誰かと暮らすということ の商品レビュー
絵本のような装丁のかわいい本。 会社で同僚たちからも距離を置かれている同期の男女。 恋人同士になるわけでもなく、 距離感がつかめず戸惑っている二人を中心にした短編。 人見知りで気弱で、愚痴をパソコンにたっぷり打ち出す主人公は、 気持ちが分からないでもないなぁ。 でもそんな主人公を...
絵本のような装丁のかわいい本。 会社で同僚たちからも距離を置かれている同期の男女。 恋人同士になるわけでもなく、 距離感がつかめず戸惑っている二人を中心にした短編。 人見知りで気弱で、愚痴をパソコンにたっぷり打ち出す主人公は、 気持ちが分からないでもないなぁ。 でもそんな主人公を見て 「お前って、人に気を使っているようにみえて、 結局は自分勝手でワガママなんだよな」 ってセリフがまるで自分に言われてるみたいで、ズキンと来まして。 でも知らぬ間に自分の好きな色や好みを理解してくれていて 「お前ならそれを選ぶと思った」っていうのは幸せの形だなぁ。 ほかにもその町を中心に、子供が流産してしまった夫婦や、 独立を考えた夫と平凡な家族の話など短編が。 ちょっとリレー形式なのかな。 最終的に恋人になった二人が、少しずつキョリを縮めていく感じは好き。 ただ、主人公の女の子、 虫壁さんがワガママというか気分屋で感情的過ぎなのにびっくりだわん。
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2009-12-166 「気にしない」を読んだら。と虫に言いたくなりました。 「今度は愛妻家」に出てきた言葉と表題作の中に出てきた言葉がかぶり泣きそうに。 読んで良かった、いい話。
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2009.11.30 図書館の新着図書で見て、伊藤たかみさんは読んだ事ないような気がするけど借りてみました。 ちょっと変わったOL、虫壁知加子が暮らすハイツや、近くのDVDレンタルのお店に関係する人々の連作短編集。 下井草はどんなところか知らないけれど、何となくこんな風なんじゃ...
2009.11.30 図書館の新着図書で見て、伊藤たかみさんは読んだ事ないような気がするけど借りてみました。 ちょっと変わったOL、虫壁知加子が暮らすハイツや、近くのDVDレンタルのお店に関係する人々の連作短編集。 下井草はどんなところか知らないけれど、何となくこんな風なんじゃないかな?なんて想像しながら。 セージと虫、変わってるけど、なかなかいいですね。
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