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殺気! の商品レビュー

2.9

88件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

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  3. 3つ

    38

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    4

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2011/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルの割には、かわいい装丁だ・・・・ あれ?作風変わった?って思うほど、女の子っぽい作品。 確かに青春サスペンスだ。 「犯人に告ぐ」や「火の粉」のようなのを期待した人には、違和感があるのかもしれない。Amazonの評価が非常に低いのもそのせいか? でも、言うほどつまんないわけではなく、私は結構好きだな~。 主人公のボーイフレンドがなんか笑える。 ただ、途中の成人式やらファッションショーなんかが、男性読者にはどうでもよく感じられたかもしれないな。男性の筆者がずいぶん今風のファッション?を頑張ったもんだと、感心。 ストーリー的には、予想通りだったし、意外性は何もなかったけれども、こういうベタな感じが青春っぽいかもしれない。赤川次郎風だ。 主人公のまっすぐさが、うらやましくもあり・・・。 賛否両論があるけど、私は好きだな。

Posted byブクログ

2015/09/06

もはや『火の粉』を書いた人と同じ人とは思えない。  それが感想であります。もしやして雫井という稀な苗字を真似て俊輔とか違う名前だったかと疑ったりしました。  始めはライトノベルも書くのかなという程度の諦めでしたが、あまりに続くどうでもいい会話と、殺気を感じると言う特殊能力の説...

もはや『火の粉』を書いた人と同じ人とは思えない。  それが感想であります。もしやして雫井という稀な苗字を真似て俊輔とか違う名前だったかと疑ったりしました。  始めはライトノベルも書くのかなという程度の諦めでしたが、あまりに続くどうでもいい会話と、殺気を感じると言う特殊能力の説明の適当さに驚きを感じ、ラストの「どんでん返し」らしい展開の荒っぽさ!にはもう怒りを通り越してしまいました。その先にあるのは、「お別れ」ですね。  雫井さんの初期のでは「白銀を踏み鳴らせ」でしたっけ、あれがつまらなかったのですが、それでもスキー業界のことが少しは分かったし、まだこれよりはよかったです。  映画にもなった「犯人に告ぐ」はかなり期待が大きかっただけに、拍子抜けでした。思えばあの頃から雫井さんは違う人になっていたような気がします。  なんてね、それほど読んでもないくせに。でも、もう新しいのが出ても予約することはないだろうなあ。

Posted byブクログ

2011/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いまいち。 殺気を感じることができるという設定が効果的に生かされてないし、登場人物もあんまり魅力がない。 主な登場人物は大学生なんだけど「おじさんが無理やり若ぶって今どきの大学生を書いてみました。」みたいな違和感が感じられます。 「犯人に告ぐ」みたいな傑作はもう読めないのかな・・・。 あの主人公のシリーズをどんどん書けばいいのに・・。

Posted byブクログ

2011/04/16

面白かったです!!勢いでがーっと読める作品。 「殺気」を感じとる能力が…とあったので、 超能力的な感じで、事件を解決したり世間を騒がせたり…と思いきや、 幼馴染との篤い友情の話でした!素敵! http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entr...

面白かったです!!勢いでがーっと読める作品。 「殺気」を感じとる能力が…とあったので、 超能力的な感じで、事件を解決したり世間を騒がせたり…と思いきや、 幼馴染との篤い友情の話でした!素敵! http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-624.html

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2011/04/10

おどろおどろしき題名のわりに、意外にもほのぼのしている内容だった(人は死ぬけど・・・) 大学生のましろは、人の殺気を感じる能力があることに気づく。 ましろは、その能力は、小学生のときに拉致監禁された経験のせいだと思っていたが・・・ 実は、その拉致監禁事件の裏には、隠され...

