ブラバン の商品レビュー
登場人物が多いため設定に文字を使い過ぎ!時間軸も行ったり来たりで、盛り上がりに欠けるかな。青臭い時代を思い出すことは間違いない。
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絶対に面白いのが分かっている本には、なかなか手を伸ばさないことがある。大事にとっといて、いざと言うときに読むのだ。そういう、これは本である。 私は中学のときブラバンだったので、体験として似通うところもある反面、世代も地方も違うし、こんな個性的な先輩と絡む機会も無かったから、新鮮...
絶対に面白いのが分かっている本には、なかなか手を伸ばさないことがある。大事にとっといて、いざと言うときに読むのだ。そういう、これは本である。 私は中学のときブラバンだったので、体験として似通うところもある反面、世代も地方も違うし、こんな個性的な先輩と絡む機会も無かったから、新鮮なところもあり。広島弁いいなあ。方言小説って大好きです。 方言で音楽で青春で昭和。「坂道のアポロン」が好きな人にもぜひ薦めたい。 いくつになっても、あの頃の仲間を思い出すと、若返る。そういう時が、人生に一回はあるんじゃないかと思うんです。
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高校時代に音楽を演っていっ40代のオジサン・オバサンたちには懐かしく、その時代を回顧するとことができる………かもしれない。 先日行った高校の同期会で、作者が同期だったことを知った(笑)。その頃の母校をモデルにしているとのことで、自分にとってはある意味懐かしく、(著者とは別のクラス...
高校時代に音楽を演っていっ40代のオジサン・オバサンたちには懐かしく、その時代を回顧するとことができる………かもしれない。 先日行った高校の同期会で、作者が同期だったことを知った(笑)。その頃の母校をモデルにしているとのことで、自分にとってはある意味懐かしく、(著者とは別のクラスで、あまり話したこともないけれど、全く知らないわけではないので)妙にリアリティがあった。 先にこの本ん読んでいれば、同期会で会ったときに少しでも話したかったなぁ。まぁ、向こうは私のことは覚えてないだろうけど。影が薄かったから(笑)。
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登場人物が多いのは吹奏楽部の話だから。それはタイトルでもわかります。主人公は地味ですが身の丈に応じて、それらの人物とかかわったりかかわらなかったりしていくのが好感がもてました。過去や現在を章分けではなく、話の流れ中でいったりきたりしますが、読んでいるうちに慣れます。あと、会話が恐...
登場人物が多いのは吹奏楽部の話だから。それはタイトルでもわかります。主人公は地味ですが身の丈に応じて、それらの人物とかかわったりかかわらなかったりしていくのが好感がもてました。過去や現在を章分けではなく、話の流れ中でいったりきたりしますが、読んでいるうちに慣れます。あと、会話が恐ろしいほど本域の広島弁なので、女子のセリフにも愛想がありません。吹奏楽、広島、同年代などの共通認識があると、めちゃくちゃハマります。津原さんの他の本も読みたくなりました。
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切ないねー! 青春はそのときにはわからなくて通りすぎたときにわかります 思い出すとごく普通のことしかやってないのだけど、楽しかったよね。 あと10年たったらこんな気持ちになるのかしら。それは長いのかしら、短いのかしら。 10代の夢はすべてかなったと言える大人はいるのだろうか。 過...
切ないねー! 青春はそのときにはわからなくて通りすぎたときにわかります 思い出すとごく普通のことしかやってないのだけど、楽しかったよね。 あと10年たったらこんな気持ちになるのかしら。それは長いのかしら、短いのかしら。 10代の夢はすべてかなったと言える大人はいるのだろうか。 過去と現在をつなげて、まだ続いてるふりは辛いかも。あくまで自分ででもいつでも楽しくあろうとすることで切なさは薄れないかしら。
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全体のバランスや構成の美しさという点では今ひとつか。テーマは万人にFitできるもの、いくら惜しんでも、いとおしくても、そのままの形では二度と残らない。でも何かしら共通の記憶(この場合は、いっしょに音楽をやっていたこと)のキーがあれば、そのキーを取り戻すことで、人生を二度以上、何度...
全体のバランスや構成の美しさという点では今ひとつか。テーマは万人にFitできるもの、いくら惜しんでも、いとおしくても、そのままの形では二度と残らない。でも何かしら共通の記憶(この場合は、いっしょに音楽をやっていたこと)のキーがあれば、そのキーを取り戻すことで、人生を二度以上、何度でも生きることができる可能性がある。
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日常の中で、「音楽っていいな、すごいな」と、そんな言葉では表せませんが、どうしようもなくそう感じる瞬間があります。 この作品を読んでいる間、そんな一瞬に何度もめぐり合えた気がします。
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小学校でちょっと齧っただけだったけど、楽しかったブラバン時代を思い出した。ブラバン時代に限らず、その後の学生時代・部活動生活と重なるところがあり、とても懐かしく思えた。
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かつて高校時代に吹奏楽部に所属していた主人公は20年以上の歳月を経た今、友人の結婚式のために改めて当時のメンバーを集めてオーケストラを行おうとする。過去を懐かしみながら現実を生きるかつて吹奏楽部の部員だった人たちの物語。 主人公はややひねくれている印象を受けた。登場人物の多さや...
かつて高校時代に吹奏楽部に所属していた主人公は20年以上の歳月を経た今、友人の結婚式のために改めて当時のメンバーを集めてオーケストラを行おうとする。過去を懐かしみながら現実を生きるかつて吹奏楽部の部員だった人たちの物語。 主人公はややひねくれている印象を受けた。登場人物の多さや物語の展開は作者の計算によるものだろう。何かを起こそうといていたはずなのに何も起こさずに終わってしまった印象。現実的というか、かなりビターに感じた。私は1980年代に生きていた人間ではないし吹奏楽部だった人間でもないが、そういった人々が読めばまた違った印象を受けたのだろうと思う。読み返したいと思うかはわからないが年をとってから読み返すと感じ方が違うかもしれない。
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登場人物が多すぎて、名前と個性がまったく一致しないまま読了してしまった。 青春とその後。はつらつとして過去とさえない現実。それがクロスして、日々が過ぎる。 少しだけ彩ある生活を手にいれ、物語は終わる。 大人が過去とつながるってどこか閉塞感があるのだな。
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