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誰かと暮らすということ の商品レビュー

3.5

43件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2011/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編がそれぞれつながって、1冊の物語になっている作品。 なんか、このごろこんな作品が多いな。 同僚のセージと虫壁の恋愛が発展していくのがメインのストーリーかな。 セージの父親の話があったり、虫壁がよく行くレンタルビデオ店の店員の話、店長の話があったり。 みんななかなかうまく人生を生きられないけど、最後はみんなほっこりおさまるお話。 読みやすいし、読んでいて嫌な気分にならないから、すらすら読めた。

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2011/05/10

とある町のレンタルビデオ店のお客さんたちにまつわる物語。 ただ、中心は虫壁さんと正次かな。 恋愛に不器用なふたりが 少しずつゆっくり距離を縮めていく感じが 優しい気持ちになれます。 他の主人公の視点で書かれているお話も 温かくじんわりくる感じでした。

Posted byブクログ

2015/07/03

下井草駅周辺に暮らす人たちの、想いと日常が交錯する短編集。それぞれ独立してるけど同じ世界のお話という構成が好きなので、なかなか面白かったです。セージと虫は不器用すぎるし、子供ちゃんはとても切なかったけど、みんな小さな幸せを見つけていくのが良かった。☆3.5

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2011/03/16

ちょっと心がぎすぎすしたときに読むといいかも。 すぅーっと入ってくすっと笑って、一緒に暮らしている人に、笑顔で「おかえり」って言ってあげたくなります。

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2010/12/14

下井草に住む男女二人の物語を 風変わりな同僚の二人を軸に描いていく連作。 それほど大きな流れはなく 日常のヒトコマを切り取ったような掌編で 良かったのもあるが読後感はイマイチ。 レンタルショップで重なる彼らをもっとリンクさせて影響させてもよかったかな。 【図書館・初読・12/1...

下井草に住む男女二人の物語を 風変わりな同僚の二人を軸に描いていく連作。 それほど大きな流れはなく 日常のヒトコマを切り取ったような掌編で 良かったのもあるが読後感はイマイチ。 レンタルショップで重なる彼らをもっとリンクさせて影響させてもよかったかな。 【図書館・初読・12/14読了】

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2010/11/08

同じ職場の男女がだんだん距離を縮めていく姿だったり、関係のこじれた夫婦がちょっとしたきっかけで仲直りしていく姿が爽やかに描かれている。「なるほどなー」「そうそう」「それは違うでしょ」。登場人物たちのそれぞれの選択に共感しながら一気に読めちゃう。ほんわかラブな短編。

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2010/09/08

東京都杉並区の下井草に住み、幸せをつかむために努力する男女たちを描いた連作短編集。 同じ会社の同僚、セージと知加子がぎこちなく、少しずつ近づいていく過程が微笑ましい。 「誰かと暮らすこと」は、恋愛よりも素敵で、幸せなことだ。

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2010/08/08

改めて、伊藤たかみが好きだなあと感じた一冊。 しかしタイトルからして、前妻の角田光代とのことをあれこれ考えてしまうのは私でしょうか。 作中の「こどもちゃん」には泣けた。 喪失感と少しの裏切られた感に沈む妻が、夫に泣きながら投げる言葉がとてもとても悲しい。

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2010/03/09

虫壁知加子と安藤正次といった、これまた素直でない、ちょっと癖のある二人の恋愛が中心にある。そして、その周辺と言うのか、二人が暮らした下井草という江戸周辺の町があって、そこで暮らす人々のことが描かれていた。

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2010/02/21

淋しさ・孤独を知りつくしている男女の話。 そんな気がしました。 しかし、話自体、決して暗くはなく 未来に何があるのか 手探りながらも1歩・1歩確実に歩いて行く。 丁寧で、センスの良い言葉が たくさん散りばめられていました。

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