福田君を殺して何になる の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2023年6月21日の記事 「光市母子殺害、異議退ける 弁護側は特別抗告」 この事件の行方をずっと追っている。 当時、この事件にかなり衝撃を受けた。 18歳の少年犯罪。 何がどうなったら、こんな事件を起こせるのか、、 遺族の会見での怒り発言も印象に残っている。 遺族として当たり前に起こる感情、、私は今でも そう思っている。自分が本村さんの立場だったら、 同じ気持ちになるに違いないから。 -------- 弁護士側が特別抗告。 この記事が目に止まり読んでいたとき、この書籍 を紹介するリンクが出た。 どうしてこのタイトルになったのか?この著者は 一体どんな根拠があってこう言っているのか、、 読んでみるしかないと思った。 読みはじめて、、 「福田君」という字面に違和感。面会時の会話中 のやり取りは別として、せめて「彼」とかにでき なかったのか。 被告人のお父さんとのやり取りの場面があるが、 ここで最後まで読み進める気が失せて閉じた。 被告人があまりにも幼稚すぎて、死刑判決を理解 できていないのは、、と思ったらしいので、被告 人にスポットを当てる内容になるのは仕方ないの かもしれない。 けれど、もっと中立の立場で関係者に向き合った 形で問題提起する本にしてほしかった。 読んでいて、不快感しかなかった。 これでジャーナリストなの、、と。 弁護士が罪人を弁護する理由も、死刑判決に賛否 あることもわかる。 でも、殺されて亡くなった人はもう生き返ること はないし、「死人に口なし」。 罪人は自分の罪を正当化して、いいように何とでも 言えてしまうのだから、遺族としては死刑判決以外 受け止められないのは当然のこと、、だと思う。 「更生」という言葉があるけれど、更生できるのは ほんのひと握りではないかと、、 生い立ち、育った環境、性格は人それぞれ違う訳で、 劣悪な環境で育った子が、必ずしも幼稚なまま成長 し、罪を犯すとは限らない。 悪いことは、誰がやっても悪いこと。 時代が変わって罪人も法律で護られるようになった。 よくも悪くも。
Posted by
死刑存廃論は元よりより根元的になぜこんな悲惨な事件を起こしてしまうのかを考えさせられる本。親の愛情?本人の先天的な欠陥?社会にも責任はある?いろんな疑問が湧いてくる。そしてただ死刑執行を待つ身。こんな事件を起こしてまで何故まだ生への執着があるのか?答えは簡単に出ないが考え続けなけ...
死刑存廃論は元よりより根元的になぜこんな悲惨な事件を起こしてしまうのかを考えさせられる本。親の愛情?本人の先天的な欠陥?社会にも責任はある?いろんな疑問が湧いてくる。そしてただ死刑執行を待つ身。こんな事件を起こしてまで何故まだ生への執着があるのか?答えは簡単に出ないが考え続けなければならない問題
Posted by
加害者側の目線で語られているものを見たかったので その意味では読んでよかったと思う。 とはいえもっとフラットな立場から論じられたんじゃないかという気もする。 報道される際に加害者が叩かれるのは当然のことなのだろうけど 叩かれる=弱者、というような観点に立ってしまったのか どうも加...
加害者側の目線で語られているものを見たかったので その意味では読んでよかったと思う。 とはいえもっとフラットな立場から論じられたんじゃないかという気もする。 報道される際に加害者が叩かれるのは当然のことなのだろうけど 叩かれる=弱者、というような観点に立ってしまったのか どうも加害者側に寄り添った記述が多いように感じた。 もっと言っちゃえば弁護団にイメージを操作された、的な。 それともあたしがこの本を読んでそういう歪んだ受け取り方をしただけなのか。 どっちにしても偏りすぎという感は否めない。
Posted by
こういう考え方があっても良いとは思う。 ただ、もう少し深い考えがあった方が良いかな。 書いてあることが事実だとして、 加害者が本当に悔いていて、狡猾ではなく素朴で繊細な人柄だったとして、家庭環境が良くなかったとして、それで何が言いたいのか?が良く分からなかった。 ただ根はいい...
