頭がよくなる思考法 の商品レビュー
頭の回転を良くしたくて読みましたが、 【思考のワザ化】を知り、瞬時の咄嗟力がなかなか出来ない私でも思考を変えれば傍観者として物事を見れるのかと思いました。 ほんの一瞬の瞬時の思考の切り替えを身につければ落ち着いて対応出来そうだと感じました。 『なるほどな!』と目から鱗だったので ...
頭の回転を良くしたくて読みましたが、 【思考のワザ化】を知り、瞬時の咄嗟力がなかなか出来ない私でも思考を変えれば傍観者として物事を見れるのかと思いました。 ほんの一瞬の瞬時の思考の切り替えを身につければ落ち着いて対応出来そうだと感じました。 『なるほどな!』と目から鱗だったので とりあえず本書に載っている通りやってみようと思いました。
Posted by
斎藤先生は好き。でも、この本はあんまり面白いと思わなかった。逆になんでそう思ったのか考えてしまう。この思考自体が一人弁証法と言えるか(黒沢先生的スパルタ教育法と比べて軽く) たくさんの思考のヒントが散りばめられてる。「言うは易く〜」こういう類の本にはありがちか。でも読まないよりは...
斎藤先生は好き。でも、この本はあんまり面白いと思わなかった。逆になんでそう思ったのか考えてしまう。この思考自体が一人弁証法と言えるか(黒沢先生的スパルタ教育法と比べて軽く) たくさんの思考のヒントが散りばめられてる。「言うは易く〜」こういう類の本にはありがちか。でも読まないよりは読んだ方がマシか。 自分の耳が痛いところがたくさんあったから面白くないと感じたのかもしれない。 “現象学”自分がどれくらい先入観にとらわれてるかは、見えづらい。“弁証法”否定的な意見を受け入れるのは、難しい。だから、意識して、ワザとして思考法を磨くしかない。冒頭の斎藤先生の結論に至る。
Posted by
偉大な思想家たちの思考法を、ワザ化して習得し、現代社会版に焼き直して自分のものにしていくという発想が面白い本。 そう考えると、哲学者や思想家などの小難しい思考法が「ライフハック」に見えてくる不思議。 【気にいった内容】 自分に応用して自分を変えること、現代に応用して実社会の役に...
偉大な思想家たちの思考法を、ワザ化して習得し、現代社会版に焼き直して自分のものにしていくという発想が面白い本。 そう考えると、哲学者や思想家などの小難しい思考法が「ライフハック」に見えてくる不思議。 【気にいった内容】 自分に応用して自分を変えること、現代に応用して実社会の役に立たせることこそが大切です。(P27) 今は知らない情報に出会った時は、インターネットなどで検索さえすればたいてい出てきます。 ですから「知っていること」は大した価値を持ちません。 そこで差をつけるのはとても難しいのです。 重要なのは、検索しても出てこない「ワザとしての思考法」です。 それを試行錯誤しながら「身につけていること」です。(P29)
Posted by
先入観にとらわれずに物事を見る「現象学」と、否定や矛盾を取り込んでさらに高みを目指す「弁証法」を、自分の思考のワザとすることを推奨する本。理論的な深みには欠けるが、著名人のエピソードを用いた具体例を多用し、噛み砕いて何度も繰り返し説明されているので、分かりやすい。
Posted by
現象学→思い込みをなくせ、弁証法→否定を飲み込んで新しいものを生み出せ。と哲学をベースに功利主義的な方法論を主張。哲学ってそういうものではないと思うのだが、処世術としては仕方ないのか。著者になりきる憑依型読書というのは興味深い。ただし、著者は教育学専門であるにも関わらず、コーチン...
現象学→思い込みをなくせ、弁証法→否定を飲み込んで新しいものを生み出せ。と哲学をベースに功利主義的な方法論を主張。哲学ってそういうものではないと思うのだが、処世術としては仕方ないのか。著者になりきる憑依型読書というのは興味深い。ただし、著者は教育学専門であるにも関わらず、コーチング否定論者ではるのは気になるところ。
Posted by
否定の否定で、単なる否定に終わらずにそこから発展させていく思考法をしましょうという内容。 一つのテーマで一冊書き上げているのでややくどい感あり。
Posted by
斎藤孝4冊目。今回のテーマは「困難にぶち当たった時にどうやって乗り越えてゆくか」という方法論。本書ではその方法として、フッサールから続く哲学の問題解決法"現象学"とプラトン、ソクラテスから西洋で綿々と続いている解決法"弁証法"の二つの方法の...
