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ロード&ゴー の商品レビュー

4

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

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  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2012/11/26

男前の人がたくさん出てくる。 社会を変えるのは難しい。 どんなに声を上げても、届かないことって確かにある。 この本で使ったその手段というのが破天荒。 それに対応する人たちが男前なんだな。 スピード感あふれる話で、一気に読み上げた。

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2012/11/15

途中まで正直タルいなと思っていたが、1/5を過ぎたあたりから急展開。まさに読みながら、ずっとサイレンがなりっぱなしのような感じに。そっからは走りながら、小気味よく読むことができました。

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2012/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【ロード&ゴー】 日明恩さん  東京都渋谷消防署機関員・生田温志。 彼は入庁して十五年間消防車の機関員として務め、熟練した運転技術を身に着けていた。その生田は数ヶ月前、ココ恵比寿出張所の救急隊に異動してきた。。彼がココで運転するコトになるのは白車、すなわち救急車だ。消防車の機関員としては優秀な生田も救急車では求められる運転技術が異なる。彼はまだまだ自分の救急隊員としての未熟さを自覚していた。 消防、救急はチームをつくり仕事をし、その一つのチームの単位を「隊」と呼んでいる。生田もその例にもれない。 ある日、傷病者の搬送を終え帰路につく途中、大量に吐血する男性を発見した。重病外傷と判断した隊長の筒井は救急における非常事態宣言「ロード&ゴー」を言い渡した。一分一秒を争う重病外傷の現場において、生命にかかわる損傷の観察と処置のみを行い、その他は省略して五分以内に現場を出発し病院に搬送する。それが「ロード&ゴー」だ。 生田は傷病者を乗せ、直ちに現場を後にし病院を目指す。しかし、生田が乗せた傷病者は偽者だった。男は豹変し、女性救命士の森を人質にとり 複数の要求をつきつけた。警察車両を近づけさせないこと、救急車での無線会話をオープンにすること、そして最後に彼らがこれから向かうべき場所を。。 ☆ ブクログでレビューを読んで借りてきました。初めて読む作家さんです。苗字は日明と書いてタチモリさん。書かれていた通りの面白い本でした。スリリングで、それでいてホロッとさせるシーンがあったり、、、読んでいて主人公の生田が、有川浩さんの書いた自衛隊三部作の「夏木大和三尉」の イメージとかぶりました。少しガサツだけど、男らしくて、そして何よりハートが熱い。傷病者の手当てをしたくても、医師の指示を仰がないと処置できない法の壁。そして自分勝手な傷病者や通報者。その歯がゆさ、理不尽さを腹の内に飲み込んで人助けに全力を尽くす。気持ちよく読み終われるいい本でした。◎

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2012/10/21

鎮火報のサイドキャラクターの救急隊員が主人公の救急車ハイジャックもの。 職業倫理と高い専門性に裏打ちされた描写と、なにより救急隊も通信員もレスキュー隊も人物造形がいい。 途中でハイジャックの理由がわかってしまうこと、ラストのパレードがいかがなものか、という引っ掛かりが残ることの二...

鎮火報のサイドキャラクターの救急隊員が主人公の救急車ハイジャックもの。 職業倫理と高い専門性に裏打ちされた描写と、なにより救急隊も通信員もレスキュー隊も人物造形がいい。 途中でハイジャックの理由がわかってしまうこと、ラストのパレードがいかがなものか、という引っ掛かりが残ることの二点が残念。

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2012/10/19

救急車がハイジャックされて、病院から病院を時間内に走れ!!と指示され… というストーリー。 手に汗握る展開に加え、救急車に携わっている人たちのプロ意識がしっかりと表現されていました。 犯人の動機は何なの?! とか、女性が救命士になるということについてとか、妻の毅然とした態度など、...

救急車がハイジャックされて、病院から病院を時間内に走れ!!と指示され… というストーリー。 手に汗握る展開に加え、救急車に携わっている人たちのプロ意識がしっかりと表現されていました。 犯人の動機は何なの?! とか、女性が救命士になるということについてとか、妻の毅然とした態度など、とにかくグググッとひきつけられました。 唯一残念だったのはラストが長かったこと。 救急車に乗っている人の思いも伝わってきたけれど、それよりラストまでプロ意識を見せてほしかったので☆ひとつマイナスでした。残念! 最後に作者について見たら、母校出身だったので嬉しく思ったのでした。

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2012/10/08

爆弾を積み、女性隊員にナイフを突きつける犯人を乗せ、 マスコミのヘリやバイクに付き纏われ、全国に生中継されながら 認可された制限速度80キロを維持し、ノンストップで走り抜ける救急車! 「ハンパな走りなんて、あたし、見たくないからねっ」という 威勢のいい妻(ちなみに、元警察官!)...

