Another の商品レビュー

綾辻行人【著】

2014/06/09

久しぶりの綾辻行人。ホラーとミステリが合わさった学園モノ。
最近読んだ小説ではピカイチです。このミスで3位になってて、評価がだいぶ気になったので購入しました。

期待を裏切らないリーダビリティの高さと、ホラーな雰囲気の中にもしっかりとミステリな謎解き要素も含まれていて、お腹いっぱいです。
ただ主人公ふたりがシンジと綾波のイメージとカブりまくりなのが、
エヴァの影響力の強さというかなんというか。

2014/05/27

なんだかんだで楽しめた。普通のミステリーでないことは序盤からかなり何回も説明されていて結果それは正しいのだけど、そのせいで最後の謎と向き合う時間が少なかったなのように思えた。しかし終盤夢中になって読んだのは確かだし面白かった。

2014/05/24

大好きな綾辻行人さんの長編ホラー。
没頭したかったので読む時期を計り続けていたんですが
期待を大きく膨らませ過ぎたのか
”綾辻さんにしては大人しくて無難”という印象です。

夜見北中学校に転校してきた主人公の恒一は
同じクラスにいる不思議な少女・ミサキメイに関心を抱きます。
ところが何故か彼女だけ
他のクラスメイトや自分とは違う扱いを受けていて
その理由を知ろうと夜見北中学校の”ルール”を調べていくうちに
学校全体を取り巻く暗黙の悪夢に首を突っ込んでしまい・・・。

設定は好きです。
でも不気味さにいまいち欠けるというか
ホラー度とミステリー度に比べてサスペンス感が足りないように思いました。
でもさすがだなと思った工夫がちゃんとオチにあって
「この人が鍵だろう」までは読めていても
全体に散りばめられていた巧妙な伏線を拾い切ってもらったような
親切なスッキリ感に★３つ。

読み手によっては
もっともっと評価が高くなる作品だと思います。
ホラー小説の入り口に立ってみたい方にはお勧めです。

2016/01/05

3年3組にまつわる『本当の』ある噂。
正体不明なものや未知に対するもやもやと、
自分達の良識の範囲を超えた出来事に対する
恐怖が、この話のそこらじゅうにある。

街、病院、学校、クラスと、どこをとっても閉鎖的な舞台という点がまた恐れを煽る。

ファンタジックではあるけど、
殺人(死人)絡むしミステリーだしホラーだし、
自分が苦手なジャンルだったから☆2つ。
(つかそもそも3組無くせばいいじゃんとか思ってしまう、、)

こーゆうの、好きな人が読めば
たまらなく面白いのだと思う！

2014/04/27

700ページ近くあったけどあっという間に読めた。こんな分厚い本読んだの久しぶりだ・・・。
叙述トリックがびしっと決まってた。途中かなり空恐ろしい気分になるところもあって、ホラーとしても良い作品なんじゃないかと思った。

2014/04/14

アニメ放送時に続きが待ちきれなくなって買いました。一日で上・下共に読みきってしまう面白さでした。ストーリーも巧みで、読んでいる最中は先の展開への不安と期待で身震いしていました。

2014/03/28

出だしもストーリーもよくて、600Pすぐ読み終わったんだけどオチが微妙。
レイコが死者なのは分かったけど、じゃーその前までの死者は誰？

2014/02/16

中学生の時に表紙に惹かれて読んだのが始まりでした。
引き込まれるような世界観が魅力的です。
謎を解き明かしてゆく恐怖と好奇心、次々と亡くなってゆく人達、少しずつ分かってくる”増えた一人”とは。
仄暗く描かれた主人公と少女の関係も見所の一つかと思います。
一度読み始めると先が気になって仕方がありませんでした。
ほんの少しの恐れが、少しずつ増長してゆく感覚がありました。
しかし好奇心の方が強くもありました。
ネットで注文して本を買い、読み返してしまうくらい大好きな作品です。

2018/08/16

　アニメ版と漫画版を先に観てしまい、長らく放置していたのをようやく読了した。ホラーの器にミステリの具を盛った感じ。ライトノベルを意識しているためか、６００頁超の文章量のわりにはさくさく読める。

2014/02/05

先にアニメを見ていたのですが、原作と展開はちょっと違うのですね。海にみんなで遊びに行くとか。。
読書中脳内画像は基本アニメ画でしたが、見崎だけなぜか『中二病でも恋がしたい』の六花の画像になってしまい、変に面白くなってしまった自分の脳みそが残念でした。