おとぎ話の忘れ物 の商品レビュー
グロテスクで奇妙で後味の悪いメルヘンの世界。 赤ずきんの話はインパクトあっておもしろかった。 人魚の話はきれいだと思う。結末はありがちな感じだったけど。童話風の独創的なストーリーは魅力的。
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表紙にインパクトがあって、挿絵も独特。 スワンキャンディーの絵が好きだな。 湖の雫セットのキャンディー。 珊瑚味と羊水味って どんなだろう。。すごい気になる。 ”忘れ物図書室” 旅をしながら各地の忘れ物保管室にあった おとぎ話を収集して 本にしつらえたものを置いてある私設図書室。 なんか 行ってみたい気になる特別な空間。 中は短編なんだけど、 図書室で読んでると考えたら、章立てに違和感がなくて さらっと読める。 一番 気になったのは ”人魚宝石職人の一生”。 人魚姫を連想させるけど、 ラストは 職人がつくったヒトデの首飾りで 王子の姫君が絞殺されてしまう。 男の人魚の目線ってことも なんか新鮮だし なんか今までにない終わり方が 衝撃的。 白鳥の話は なんだか切なかったな。 嬉しくてどんどん増えたキャンディーが 体を重たくしたのね。 あとがきまで読んだら また違った印象になるね。 世界に一つしかない味のキャンディー。 硬質で甘美でゆっくり溶けて心にしみ込んでいく っていい表現。
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絵がとても印象的! その絵に対する小川さんのお話は妖しくてこちらも印象深い。ちょっとブラックで大人のおとぎ話という感じ。人魚姫のお話は、本当の人魚姫もそうだったのでは?と想像してしまいました。
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点滴堂さんという、素敵なブックカフェでたまたま発見して購入。 耽美で残酷で甘い毒みたいなおとぎ話が4編入っているけれど、 個人的に一番好きなのは序文のわすれもの図書館の由来について書かれてる部分。 こんな店が近くにあったら通ってる。 装丁もとても綺麗です。挿絵も素敵。 冬の夜に...
点滴堂さんという、素敵なブックカフェでたまたま発見して購入。 耽美で残酷で甘い毒みたいなおとぎ話が4編入っているけれど、 個人的に一番好きなのは序文のわすれもの図書館の由来について書かれてる部分。 こんな店が近くにあったら通ってる。 装丁もとても綺麗です。挿絵も素敵。 冬の夜にベッドの中で読みたい。
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耽美で残酷な女の子の毒がちりばめられた作品。 樋上公実子さんの挿絵も独特の世界で素敵。 寝る前に読んだら不思議な夢に迷いこんでしまいそう。
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絵も重いですが、話も割りと重いです。 素敵な絵ですけど、、、あまり大衆の前では読めないかな。 個人的には人魚姫が好きです。
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短編4つ。 読む前に絵をみて、読んだ後に絵をみかえす。 絵も然るごとながら、このお話。 久しぶりに、見入り読み入りました。
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沢山の絵とともに物語が語られます。 忘れ物図書室には色々なところで忘れ物となったおとぎ話をひとつひとつ丁寧に作った本があります。そこにあるおとぎ話4編。 「ずきん倶楽部」「アリスという名前」「人魚宝石職人の一生」「愛されすぎた白鳥」 忘れ物図書館の本が作者独特の秩序に満ちています...
沢山の絵とともに物語が語られます。 忘れ物図書室には色々なところで忘れ物となったおとぎ話をひとつひとつ丁寧に作った本があります。そこにあるおとぎ話4編。 「ずきん倶楽部」「アリスという名前」「人魚宝石職人の一生」「愛されすぎた白鳥」 忘れ物図書館の本が作者独特の秩序に満ちています。おとぎ話はとっても恐ろしい。子どもにはあまり見せたくないですが、「気持ち悪いけど、読みたい」マジックにかかってしまいました。
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甘いキャンディーに潜まれた毒を食べてしまった感じ。 その先にある妖艶な世界は、儚くも呆気ない結末で物語を閉じる。 絵とおとぎ話の雰囲気が独特の世界観を作り上げていて、すごく好きでした。 忘れ物の図書館というコンセプトが魅力的だったので、たった四編しか読めないのは勿体ない。 もっと...
甘いキャンディーに潜まれた毒を食べてしまった感じ。 その先にある妖艶な世界は、儚くも呆気ない結末で物語を閉じる。 絵とおとぎ話の雰囲気が独特の世界観を作り上げていて、すごく好きでした。 忘れ物の図書館というコンセプトが魅力的だったので、たった四編しか読めないのは勿体ない。 もっと見てみたかったです。
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