おどろおどろしき題名のわりに、意外にもほのぼのしている内容だった(人は死ぬけど・・・) 大学生のましろは、人の殺気を感じる能力があることに気づく。 ましろは、その能力は、小学生のときに拉致監禁された経験のせいだと思っていたが・・・ 実は、その拉致監禁事件の裏には、隠されていた謎があった。 ましろが自分の拉致監禁事件を調べていくうちに、その謎が明るみになっていく。

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2011/04/07

雫井さんといえば「犯人に告ぐ」や「火の粉」の様な重めなサスペンスを描く人という印象を持っていたけど、本の装丁、イラストなんかも軽やかで、そう言えば「クローズドノート」を書いた人でもありましたね。 前半はなかなか話が進まずだらだらとしてしまいましたが、2つの事件がどんな風につなが...

雫井さんといえば「犯人に告ぐ」や「火の粉」の様な重めなサスペンスを描く人という印象を持っていたけど、本の装丁、イラストなんかも軽やかで、そう言えば「クローズドノート」を書いた人でもありましたね。 前半はなかなか話が進まずだらだらとしてしまいましたが、2つの事件がどんな風につながるのか、着地点は?と思うとページをめくる手が止まりませんでしたが、ちょっと拍子抜けした感あり。 殺気を感じる能力と、物語の筋である幼少期の拉致監禁事件・理美子の父の転落死・尾形が起こした事件の繋がり方があやふやで、このエピソードは必要?と思う場面がいくつかあった。 【大学生のましろは、12歳のとき、何者かに拉致、監禁された経験があった。無事に保護されたが、犯人は不明のままだ。今、当時の記憶はない。というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、その出来事を頭に封じ込めてしまったからだった。そのためか、ましろには特異な能力があった。防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を敏感に感じ取ってしまうのだ。ましろの不思議な力に興味を持ったタウン誌記者の次美は、彼女の過去を調べ始める。やがて、拉致・監禁の真相が明らかになるとき、新たに恐るべき事件が…。 】

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2011/02/14

前半話のテンポが遅く飽きるところだった。 後半に入って過去の事件の波紋が広がり面白くなった。 友人たちの会話がなかなか面白かった。

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2011/05/31

面白く一気に読みました。クローズドノートのような展開かと思いましたが、違う方向に話が進み、ワクワクしながら読み終えました。

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2011/02/04

最近はまっている雫井脩介の本ということで読んでみました。今までの本とは少しジャンルが違っている気がしました。作者のチャレンジ精神は評価しますが、正直このようなライトな雰囲気は、作者に合っていないのでは?と思いました。ストーリーも起伏が少なく、弱い気がします。ただ、丁寧に書かれてい...

最近はまっている雫井脩介の本ということで読んでみました。今までの本とは少しジャンルが違っている気がしました。作者のチャレンジ精神は評価しますが、正直このようなライトな雰囲気は、作者に合っていないのでは?と思いました。ストーリーも起伏が少なく、弱い気がします。ただ、丁寧に書かれているので読後感は良かったです。

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2011/01/25

不思議な小説。なにがかというと、主人公の持つ他人の殺気を感じる特殊能力(タイトルにもなっているが)予想をはるかに超えて目立たないのだ。その特殊能力を主軸に物語が展開するとおもいきや、時には完全におざなりになってるときもありで。逆にこれが面白かった。たしかにこの能力をもっていたとこ...

不思議な小説。なにがかというと、主人公の持つ他人の殺気を感じる特殊能力(タイトルにもなっているが)予想をはるかに超えて目立たないのだ。その特殊能力を主軸に物語が展開するとおもいきや、時には完全におざなりになってるときもありで。逆にこれが面白かった。たしかにこの能力をもっていたところで、せいぜい役立ってこんなものかもしれない。それよりも、しっかりとしたミステリー、仲間との青春色、そこに軽くサイコ的なものをスパイスで絡めて構成されている感じで、なんか悪くない読後感だった。小説を読む前には見ないようにしているアマゾンのレビューで、酷評されているのをたまたま見てしまっただけに、いやな気はしていたが、個人的には全然面白かった。むしろ軽快な会話が物語をリズミカルにすすめてくれて楽しく読めた。

Posted byブクログ