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月島慕情 の商品レビュー

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81件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2025/09/06

供物と雪鰻とシューシャインボーイが、心に残った。 自分とは全く関係ない(わけでもない)台詞が、妙に突き刺さったり身につまされたりして、短い物語から読み解くものが多くておもしろい。 供物は、クソみたいな男のせいでしなくていい思いを死んでまでさせる酒乱クソ亭主。置いていかれた息子目...

供物と雪鰻とシューシャインボーイが、心に残った。 自分とは全く関係ない(わけでもない)台詞が、妙に突き刺さったり身につまされたりして、短い物語から読み解くものが多くておもしろい。 供物は、クソみたいな男のせいでしなくていい思いを死んでまでさせる酒乱クソ亭主。置いていかれた息子目線の物語を想像するとこれまた居た堪れない。 雪鰻の一文、赤紙一枚で引っ張られた、親も子も妻も恋人もいる、百姓やサラリーマンや、豆腐屋の店員や銀行員や、魚河岸の若い衆や市電の運転士や、大工や左官やカメラマンや学生だった。彼らはみな、それは悩み苦しみ、憎悪し懐疑もしただろうが、しまいにはささやかな納得をして、潔く死んでいった。 現実にそういう先人たちが居たことを絶対に忘れてはいけない。 シューシャインボーイで心に残った台詞、だったら二度忘れりゃいい。 逃げないでよ。

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2025/04/10

初 浅田次郎 作品 人には人生がある、それが気持ち、思い、生、過去と情に満ちた作品で、人の尊さ、人生の疎ましさがとても心に沁みた なんて素晴らしい作品なんだろうと 我が弟から頂いた本、ありがとう! ありがとう、浅田次郎さん!

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2024/08/02

見受けが決まった吉原遊女。なんとなくの好奇心から相手の素性を知り自ら幸せを手放すことに。 浅田さんらしい、優しく哀しい短編。 かっこいい女主人公。

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2024/03/25

浅田次郎は人情ものがいい。 「蒼穹の昴」は傑作だし、「壬生義士伝」も何度読んだか。しかしやっぱり浅田次郎は人情ものがいい。 浅田次郎の人情ものは「悲しくて、温かい」。 近年よくある何気ない日常でのほんわかストーリーではなく、ちょっと特殊な舞台設定だ。主人公は大正時代の太夫だった...

浅田次郎は人情ものがいい。 「蒼穹の昴」は傑作だし、「壬生義士伝」も何度読んだか。しかしやっぱり浅田次郎は人情ものがいい。 浅田次郎の人情ものは「悲しくて、温かい」。 近年よくある何気ない日常でのほんわかストーリーではなく、ちょっと特殊な舞台設定だ。主人公は大正時代の太夫だったり太平洋戦争のソロモンで戦う将校だったり網膜色素変性症の女性だったり。いずれも辛く悲しい経験をするが、己の幸福のみを追い求めることなく、他人の幸せを願うのだ。何故この人たちはこんなに悲しい体験をしたのに他人に優しくできるのだろう、と思わずにいられない。 だから「悲しくて、温かい」。 本作で私が特に好きなのは「シューシャインボーイ」だ。最後の遺書は、電車の中で読んでいるにも関わらず涙があふれ出て仕方なかった(...恥ずかし)。 ところで、浅田次郎の人情ものを読むと「人情噺」を想像する。落語の「文七元結」や「芝浜」などが有名な人情噺だ。本作の短編を談志や圓楽が人情噺として演ったら絶対にグッとくると思いませんか?もう二人とも鬼籍に入っているので、今なら誰が上手いんだろうか...などと想像するのも楽しかったりする。

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2024/01/27

4.5 どれも秀逸。1つ1つが心にずしっときて、読み終わるごとに少し間を置かないと次のお話にいけなかった。自作解説も面白かった。

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2023/07/29

さすがの浅田短編集 あとがきに作品が生まれたきっかけエピソードがあって 興味深く拝読 日常にある足元の小さな石を懐に入れて温めると このような世界が出来上がるのかと 感心

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2023/07/06

浅田次郎、安定の短編集 短編書かせたら浅田次郎が日本最強であると思う。 おすすめ 月島慕情 めぐりあい シューシャインボーイ

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2023/07/02

う〜ん、悪くはないけど、地味な印象の短編集。菊治さんは何処へ行ってしまったのかねぇ。 「月島慕情」★★★ 「供物」★★★★ 「雪鰻」★★ 「インセクト」★★★ 「冬の星座」★★ 「めぐりあい」★★ 「シューシャインボーイ」★★★★ 「自作解説」★★★

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2022/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者自身による自作解説が面白い 私はとっても行きなそこに総出やりまして、明治30年の鳥の生まれの人でありました。チャキチャキの江戸っ子です 私は酒を飲みません、一滴も。一滴も飲まないから酔っ払らいウォッチゃーなんです。一滴も飲まない人は、酔っ払いをよーく見ているんですよ 自分の今生きている神神そうやって確認していくと言うのは、人間として必要不可欠な考え方ではなかろうかと思います

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2021/10/21

浅田次郎の短編集。短編だが、それぞれの話にしっかり物語がある。シューシャインボーイが良かった。作者自身による解説付き。

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