少ないので、長く書き続けてほしい。

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2023/12/24

シリーズを通して読むべき作品だったようだ。前作を知らないと分からないことが、読み進めることで想像できるとは言え、少なからずある。また、事件は解決するわりに、主要人物の成り行きが明らかにはならない。それにしても殺された女郎たちが不憫でならない。

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