斎藤孝4冊目。今回のテーマは「困難にぶち当たった時にどうやって乗り越えてゆくか」という方法論。本書ではその方法として、フッサールから続く哲学の問題解決法"現象学"とプラトン、ソクラテスから西洋で綿々と続いている解決法"弁証法"の二つの方法の実用的な使用方法を解いて行きます。 まず現象学から。人がものを見る時は物そのものを見るのでなく、その物に纏わりつく概念を見がちである。例えば、りんごを見たときにそれがりんごであると結論付けて終わりだ。そのりんごの赤が濃いだとか薄いだとか、凹みがあるかどうか、などは考えない事が多い。そうではなく、りんごそのものしっかり観察しましょうというのが現象学。問題が起こった時に、経験値から考えられる解決法をぱっと考えて終わりでなく、さらに本質からわかる事な無いかを考える。一見思いつかないような解決方法を幾つも幾つも考え出してみようというもの。 もう一方の弁証法は、相反する反対意見を互いに否定しあったのちに、その二つの考えを取り入れたさらに上位の解決法を導き出そうというもの。例えると、AとBの意見があった時に、どちらかを潰しあうのでなく、A、B双方の考えを取り入れ更に良いものとしたCを導き出そうというもの。 本書は論の構造が上記のようにしっかりしていてとても読みやすい本でした。じぶんには目から鱗なところも結構多かったです。
Posted by
思考をワザ化する方法を、現象学と弁証法に基づいて解説。 現象学では、思い込みをかっこ( )に入れて保留する。先入観をやめる ということ、フッサールの言葉で「世界は主観的であり、客観的世界は存在しない」と言い切るほど、現実は一つでないから多元的に重層的に物事を観ることをうたって...
思考をワザ化する方法を、現象学と弁証法に基づいて解説。 現象学では、思い込みをかっこ( )に入れて保留する。先入観をやめる ということ、フッサールの言葉で「世界は主観的であり、客観的世界は存在しない」と言い切るほど、現実は一つでないから多元的に重層的に物事を観ることをうたっている。 一方弁証法は、一つの命題と反命題があれば、お互いを否定するのではなくより良い高い次元を目指す方法。 なので、矛盾や否定を受け入れる事、相反する考えを足がかりにしてアイデアを出すこと、なとをうたっています。 実際問題、頭でわかっていてもそれを実行にうつさなければ意味がないので、この二つの方法論を常に意識して物事をとらえ判断できるように していたきたいと思います。
Posted by
難しい話を、過去の逸話や仕事であるような場面などを例に出して説明している。 目からウロコ的な目新しさは無いが、なるほどそうだね。と思う箇所は多い。
Posted by
40歳を超えてしまったので記憶力をアップさせるの難しいとは思うのですが、その代わりに思考法を洗練させることはできるのではと思っています。天才とは遠い存在かもしれませんが、天才の考え方は参考にできると思います。この本の著者である齋藤氏が解説する知的生産力がアップする思考術のエッセン...
40歳を超えてしまったので記憶力をアップさせるの難しいとは思うのですが、その代わりに思考法を洗練させることはできるのではと思っています。天才とは遠い存在かもしれませんが、天才の考え方は参考にできると思います。この本の著者である齋藤氏が解説する知的生産力がアップする思考術のエッセンスを取得したく、この本を読んでみました。 以下はためになったポイントです。 ・たくさんの知識を詰め込むのではなく、科学的思考法を学ぶことが重要、難解な体系よりも、ものの見方や捉え方を学び、自分の思考の技とする(p21) ・リーダーとは、皆がこう着状態に陥って進めない時に、「こうすれば視点を変えられる(視点移動)」と示せる人である(p24) ・マニュアルを真似るのではなく、「なぜこのマニュアルになったのか」という根源を理解すべき(p28) ・外人とひとくくりにせず、一人一人を素直に見直すことが大切(p43) ・新しい考え方に出会ったとき、人間の頭は、1)すぐに忘れる、2)一応要約して話せる、3)思考のワザ化ができるレベルの対応をする(p47) ・まるで違うアイディアを出すには、発想を縛る「前提」を外すこと(p56) ・先入観の排除には、前提を洗いなおすことも必要だが、もっと積極的な方法として、「記述すること」が良い(p62) ・受験生に本当に役立つ力は、格好いい成功談ではなく、そこに至る試行錯誤の過程である(p97) ・講演会では、聴講者に軽い運動をしてもらうと、笑いが起きるようになる、話が面白いかよりも体が揺れやすい状態になっているかが重要(p110) ・対話において、イエスは話がそこで終わるので対話にならない、しかし日本の場合は、ノーを言うには対話をする人間の間に信頼関係があることが前提(p126) ・向上心とは、「今のままの自分じゃダメなんだ」という自己否定から始まる、自己否定から向上心が生まれて成長へとつながるのが本来の姿(p141) ・弁証法的な会議で重要なのは、否定の契機は自由に言っていいのと同時に、言われた側は否定を感情的に受け止めず、否定を契機として真剣に次の次元を模索することが重要(p171) ・本当に学ぶべきは、統合された「術」ではなく、術を生み出してきたメンタリティであり、否定を餌にしてより高次のものを生み出していくやり方、これが弁証法をワザ化するということ(p196) ・スポーツでも場当たり的な練習をしているだけでは、なかなか上達しない、上達するか否かは失敗を糧にできるかである(p203)
Posted by