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吾輩はシャーロック・ホームズである の商品レビュー

3.1

71件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    1

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2012/12/04

ツイッターで小説の冒頭部だけを呟く botでこの話の冒頭を読んでおもろそう!と 思って買ってみたけど…。 なんか思ってたのと違ったなぁ…

Posted byブクログ

2012/04/03

話題の作家・柳広司の作品。 内容的には、精神病を患った夏目漱石が自身のことをシャーロック・ホームズであると思い込み、ワトスン博士とともに謎解きに挑戦する、という高度なお話。 書く、という面から見るとすごい作品だと思う。まずシャーロック・ホームズシリーズを把握しきること、時代背...

話題の作家・柳広司の作品。 内容的には、精神病を患った夏目漱石が自身のことをシャーロック・ホームズであると思い込み、ワトスン博士とともに謎解きに挑戦する、という高度なお話。 書く、という面から見るとすごい作品だと思う。まずシャーロック・ホームズシリーズを把握しきること、時代背景の描写など、書くにあたって注意しなければならない点はたくさんある。 残念だったのはシャーロック・ホームズシリーズにならっているから、柳広司の文体が把握できなかったこと。そして指紋照合という技術が出てきたこと。なんかオチとしてイマイチな感じ。とってつけた感。

Posted byブクログ

2014/09/16

東洋の小さな島国、日本から来ている留学生「ナツメ」。彼はある日「ワトスン」の診療所に連れてこられた。何でも彼は自分のことを「シャーロックホームズ」だと思い込んでいるというのだ。(ちなみにその前は、自分のことを猫だと思い込んでおり、名前はまだない等と言っていたらしい) ホームズ不在...

東洋の小さな島国、日本から来ている留学生「ナツメ」。彼はある日「ワトスン」の診療所に連れてこられた。何でも彼は自分のことを「シャーロックホームズ」だと思い込んでいるというのだ。(ちなみにその前は、自分のことを猫だと思い込んでおり、名前はまだない等と言っていたらしい) ホームズ不在の折、ワトスンは精神薄弱した夏目漱石と行動を共にすることとなるのだか、そこで奇っ怪な事件に巻き込まれていく。 何が奇怪って、もう設定が奇っ怪だろと。あらすじ読んで衝動買いした。笑 読み始めは、「自分大好き英国人」による日本人バッシングとか、あまりにもナツメがダメダメなのとかで、最後まで読めるか不安になりましたよ。 しかし、話が進むにつれ、(ワトスンと共に)ダメダメなナツメに愛着が湧いてくるから不思議なものでした。物語も単純な事件→推理だけではなく、自分の国とは、人種差別とはなど、色々な問題を提起していて、なかなか深い。 正岡子規との関係や、ホームズの過去の事件についての言及など夏目漱石やホームズが好きな人ならニヤニヤする描写も多数ですが、両方ともしらないという人も楽しんで読めること請け合いです。

Posted byブクログ

2012/02/06

ジョーカーゲームがよかったし、Book offで安かったので購入。 結論としては、はるかにジョーカーゲームのほうがよかった。残念。発想はおもしろいし、途中まではよかったのだけど、変に当時のイギリスの情勢と絡めてて、ミステリーとしてはぜんぜん面白くなかったと思う。犯人もなんだかなー...

ジョーカーゲームがよかったし、Book offで安かったので購入。 結論としては、はるかにジョーカーゲームのほうがよかった。残念。発想はおもしろいし、途中まではよかったのだけど、変に当時のイギリスの情勢と絡めてて、ミステリーとしてはぜんぜん面白くなかったと思う。犯人もなんだかなー、スパイってなー、という感じ。 最後にもう一回どんでん返しがほしい。

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2012/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トーキョープリズンで気に入った柳氏の作品だったので、購入。 最後に大どんでん返しがあるかっ! と思ったらなかった。 面白い着想ではある気がしなくもないが、漱石を見ていてイタタタとなるので、なんともかんとも。 暇なときにでもどうぞ。

Posted byブクログ

2012/01/08

この当時海外留学ってのはずいぶんと重たい物だったのだな。 気になって倫敦塔を読んでみたら、倫敦塔にかかれっている漱石の感じた倫敦をなかなか正確にトレースしているように感じた。 結構な部分が引用されていたので、倫敦塔を一読してから読むのをお薦めしたい。 トリックについてはなぁ、そん...

この当時海外留学ってのはずいぶんと重たい物だったのだな。 気になって倫敦塔を読んでみたら、倫敦塔にかかれっている漱石の感じた倫敦をなかなか正確にトレースしているように感じた。 結構な部分が引用されていたので、倫敦塔を一読してから読むのをお薦めしたい。 トリックについてはなぁ、そんな巧くいきますか?そんな指先鈍感ですか?と言いたくなる。

Posted byブクログ

2012/01/06

夏目漱石の扱いがあまり好きになれなかった。アイロニーで書いているのか、面白おかしく書いているのかの判断がつき辛いので。また、推理部分自体も、アンフェアな作りだったと思われるけれども…出展や出自を詳しく知っていればほくそ笑めるものだったのかも? ただ、猛スピードで読み切ってしまうこ...

夏目漱石の扱いがあまり好きになれなかった。アイロニーで書いているのか、面白おかしく書いているのかの判断がつき辛いので。また、推理部分自体も、アンフェアな作りだったと思われるけれども…出展や出自を詳しく知っていればほくそ笑めるものだったのかも? ただ、猛スピードで読み切ってしまうこともなく、読む気がしないわけでなく、通勤電車に向いていた作品。

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2012/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 夏目漱石とシャーロックといえば、島田荘司の本がとにかく好きだった!お見事! なので、今回はどうかなー!と手に取る。 ホームズになりきったナツメが登場。こういうホームズもの(シュロック・ホームズとか)は苦手。痛々しい。  ところどころ、漱石の本の内容がちらりと出てくるところはニヤリとする。楽しい。「我輩は猫。。」「三四郎」 「倫敦塔」を先に読むかな、と中断。 教養があるとより世界が広がると言っていたのは誰だったっけ。 シェイクスピアに詳しかったら、もっともっと楽しめるのかも。 こういう本に出会うと、もっと文学や古典も読まないと!と気持ちが焦ってくる。 ようやく!読み終わった。 途中で、やはり倫敦塔は読んでおこうと思ったのが間違いだったかも。本物の漱石の前では、この本がちょっとチープに思えてしまった。 話がだんだんと大きくなって、そこまでいってしまうと謎ときも面白くないな〜。 ワトソンの幻想シーンはなかなかよかった。 やはり、漱石とホームズは島田荘司の方に軍配!

Posted byブクログ

2011/11/04

夏目狂せり 期待し過ぎたかも。 当時故か、国費故か、いずれにせよ、現代の海外留学とは気構えが全く違うのだなぁ、と変なところに感心。

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2011/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これはもうタイトルで目について手にとって軽くあらすじ読んでレジに行くまで30秒かかってなかった気がする。 夏目漱石がイギリスに留学してその時に精神をきたして自分がシャーロック・ホームズだと思い込んじゃうのです。 シャーロック・ホームズ本紙と同じでドクターワトソンが語り手。 ちなみに夏目さんの推理全っ然まとはずれでした(笑) そこがまたおもしろいんだよね。 口調とかはシャーロック・ホームズまんまなんだけど。 シャーロック・ホームズネタもちょこちょこでてくるけど、ちゃんと読み込んでなくてもわかる範囲です。(名探偵コナン読んでればわかる程度) テンポいいし、夏目さんがチャーミングだしサクサク読めました♪ 結構オススメです。

Posted byブクログ