こういう考え方があっても良いとは思う。 ただ、もう少し深い考えがあった方が良いかな。 書いてあることが事実だとして、 加害者が本当に悔いていて、狡猾ではなく素朴で繊細な人柄だったとして、家庭環境が良くなかったとして、それで何が言いたいのか?が良く分からなかった。 ただ根はいい子みたいだからを死刑にしたくないとかではなく、じゃあどうすべきか?とか、司法・マスコミ・弁護士の在り方などに対する問題提起とかが必要ではと感じた。 そこまであると、関係者とも良い議論が出来たのではと思う。 正直、この本に書いてあることがどこまで本当か判断がつかない。 そりゃ、みんな自分に都合の良いこと言うと思うんだよね。誰々にそそのかされたとか。自分はそんなつもりじゃなかったとか。 また、ニュートラルな感じで取材してない気がするんだよね。取材拒否に対して取材は受けて当然みたいなトーンを感じた。自分も経験あるんだけど、人間て聞きたいことしか聞かないから。思い込みがあると同じインタビューしても全然違う意見が出てきたり。。。 そのあたりが、出版で加害者側とも色々揉めた原因かなと思ったり。
Posted by
判決が出たけれど、光市母子殺害事件の加害者側に焦点を当てた内容。ニュースだけでは分からないことばかりで、一つの事実として知ることができて良かった。
Posted by
「なぜ君は絶望と闘えたのか」「光市事件 弁護団は何を立証したのか」に続いて(間はあいたけど)3冊目。 なぜこの本が叩かれるのかわからない。上の2冊を読まないとそう思うのかなあ? とてもよい本、出されるべき本。
Posted by
「福田君」とは光市母子殺害事件の犯人元少年の実名。著者は福田君とのインタビューを通じて彼が「死刑」となることの意味を見出したいのだそうな。著者が自作の中でどんな戯言を述べようと、それは著者への評価(いい意味でも悪い意味でも)につながるのだから著者の勝手だろうと思う。だがしかし、こ...
「福田君」とは光市母子殺害事件の犯人元少年の実名。著者は福田君とのインタビューを通じて彼が「死刑」となることの意味を見出したいのだそうな。著者が自作の中でどんな戯言を述べようと、それは著者への評価(いい意味でも悪い意味でも)につながるのだから著者の勝手だろうと思う。だがしかし、こういう本を著そうとするならば、まずは亡くなられた被害者に対する追悼の意を最初に表すべきではないのか?。福田君が著者に宛てた手紙から始める所にインパクト狙いという著者のあさはかな目論見が透けて見える。また、巻末で解説している今枝弁護士についても被害者を悼む言葉など一言もないくせに”犯人の「言の葉」に込められた魂の逡巡を読み解いてほしい”などとは笑止千万。被害者不在で犯人の人権のみ留意するという、いわゆる「人権弁護士」の典型であろう。そういう、人間としてごく当たり前であろう礼節すら持ち合わせない人間が何を述べたところで誰の心にも届くまい。福田君を殺して何になるのか?。ご遺族が極刑を望んでおられるのだから「何になる」もあるまい。問いかけそのものが無意味である。一刻も早い死刑の確定と刑の執行を願ってやまない。
Posted by
光市の事件の加害者について、「事件前の彼を知る人や弁護人などへの1年以上にわたる取材を通して見えてきた、彼の姿を伝えたい」(p.19)という本。 1年前にこの本が出るときに、加害者側が出版の差し止めを求め、著者と出版社側が抗弁するもようが報じられたのは見ていた。著者側の主張は、...
