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ガラスの街 の商品レビュー

3.9

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    2

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2024/02/09

私はあまり好きではないタイプの小説。ストーリーがあるようでないような。。なんだったんだろうで終わる。一部で評価、もてはやされてるのは、内容やストーリーの斬新さ?とニューヨーク、なんだろうなーと思った。

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2022/09/07

表紙が綺麗で手に取ったら、ポールオースターの作品だった。とても不思議な話で、スッキリはしないけどこの不思議な感じがとても面白かった。文中の他の文学作品についての話や彼の言葉の表現に彼の博識さが現れているなと思った。ポールオースターが話の中に出てくるところも何処かお茶目でかわいかっ...

表紙が綺麗で手に取ったら、ポールオースターの作品だった。とても不思議な話で、スッキリはしないけどこの不思議な感じがとても面白かった。文中の他の文学作品についての話や彼の言葉の表現に彼の博識さが現れているなと思った。ポールオースターが話の中に出てくるところも何処かお茶目でかわいかった。

Posted byブクログ

2020/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんていうか…なんだろねこれ。盛大な肩透かしを食らったような気がするんだけど、なんかそれとは違う感じ。不思議な読了感。「ガラスの街」っていうタイトルと、表紙の写真の透明さ、美しさ。なんかそういうのがぴったりな感じ。なんか不思議。

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2017/05/29

自己という存在の曖昧さ。 いまの、混沌として、先の何だか見えない時代に 物凄くはまるのだろうな、と思って読んでおりました。 恐らく、他の作品も読みます。

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2017/01/22

よく分からなかった。 人間の狂気や孤独を題材にして、言葉自体へのこだわりや物語を書いたり読んだりする楽しさとかは伝わってきたけど。

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2016/10/31

『私たちの言葉はもはや世界に対応していません。 物たちがまだ損なわれていなかったころは、言葉によって物たちを言いあらわせるものと人間も自信を持っていました。 ところが少しずつ、物は壊れ、砕け、崩壊して混沌へ墜ちていきました。にもかかわらず、私たちの言葉は以前と変わっていません...

『私たちの言葉はもはや世界に対応していません。 物たちがまだ損なわれていなかったころは、言葉によって物たちを言いあらわせるものと人間も自信を持っていました。 ところが少しずつ、物は壊れ、砕け、崩壊して混沌へ墜ちていきました。にもかかわらず、私たちの言葉は以前と変わっていません。』 こうして第1作目にやっと辿り着いた。長かったなぁ〜。 2006年8月20日に『リヴァイアサン』を読んでから10年経ってるんだな。あの頃は一時期はまってたな。かなり間が空いてしまったが、やっと一通り読んだ感がするなぁ。

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2016/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 物語の舞台はニューヨーク。間違い電話をきっかけに、ポール・オースターという私立探偵になりすまし事件を解決することになったクイン。スティルマンを尾行し、スティルマン家を監視し続けた末、クインという一人の男はニューヨークの闇に消えてしまう。探偵小説(と一般的に論じられている、でも純文学のように感じた)でありながら、事実は明らかにならないし、探偵は何も解決しない。とても不思議な読後感だ。  この物語は、消えた男の手記(赤いノート)に沿って第三者が綴ったものであり、その記録の正しさを証明する手立ては一切ない。全て創作かもしれないし、クインという男が存在したかも定かではない。  記憶って、水面に映った景色のようにゆらゆらしたもんなんやなあ。自分の存在って、客観的で社会的な証拠がないと証明できないんやなあ。こんな不思議な話もニューヨークならさもありなんと思ってしまうほど、舞台として他には考えられない。そして、ポール・オースターの表現力と柴田元幸氏の巧みな訳文(むっちゃ読みやすかった!)が、一層ニューヨークの闇を感じさせてくれる。装丁もとってもすてき。  残念だったのが、物語の肝となりそうなバベルの塔やコロンブスの卵、ドン・キホーテに関する知識を私が持ち合わせていなかったこと。このあたりに造詣が深ければ、著者の意図にもっと寄り添えたのだろうか。

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2014/09/13

探偵小説かと思いきや、そうでなく。 推理小説でもないし、ミステリーでもない。 なんだか、狂人の書き方が凄い。 何が起こって何が終わったのかよくわからないけど、一人の男が狂っていったのは確実。

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2014/02/09

ソシュール、カントをかじりながら、ブローディガン、フィッツジェラルドあたりにメタフィクションを散らばせて、ニューヨークを舞台にするとこんな感じなのかなあ。面白くはあるけど、なんら自身の腑には落ちるものは認められない。

Posted byブクログ

2014/01/01

ニューヨークという町で暮らす孤独な探偵・と言った状況の本が読みたくて購入したけれど、なんか集中して読めなかった部分があって、戻って読み直したらいつの間にか居眠りして、戻るのをあきらめてそのまま読み進んだ。再読するべきかどうか・・・多分、しないだろう。でも、ニューヨークを描いた小説...

ニューヨークという町で暮らす孤独な探偵・と言った状況の本が読みたくて購入したけれど、なんか集中して読めなかった部分があって、戻って読み直したらいつの間にか居眠りして、戻るのをあきらめてそのまま読み進んだ。再読するべきかどうか・・・多分、しないだろう。でも、ニューヨークを描いた小説は好きだから星三つ。

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