道徳は復讐である の商品レビュー
「ルサンチマン」について詳しく知りたくて読んでみた。 前半は平易な言葉で説明してくれているので、目的のルサンチマンについての概要は理解できた。 ただ、後半に進むにつれて専門的になっていくので全体を理解することは難しかった。 <アンダーライン> ★★★★★ 重要なことは「あれは酸...
「ルサンチマン」について詳しく知りたくて読んでみた。 前半は平易な言葉で説明してくれているので、目的のルサンチマンについての概要は理解できた。 ただ、後半に進むにつれて専門的になっていくので全体を理解することは難しかった。 <アンダーライン> ★★★★★ 重要なことは「あれは酸っぱい葡萄だったのだ」と自分に言い聞かせて自分をごまかしたとしても、それでもまだニーチェ的な意味でのルサンチマンとはいえない。狐の中に「甘いものを食べない生き方ことがよい生き方だ」といった、自己を正当化するための転倒した価値意識が生まれたとき、狐ははじめて、ニーチェが問題にするルサンチマンに陥ったといえます。 ★★★★★ キリスト教的ルサンチマンは、反感や憎悪をそのまま愛と同情にひっくり返すことによって復讐を行う独特な装置なのです。この装置を使うと、憎むべき敵はそのまま「可哀そうな」人に転化します。だから、彼らの「愛」の本質は、実は「軽蔑」なのです。
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ルサンチマンの基本的な部分は分かった、ただ用語説明+わかりやすい事例、ルサンチマンの限界くらいまでなのか
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道徳というのはそれ自体を議論する事自体が問題視される傾向がある 暗黙的に共有しているつもりの良い在り方への問題提起と見做されるからだ しかしながら、世の中、生得的に道徳のルールを知っているーそのつもりになっているー人だけではない 生得的に理解できなかった人も多からずいる だからこ...
道徳というのはそれ自体を議論する事自体が問題視される傾向がある 暗黙的に共有しているつもりの良い在り方への問題提起と見做されるからだ しかしながら、世の中、生得的に道徳のルールを知っているーそのつもりになっているー人だけではない 生得的に理解できなかった人も多からずいる だからこそ、道徳自体の議論も忌避される事なくできる風潮になって欲しい次第
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ニーチェをめぐる著者の倫理学的考察が展開されている論文を収録しています。 著者は、ニーチェの道徳批判を高く評価していますが、その一方で「最高の肯定の方式」だとニーチェがいう「永遠回帰」を、「ルサンチマンの最も極端な形態」でありうるのではないか、という問題を提起しています。こうし...
ニーチェをめぐる著者の倫理学的考察が展開されている論文を収録しています。 著者は、ニーチェの道徳批判を高く評価していますが、その一方で「最高の肯定の方式」だとニーチェがいう「永遠回帰」を、「ルサンチマンの最も極端な形態」でありうるのではないか、という問題を提起しています。こうした議論は、ハイデガーよろしく〈私〉に十字抹消を書き込む著者の「独在論」とパラレルな展開になっていますが、そうだとするならば、やはりわれわれに対して道徳の「起源」は隠されてしまっているといわなければならないように思います。 著者は、「ルサンチマンを克服する唯一の方法は忘却である」といい、同時に、「だが、それは行為ではない。誰も意志によって忘却を引き起こすことはできないからだ」と述べて、「永遠回帰」の新たな解釈へと向かおうとしています。ただ、それがいったいどのような意味で、ハイデガーの批判する「力への意志」の限界を超えているのか、うまく理解することができないでいます。
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永井はああでもないこうでもないと言葉をこねくり回しているが、ルサンチマンとは「劣情を正当化する物語の書き換え作業」といって構わないだろう。 http://sessendo.blogspot.jp/2012/08/blog-post_253.html
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ニーチェの「哲学」のどこを評価するべきなのかを明らかにし、ニーチェ思想の限界に挑んでいる。ニーチェの哲学に正面から取り組み、その概念を著者なりに捉えようという姿勢に非常に感銘をうけた。
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永井先生がまた文庫を出しましたよ、ということで何だかこの人も文庫や新書を乱発するタレント文化人っぽくなってきたような感も否めないかも。 この本は以前単行本として出した本に対談を追加して文庫化したものなんだけど、まずよく単行本でこんなものを出して、またそれを文庫にしようと思ったの...
永井先生がまた文庫を出しましたよ、ということで何だかこの人も文庫や新書を乱発するタレント文化人っぽくなってきたような感も否めないかも。 この本は以前単行本として出した本に対談を追加して文庫化したものなんだけど、まずよく単行本でこんなものを出して、またそれを文庫にしようと思ったのか不思議な出来だった。 テキストの寄せ集めで、章ごとの文体もバラバラ、中身も被っているという代物。 出版社適当すぎだし、先生もよくこれを文庫化にゴーサイン出したな、と。 中で議論されていることはそれなりだけど、ニーチェも今更という感じで、あまり新鮮味がないというか・・・この人、他にもニーチェ本出しているしね。 まだそっちの方が読めると思う。 ちょっと消費されすぎ、というか供給過多のような気がする。
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本書は、『倫理とは何か』か同じような話を前提してでないと、意味がわからないかもしれない。「ポストモダニズムは19世紀思想のパロディ」という指摘は正しいと思うが、それでも今日のスタート地点はそのパロディの位置からなのだとも思う。
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狐と酸っぱい葡萄 問題 そもそも甘いものは身体に良くないという、思想を持ったとき、そして、甘いものを食べることはよくないことだという価値観を信じたとき、ルサンチマンとらわられたといえる。
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