光市の事件の加害者について、「事件前の彼を知る人や弁護人などへの1年以上にわたる取材を通して見えてきた、彼の姿を伝えたい」(p.19)という本。 1年前にこの本が出るときに、加害者側が出版の差し止めを求め、著者と出版社側が抗弁するもようが報じられたのは見ていた。著者側の主張は、おおよそのところ、匿名報道のなかで、加害者の少年がどんどんモンスターにされている、名前のない顔もわからない報道では一人の人間としてイメージができなくなる、少年がどんな人物かを知るには、たとえばどう呼ばれていたかも重要だ、だから実名だ、ということのようだった。 私は、呼び名(友達にどう呼ばれていたかとか)も含めて、周到に用意した「仮名」でも、著者の意図するところは果たせるのではないかと思ったりもしたが、そもそもこの本が図書館に入るのかどうか、リクエストして読むか(読みたいか?)というと、そこまで読みたい気持ちも起こらず、そうして1年経ってふと図書館でみたら書架ありだったので借りてみた。 光市事件に関しては、私はテレビの報道などはほとんど見ていないが、これまでに本になったものを何冊か読んできた。去年のWeフォーラムで、死刑事件の被害者遺族である原田正治さんの分科会があり、それをWeに掲載するためにまとめた際に、なんどか原田さんとお話しし、その前後には死刑に関する本も新旧いろいろ読んだ。 読んでみても、これは「実名」でないとできないことだったのか?という思いは残った。正直なところ、加害者の中学の卒業アルバムの写真が掲載されているのにはびっくりした。 「たとえ福田君が迷惑だと感じても、彼がなぜこんな凄惨な事件を起こしたのか、彼はどんな人間で、今何を思っているのかを私は知りたい。それを知らなければ、再発防止策など考えようもないはずだ」(p.18)と著者は書いている。 著者は、数多くの取材拒否も受け、時にはその拒否のもようも書きながら、「彼はどんな人間で、今何を思っているのか」を書いていく。 私の読後感はあまりよくなかった。とくに加害者の父親への取材や、弁護団への取材のもようを書いているところは、なんというか「あなたたちは私の取材に答えて当然なのに、どうして答えないのか」という感じが強くて、(私だったら、この人に取材されたくないなー)と思った。 著者の数々の取材は、いちいち録音してテープ起こしでもしたのか?と思うような、電話のやりとりや、その場のやりとりとして載せられている。拘置所での加害者との面会も録音などはできないだろうと思うのだが、これは可能な限り、著者が「再現」したということなんかなー?と思いながら読んだ。 「福田君を殺して何になる」のか、著者はその答えがほしかったといい、本の終わりのところで、自分にはそれが得られなかったと書く。著者はその後も取材を続けているのか、この本をつくったところで一段落なのか、どうなのだろうと思った。 そして、加害者の少年(といっても、もう30になろうとする人だが)はこの本を読んだだろうか、どう思っているだろうかと、そんなことも思う。
Posted by
先に『なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか』を読むべきでした。そちらからの引用が多数入っています。恣意的な部分引用なのか、文意を損なわないようにしたエッセンスの引用なのか先行の図書を読んでいないと分かりづらいです。 (でもこっちの方が字が大きくて読みやすいのでついこ...
先に『なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか』を読むべきでした。そちらからの引用が多数入っています。恣意的な部分引用なのか、文意を損なわないようにしたエッセンスの引用なのか先行の図書を読んでいないと分かりづらいです。 (でもこっちの方が字が大きくて読みやすいのでついこちらから読んでしまいました) この本を読むと、光市母子殺人事件の被告は反省していない訳じゃないけれど、社会性の発達に頗る問題があり、その反省は端的で近視眼的なものに留まっているようです。 そして被告の父親はひどく独りよがりないばり屋で、今後とも被告にいい影響を与えそうもない感じ。 著者は福田君に死刑になってほしくないと言うけれど、この本を書いて、世に出して、被告に有利なことってあるかしら。本当に死刑になってほしくないと思っているのか疑わしい気がします。
Posted by
筆者(女性)が取材申し込みの手紙を獄中の被告に送ったら、まだ、一面識もないのにラブレターみたいな返事がきたそう。キモいの一言。著者は死刑に反対らしいが、私は読んでて死刑にしてほしいと思った。少なくとも二度と娑婆には出てきて欲しくない。再犯率高そう。
Posted by
- 1
- 2
