アクセンチュア流 逆転のグローバル戦略 の商品レビュー
2009年に書かれた本で、発売当時に購入したのですが、本棚の奥に入り込んでいてこのたび機会があってやっと読むことが出来ました(発売から6年後ですね)。良い本は何年経った後に読んでも面白いもので、これはジャンルを問わずだと思っていますが、その意味で言うと本書の7~8割は完全に賞味期...
2009年に書かれた本で、発売当時に購入したのですが、本棚の奥に入り込んでいてこのたび機会があってやっと読むことが出来ました(発売から6年後ですね)。良い本は何年経った後に読んでも面白いもので、これはジャンルを問わずだと思っていますが、その意味で言うと本書の7~8割は完全に賞味期限が切れているなあという印象でした。 この本に良く取り上げられるハイパフォーマンス企業の1つにノキアがありますが、2015年の今読むと残念というか悲しい感じがします。「マスコミ(やコンサルタント)に持ち上げられる企業は衰退の始まりだ」と言われますが、この点だけでも本書の説得力がだいぶ薄まっているなあという印象はぬぐえませんでした。さらに中国の失速によって周辺新興国(東南アジア)も景気が減速し、一方で米国経済を基盤にしている企業は好調、ということで、そのような時代に本書を読んでしまうと、新興国のBOP市場攻略を熱く述べている様にも残念な印象を受けてしまいました。BOP攻略はオプションの1つではありますが、「マスト」では絶対ありません。しかし著者はここを攻略すること(正確に言うとローエンド市場の攻略)こそが正解だと断言していますが、これは激しく抵抗感を覚えました。それは企業の規模や業種、戦略の選択次第です。著者がここまで断言している理由の1つとして、本書が暗黙的に対象にしている読者企業がB to Cの大企業だということが挙げられるでしょう。ですからB to Bの中堅企業の場合、本書よりもハーマン・サイモン氏の書かれた「隠れたチャンピオン企業」を読むことをお勧めします。これは10年後に読んでも十分示唆があると思います。 最後に、本書の中でこれは今でも日本企業の課題だし、傾聴に値すると思ったのは標準化の後れです。日本企業がグローバルで苦戦している理由の一つは明らかに標準化の後れだと思いますし、この問題は根深いのかなと言うのは本書を読んでも再認識いたしました。
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アクセンチュア流グローバル化の方法論 出来ているところ見習わないといけないところ半分ずつくらいかな
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副題に「ローエンドから攻め上がれ」などとあるものだから、てっきりBOP市場攻略の本なのかと思って読むのを後回しにしていたが、さにあらず。 読んでみたら、大変にバランスのとれた、日本企業のグローバル戦略にあたっての「教科書」として使える、使うべき内容の本でした。 「海外戦略の強化」...
副題に「ローエンドから攻め上がれ」などとあるものだから、てっきりBOP市場攻略の本なのかと思って読むのを後回しにしていたが、さにあらず。 読んでみたら、大変にバランスのとれた、日本企業のグローバル戦略にあたっての「教科書」として使える、使うべき内容の本でした。 「海外戦略の強化」といっても、とかく商品戦略とかマーケティングとか、ある一面の話になりがちだが、この本では「グローバル経営力」を5つの要素に分けて、それぞれについてハイパフォーマー企業のそれと多くの日本企業の現状とを比較しつつ、考えるべきポイントが解説されている。 ちなみに5つの要素は下記の通り。 ・市場創造展開力 ・M&A力 ・ものづくり力 ・グローバルオペレーション力 ・経営管理力
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新卒でアクセンチュア(当時はアンダーセンコンサルティング)に入社し、最初にアサインされたプロジェクトで直属の上司だった西村さんの著書。 アクセンチュアによる世界のハイパフォーマンス企業500社の調査分析に基づき、不況後のグローバル経済で日本企業が再びリーダーの地位を得るための具...
新卒でアクセンチュア(当時はアンダーセンコンサルティング)に入社し、最初にアサインされたプロジェクトで直属の上司だった西村さんの著書。 アクセンチュアによる世界のハイパフォーマンス企業500社の調査分析に基づき、不況後のグローバル経済で日本企業が再びリーダーの地位を得るための具体的なポイントが書かれている。 グローバルでのマネーの動き、新興市場のローエンドを狙うべきという主張など、昨年末(2010/12)に発行された大前研一氏の「お金の流れが変わった!」の提言と重なる部分が多く、興味深い(本書はそれより一年以上前の2009/11発行)。 ハイパフォーマンス企業での事例はもちろん、アクセンチュア自身の取り組みなども豊富に含まれており、机上の空論ではない説得力がある。 グローバル経済の流れを読みつつ、日本経済復興への道筋を見極める上で非常に参考になる一冊。
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非常に面白い。入社してからがとても楽しみになった。 日本のビジネスの現状をとても分かりやすく解説してくれており、 21世紀のビジネスのスタンダードモデルを垣間見える。
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アクセンチュアが調査・研究している”ハイ・パフォーマンス ビジネス”、”マルチポーラーワールド:多極化世界”の2つをベースに日本企業が再び世界の頂点を目指すには何をすべきかが述べられている。 似た雰囲気の本を他のコンサルファーム、シンクタンク等の著作でも見る。 ちょっと異なるのは...
アクセンチュアが調査・研究している”ハイ・パフォーマンス ビジネス”、”マルチポーラーワールド:多極化世界”の2つをベースに日本企業が再び世界の頂点を目指すには何をすべきかが述べられている。 似た雰囲気の本を他のコンサルファーム、シンクタンク等の著作でも見る。 ちょっと異なるのはアクセンチュア自身が実際に行ったM&Aや、外部化、オペレーションの標準化などをどう成功させたかが書かれている点かなという印象。コンサルティング・システムインテグレーション・アウトソーシングの3つをグローバルで提供するアクセンチュアならではの内容。 金融危機で比較的ダメージの少なかった日本企業が、この時期に勝負に出ないともうチャンスはないと言う。この時期を逃せば、力を取り戻した欧米企業、今後も続々と台頭してくる新興国企業に、海外市場はおろか日本市場すら奪われかねないと警鐘を鳴らしている。もう一度謙虚になって海外のハイパフォーマンス企業を見習い、新興国のローエンド市場に勝負に出なければならない。 サムスンやタタなど新興国企業のことをちょっと見下している日本人って多いと思う。僕もその1人だった。その傲慢さを捨て、謙虚にならないと、かつての日本とアメリカで起きたことと同じことが、日本と新興国との間で起こり(もう起こっているが)、待っているのは緩やかな死なのだろう。 日本人としては、なんとかこれを防ぎたい、そう思う次第。 パートごとに書き手が違ったのでしょうか。読んでいて言い回しに違和感がある。 それから、この手の本(コンサルのお偉方の書く本、日本企業はダメになってしまった、これからがんばろうみたいな論調)で思うのは、自身の仕事に対する反省とかないの?ってこと。 そんな駄目になった日本企業と何十年間か付き合って戦略を立ててきたんでしょ。描いたように戦略が実行されなかった、自分の意見を聞き入れてもらえなかった、そういうことに対する反省は持ちたいよねと。 もちろん、頑張ったから今程度の地位で済んでいるのかもしれないけれど、ベストではないよね。
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