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どうして書くの? の商品レビュー

3.7

28件のお客様レビュー

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2010/04/17

よくある感じの軽い対談集かと思ったら、 様々な分野のプロ同士が「書くこと」について、熱~~~く語った本。 言葉の持つ歴史や世界との対峙の仕方の変化が、 穂村弘とそれぞれの作家との対話によって解きほぐされて、 最後の高橋源一郎との対話へと明快につながっていきます。 まさに「衣食住に...

よくある感じの軽い対談集かと思ったら、 様々な分野のプロ同士が「書くこと」について、熱~~~く語った本。 言葉の持つ歴史や世界との対峙の仕方の変化が、 穂村弘とそれぞれの作家との対話によって解きほぐされて、 最後の高橋源一郎との対話へと明快につながっていきます。 まさに「衣食住に困らない、平和なこの場所で。」どう書くか。 穂村弘の近代以前の和歌への疑問とか、 あの世の存在が証明されたら、とか火星に生物がいたら モードの転換が起こるんじゃないかとか。 文学ってこういう世界だったのか。おもしろいなぁ。 言葉はそれ自体だけでは存在していなくて、 自分や周りの世界への意識から生れ出るものなんだなぁと思いました。 中島たいこ、一青窈、川上弘美と、私が好きな人たちと ほむほむがつながってたのもうれしかった♪ ただし山崎ナオコーラは相変わらずお粗末だった。。★ー1です。

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2010/04/10

歌人の穂村弘の「書くこと」に対する対談集。 対談相手は、高橋源一郎、長嶋有、中島たい子、一青よう、竹西寛子、山崎ナオコーラ、川上弘美。 書くことに真摯でプロってこんななんだ、と思った。 議論が難しく考えすぎ?なところもあって、おいてけぼり感もあったかな。 対談相手によって、明朝...

歌人の穂村弘の「書くこと」に対する対談集。 対談相手は、高橋源一郎、長嶋有、中島たい子、一青よう、竹西寛子、山崎ナオコーラ、川上弘美。 書くことに真摯でプロってこんななんだ、と思った。 議論が難しく考えすぎ?なところもあって、おいてけぼり感もあったかな。 対談相手によって、明朝体やらゴシック体やら書体が変わっているのが気になった。 対談相手のイメージと書体がぴったり合っているからすごい。 川上弘美は明朝体、山崎ナオコーラはゴシック体。逆だと変な感じだ。 短歌がすごく読みたくなった。 読んだことないけど面白そう。 穂村弘の短歌を読んでみよっと。

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2010/02/28

高橋源一郎さんとの対談で、80年代から時代性がわからなくなったという話が興味深かった。それまでは前時代の否定から出来ていたものが変わった。とか。 「漢方小説」読みたくなった。

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2009/12/11

穂村さんって勝手におじいさんだと思っていて、 どんな人なんだろうとはじめて読んだ一冊。 素朴な感覚が素敵。 宮沢章夫と感覚が似ている気がする。

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2009/11/10

2009.11.09. ほむほむの対談集。主に作家と対談してるんだけど、竹西寛子さんを除く6人は知ってる人で、うれしい。ほむほむは、エッセイや短歌のイメージと違って、よくしゃべるし(字面だけを見てるとそう思える)、とてもいろんなことを知っている。あんな、ほわほわぽ~んではない。言...

2009.11.09. ほむほむの対談集。主に作家と対談してるんだけど、竹西寛子さんを除く6人は知ってる人で、うれしい。ほむほむは、エッセイや短歌のイメージと違って、よくしゃべるし(字面だけを見てるとそう思える)、とてもいろんなことを知っている。あんな、ほわほわぽ~んではない。言葉に対して、そして現実という世界に対しての独特な感性が失われませんように。それぞれで字体も文章の組み方も違って、雰囲気が出ておりました。特に一青窈との対談が良くて、何度も読みました。

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2009/11/02

死との関係性。歴史。たとえば、明治時代の人間と現在の人間ではその感情や考え方の成り立ちはどのぐらい違うのだろうか。 根拠がない状態でどうモチーフを獲得するのか。根拠不在のなか物語を打ち立てることは可能か。 ストーリーとキャラクターが十全に機能していることより、言葉の連なりを追って...

死との関係性。歴史。たとえば、明治時代の人間と現在の人間ではその感情や考え方の成り立ちはどのぐらい違うのだろうか。 根拠がない状態でどうモチーフを獲得するのか。根拠不在のなか物語を打ち立てることは可能か。 ストーリーとキャラクターが十全に機能していることより、言葉の連なりを追っていく粘着的な読みは現在どの程度効果があるのか。たんなる自己満足に終わるのではないか。

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2009/10/09

穂村さんの対談集。 大変勉強になりまして興味深かったです。 高橋さんの「日本文学盛衰史」を読もうと思いました。

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2009/10/07

ホムさんのまじめさと、味わい深い人柄がよく出ている対談集。 人選の妙もなかなかに興味深い。 川上弘美とはもうちょっと突っ込んだ話が読みたい気も。 個人的には、今後歌人の島田修三さんあたりとの対談を希望。

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