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天冥の標 Ⅰ(上) の商品レビュー

4.1

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

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2011/10/07

表紙の絵に惹かれて買った小説。SF…?西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープが舞台。酸素呼吸の代わりに電気代謝を行う人々がいたり、アンドロイドがいたり、とにかく多種族にわたり登場人物も多い。けど、会話のテンポが良くて読みやすい。マンガみたいに読めるかも。「えっ…?」という衝...

表紙の絵に惹かれて買った小説。SF…?西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープが舞台。酸素呼吸の代わりに電気代謝を行う人々がいたり、アンドロイドがいたり、とにかく多種族にわたり登場人物も多い。けど、会話のテンポが良くて読みやすい。マンガみたいに読めるかも。「えっ…?」という衝撃のぶつ切りラストに驚くが、壮大な長編の第一巻ということで気長に。

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2011/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 全10巻という長編の最初の1巻。ここからどのように話が展開していくか楽しみで仕方ないです。  話の舞台として「何らかのトラブルを抱えて宇宙へ出る術を失ったどこかの惑星植民地」というシチュエーションは『復活の地』っぽい感じ。ただ今回はその地名に21世紀との連続性を感じさせるところが大きな違いでしょうか。今回はその中で総督の圧政に苦しむ住民(といっても様々な種族がいる訳ですが)が反乱に向けて動き出す、という感じ。  今のところIII巻まで読みましたが、そこまでずっと使われる概念が(詳しい説明は無しに)登場します。とはいえこの巻(下巻含め)では「そういう事だったのか!」的なスッキリ感はなく、モヤモヤっとしたまま続きが読みたくなってしまいます。  続きは下巻で。

Posted byブクログ

2011/08/31

全10巻の開幕編であり、登場人物紹介が多く、これからどう筋が運ぶのか、まだわからない。謎また謎の展開が続く。次巻に期待。

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2011/07/14

SF、最近読み始めました。 未知の世界を体験するSFを読み進めるためには、 序盤にどんな世界で、どんなキャタクターが居て、どういう対立があるか、 がスッと入ってこないと、半分も読めないことが多い(気がする)。 本作は、特異な世界観、多数の種族、画一的でないアンドロイドたち、 ...

SF、最近読み始めました。 未知の世界を体験するSFを読み進めるためには、 序盤にどんな世界で、どんなキャタクターが居て、どういう対立があるか、 がスッと入ってこないと、半分も読めないことが多い(気がする)。 本作は、特異な世界観、多数の種族、画一的でないアンドロイドたち、 と把握すべき事項はかなり多いことに加え、まだ明かされていない隠された設定まである。 しかしながら、村のピンチと種族間の協力、というちょっといい話でスルッとこれらの設定が頭に入ってしまった。これはやはり著者の筆力の賜物なのだろう。 どうやら10巻まで続いているようだが、とりあえずは下巻まで読んでおこうと思う。

Posted byブクログ

2011/07/09

とても好きなお話でした。めまぐるしく主人公が変わるような目線の語りは好きなのでぼくにはハマったかな。 クレヴとアンドロイドの少年の恋に似た感情に不覚にもときめいた。

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2011/06/20

とても周囲で評価が高かったので、期待して読みました。 前半だけで、その設定に引き込まれた! 海賊のアクリラや、医師のカドム、謎のイサリと、 魅力的な登場人物がたくさん出てきます。 そして、領主による電力制限と、飛び交う不穏な噂。 波乱の幕開けで、ひとまず下巻へつづく。。。

Posted byブクログ

2011/02/14

小川一水「天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ」を読書中。正直、これを最初に読んでいたら、最初の展開には違和感あったかも(私はⅡから読み始めている)。んでも、読み進めていくとなんか安心感。小川一水はSFという枠を抜きにして、きちんと読ませる作家になっている。 上巻を読了。Ⅱから読...

小川一水「天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ」を読書中。正直、これを最初に読んでいたら、最初の展開には違和感あったかも(私はⅡから読み始めている)。んでも、読み進めていくとなんか安心感。小川一水はSFという枠を抜きにして、きちんと読ませる作家になっている。 上巻を読了。Ⅱから読み始めたんで最初はもうちょいリアルなお話かと思っていたら、SFファンタジー的な雰囲気だね。「無限記憶」みたいな感じ。これはこれで悪くない。このシリーズ、小川一水が書けるものを全部書く!という心意気を感じる。続きも楽しみ。

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2011/01/30

今年の正月に1~3まで間を開けずに読んだら大変幸せな読書だった。 1巻は全10巻の開幕にふさわしい、伏線をつめこんだ箱が開いて終わる話。かといって意味がわからないだけでおいてけぼりとか消化不良では全然なく。 漢字とルビを駆使した呼称の変遷、つまりここに至るまでに何が起こったのか?...

今年の正月に1~3まで間を開けずに読んだら大変幸せな読書だった。 1巻は全10巻の開幕にふさわしい、伏線をつめこんだ箱が開いて終わる話。かといって意味がわからないだけでおいてけぼりとか消化不良では全然なく。 漢字とルビを駆使した呼称の変遷、つまりここに至るまでに何が起こったのか?っていう、後々きいてくる仕掛けが楽しいので、順番に読んで良かった。 一見まずまず平和な世界、でもあれ、あの、さらっと変なことになってないですか?普通に暮らしてるし文中でふれられないけど、この「羊」って羊じゃないよな? というような感覚でとにかくにやにやする。 気持ちよく応援できたりはらはらしたりする登場人物が多くてそれも楽しい。 身の丈の内で、あるいはそこを越えてどうにかできることをやっていく人や、とっくに崩壊寸前のところまできているのを踏みとどまろうとしてボロボロになってる人や、この人の小説にたびたび出てくる、しれっと大変なことになってる状況でしぶとかったり楽しそうだったり頑張る人たちの話でもあった。 とにかくなにはなくともクレヴと石工たちが大好きだ。 ベンクトとの会話が特に。 ただ。「安心して読める」話でもない。 ちょっと変な世界で頑張る人たちの革命の話、かと思ってたら、どんどん不穏で奇妙な、不吉な展開になっていった。

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2012/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全10巻刊行予定とのことなので、最終評価は保留で。スピード感にあふれていて、一気に読める。「全10巻」あるということに意味をおき、各巻の構成がよく考えられているようだ!先が楽しみ!

Posted byブクログ

2010/12/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

遠未来、外宇宙植民惑星でのお話。 上巻の段階では、独裁者の圧政に苦しむ民衆達の生活と、徐々に高まりゆくレジスタンスの気運と言うところ。 何はともあれ下巻に続く。

Posted byブクログ