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丸太町ルヴォワール の商品レビュー

3.7

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

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2024/03/17

作品の雰囲気にとっつきにくさを感じて、中盤まで読み進めるのに苦労した。裁判のような双龍会が始まったあたりからは怒涛の展開になり、どちらが勝つのだろうかという好奇心で読み進めた。全く予想のできない展開で、登場人物の発言ひとつで、証拠や事実のとらえ方が目まぐるしく展開していくのは面白...

作品の雰囲気にとっつきにくさを感じて、中盤まで読み進めるのに苦労した。裁判のような双龍会が始まったあたりからは怒涛の展開になり、どちらが勝つのだろうかという好奇心で読み進めた。全く予想のできない展開で、登場人物の発言ひとつで、証拠や事実のとらえ方が目まぐるしく展開していくのは面白かった。作者を含め登場人物の思考が早すぎて置いてけぼりになりかけたが、ぎりぎりでついていける程度に速度を緩めてくれるので真相まで理解することができた。

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2020/08/31

2020/08/31読了 #このミス作品44冊目 祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語。 双龍会という私的裁判を中心に話が進む。 トリックはとても巧みだが ちょっと物語の世界観についていけず かなり読むのがしんどかった。

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2015/12/14

私的裁判で未解決事件を裁く。なかなか面白い設定で登場人物もなかなかと思ったが、、、。最後の大どんでん返し?の繰り返しはかえって興ざめ。トリック?についてもアンフェアだと思う。ただ主人公は面白そうなのでシリーズを読んでみようかな。

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2015/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本版ペリー・メイスン。裁判中のどんでん返しミステリは日本を舞台にするのは無理だと思ってましたが、こんな形を創造した作者に脱帽です。弁護側と検察側の斬り合いのようなやりとりや、言葉遊び、叙述トリックなど盛りだくさんに楽しめる作品。

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2014/08/20

真実とは違っても納得のいく説明ならば良しとする私的裁判・双龍会。「3年前の祖父殺し事件」をお題に論争していきます。証拠の捏造や屁理屈、ハッタリ論法もあるのでロジックとしては微妙な気がしますが、終盤の逆転に次ぐ逆転は驚きの連続で圧巻でした。クイーン、鮎川哲也、山田風太郎など、ミステ...

真実とは違っても納得のいく説明ならば良しとする私的裁判・双龍会。「3年前の祖父殺し事件」をお題に論争していきます。証拠の捏造や屁理屈、ハッタリ論法もあるのでロジックとしては微妙な気がしますが、終盤の逆転に次ぐ逆転は驚きの連続で圧巻でした。クイーン、鮎川哲也、山田風太郎など、ミステリー好きの人にはニヤリとしてしまう小ネタも盛り沢山で楽しめました。 ただ、非現実的な思考のキャラクターで紡がれる物語なので、万人受けしない作品だと思いました。

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2014/02/02

う~ん、まさに京大推理研出身の方らしい本。やたら文章がめんどくせいんだよなあ~ 登場人物もなかなか馴染めないし、名前覚えにくいし、誰が誰やらややこしすぎる印象。あと、最後がしつこい。 作者自身が奈良出身とのことだし、話に出てくる主人公達の出身の越天学園のモデルっぽい東大寺学園...

う~ん、まさに京大推理研出身の方らしい本。やたら文章がめんどくせいんだよなあ~ 登場人物もなかなか馴染めないし、名前覚えにくいし、誰が誰やらややこしすぎる印象。あと、最後がしつこい。 作者自身が奈良出身とのことだし、話に出てくる主人公達の出身の越天学園のモデルっぽい東大寺学園の出身かな? 他にも烏丸ルヴォワール、今出川ルヴォワール、河原町ルヴォワールとあるがちょっとパスだなあ、読んでみたくもあるが・・・

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2014/01/26

京都の一角ではるか昔から秘かに繰り広げられる私的裁判「双龍会」 青龍師と黄龍師の何でもアリの戦いは 秘密を握る女性「ルージュ」の正体は?! 京が舞台ということで、不思議な設定も案外すんなり入り込めました。 なんとも形容しがたい世界観だけど、とにかく面白い。 とくに「双龍会」が...

京都の一角ではるか昔から秘かに繰り広げられる私的裁判「双龍会」 青龍師と黄龍師の何でもアリの戦いは 秘密を握る女性「ルージュ」の正体は?! 京が舞台ということで、不思議な設定も案外すんなり入り込めました。 なんとも形容しがたい世界観だけど、とにかく面白い。 とくに「双龍会」が始まってからの くらりくらりと入れ替わるどんでん返しの連続は うおーーー!という感じでした。 シリーズ全部読まなくちゃ!

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2019/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

城坂論語は祖父殺しの疑いをかけられ、私的裁判“双龍会”の被告となってしまう。 双龍会とは、青龍師(弁護士)と黄龍師(検事)を中心に行われる私的裁判である。 普通の裁判とは違う独自のルールがあり、真実を求めるというよりは騙し合いに近いかも。 ようは、裁判に勝つためなら基本的に何でもありなのだ!それが例え、証拠の捏造だったとしても……。 果たしてこの究極の騙し合いに勝ち、城坂論語は無実を証明出来るのか? そして、すべてのキーマンである“ルージュ”の正体と、事件の真相とは!? 言いたい事はたくさんあるけど、とにかくドンデン返しが何度もあります(笑)正直、途中でおなかいっぱい。 物語自体は、とにかく双龍会が面白い! 個性的なキャラクターがたくさん出てくるし、何より騙し合いが面白くて好感触。 ただ、前半の論語の語り口がどうも苦手な感じで、なかなかページをめくる事が出来なかったのは残念。 中盤以降、双龍会が始まってからはどんどん楽しくなったけど♪ あと、ドンデン返しがたくさんありすぎるのもマイナス評価。 やっぱりドンデン返しは最後の最後に一回!これが一番だと思います。

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2013/03/06

独特の世界に入り込むまでに「ん?」が続いたものの 分かってからは面白い! 展開も軽やかに白から黒へ、黒から白への移ろいもまた楽しめました。 私的裁判。 何とも面白い裁判でしょう。落花かっこいい

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2013/02/11

おもしろいというか新しい!という意味で☆×5。 ジャンル分けするならミステリになるんでしょうね。 私ってしゃべくりモノが好きだったんだな~と気づいた。 (「しゃべくり探偵」の“なんでやねんワトソンくん”“そうやがなホームズくん”みたいなのは違う) この本は知ボケが多いけど、西尾維...

おもしろいというか新しい!という意味で☆×5。 ジャンル分けするならミステリになるんでしょうね。 私ってしゃべくりモノが好きだったんだな~と気づいた。 (「しゃべくり探偵」の“なんでやねんワトソンくん”“そうやがなホームズくん”みたいなのは違う) この本は知ボケが多いけど、西尾維新の化物語シリーズみたいな言葉遊びだったり、オタクネタであったり、シモいことも合わせて言っちゃうようなノリがいいな~。でも登場人物達みんな頭よいし。ストーリーよりも言葉の応酬に心惹かれてしまった本でした。

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