爆弾を積み、女性隊員にナイフを突きつける犯人を乗せ、 マスコミのヘリやバイクに付き纏われ、全国に生中継されながら 認可された制限速度80キロを維持し、ノンストップで走り抜ける救急車! 「ハンパな走りなんて、あたし、見たくないからねっ」という 威勢のいい妻(ちなみに、元警察官!)からの激励を胸に 元暴走族という経歴を生かして(?)抜群のドライビングテクニックを見せる生田の 男気あふれるいかつい顔。 腹部に深々と刃渡り10センチのナイフが刺さっているにも関わらず 激痛に耐えて穏やかに犯人の心を解こうと語りかける筒井の額に滲む脂汗。 犯人の命令により、トイレに行くこともできない女性隊員、森のために 大声で歌い始めた生田に合わせ、AVM越しに聞こえてくる 鬼島を始めとするセンターの通信員たち渾身の『東京消防歌』。 止まることを禁じられた救急車にぴったり並走した救助車から身を乗り出し 20キロもの携行缶を担いだまま行われる、命知らずの緊急給油。 免職覚悟で高速道を走り抜ける生田たちの車を警察車両からガードするため 前後左右にぴたりと張り付いてゴールまでエスコートする消防車の鮮やかな赤。 映像も音もくっきりと目に浮かび、響き渡るような、臨場感あふれる熱い物語です! AVM越しの鬼島さんの渋いバリトンの声は、ぜったい中村悠一さん♪などなど 実写版、アニメ版と、2バージョンのキャスティングを妄想しながら ウキウキと読み進めたのはヒミツです。

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2012/10/06

救急車内の臨場感がとってもよく伝わってきて、一気に読まないと面白さが半減してしまうと思い、一気に読んでしまった。引き込まれる作品です

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2012/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

異動で救急隊員になった生田(「鎮火報」では大山の先輩)と救急隊員が誘拐事件に巻き込まれる物語。 ロード&ゴーとは、重病外傷患者に対し応急措置のみ行い、現場から5分以内に発進し病院に搬送すること。 <あらすじ> 救急車で患者を搬送した帰り道、血を流して倒れる男・悠木を発見する。 ドライバー・生田とベテラン・筒井と女子・森は悠木を救急車内に収容。 車内で容態を確認するが身体に傷が一切ない。 すると突如悠木が起き上がり、森を羽交い絞めしナイフをつきつけて言った 「両親と妻が殺される。だから俺の言うとおりにしてくれ」と。 その時、悠木の携帯に連絡が入る。 画面に映し出されたのは縛られた悠木の妻と両親。そして現れる首謀者の犯人。 犯人は生田に制限時間内に指定された病院へ行くよう指示。 犯人は警察に対して人質の命と引き換えに身代金2億を要求。 犯人はTV各局に自ら事件の内容を連絡。 そして犯人は救急車の無線開放を指示する。 救急車内での犯人との会話は無線傍受で筒抜け。 指定された病院に着くも、更に次の病院へと指示される救急車。 それを生中継するTVと翻弄される警察。 救急車内では筒井がスキを見て悠木を襲い森を解放するも 悠木が持っていたナイフが刺さって瀕死の重体に・・・ 警察側では身代金の受け渡しで犯人を捕らえようとするも 犯人は一向に現れず・・・ そんな中、TV番組に現れた悠木の親戚から衝撃の事実が告げられる 「悠木に妻はいません。彼女は3年前に自殺しました」 救急車内でその番組を見た生田たちに悠木は真相を語り出した。 救急隊や病院のせいで家族を失った遺族たちが知り合い その実体を世間に認識させるために今回の事件を実行したのだ、と。 生田はすべてを聞き、そしてとんでもない行動を取る <感想> 終盤の生田の元同僚達の消防隊が集結するところはカナリ盛り上がった。過去作読んでて良かった。救急車が消防車の半分しかないとか救急隊や病院が抱える現状とかも解ってとても面白かった。

Posted byブクログ

2012/09/27

本屋に行くと、文庫本で堂々と置いてあった。 帯には、「前代未聞の救急車ジャック!」と書いてあったので、さっそく図書館で予約…。 そして、届いたらさっそく一気読み。おかげさまで、次の日は寝不足でクタクタ・・・でも、引き込まれて止まらないー!まるで、心までもハイジャックされたように♪...

本屋に行くと、文庫本で堂々と置いてあった。 帯には、「前代未聞の救急車ジャック!」と書いてあったので、さっそく図書館で予約…。 そして、届いたらさっそく一気読み。おかげさまで、次の日は寝不足でクタクタ・・・でも、引き込まれて止まらないー!まるで、心までもハイジャックされたように♪ノンストップアクションです!これは! もう、頭の中で映像が流れる。 普段何気なく見ている救急車。そのありがたさがまた身にしみて感じた。 色々、知らない単語などが出てくるがその都度分かりやすく書いてあるのでまたよい。 主人公が、元ヤンなのでその分熱い(●^o^●) 最後のシーンは感動。犯人は途中で分かってしまったけど、そのことを忘れて引き込まれていく。 読んだ後の爽快感が凄い! 色々抱えている問題も垣間見えて(特に病院のたらいまわし)医療物としても感じられた。 本当に、良かった… そして、一番この言葉にジーンときました。 「危険で訓練は辛い、責任は重い、だけど給料はそんなに高くない。そんな消防官になったのは、頭がおかしいから。」 民間人を守ってくれてありがとう。

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2012/08/31

雑誌で紹介されていたのをきっかけに読みました。消防署の救急隊のお話です。なかなか知ることのない救急隊についての描写が多く感心することも多い反面、どうしても説明くさくなってテンポが悪い印象もありました。 ただ、それでも登場人物の面白さもあったし、テーマについて考えさせられる部分も...

雑誌で紹介されていたのをきっかけに読みました。消防署の救急隊のお話です。なかなか知ることのない救急隊についての描写が多く感心することも多い反面、どうしても説明くさくなってテンポが悪い印象もありました。 ただ、それでも登場人物の面白さもあったし、テーマについて考えさせられる部分も多くて面白いと思いました。救急隊を取り巻く環境の難しさと、勤務される隊員の方たちへの尊敬の念が湧くような小説でした。 生田と鬼島のキャラクターが特に気に入ってます。男気があってかっこ良かった。

Posted byブクログ