クライム・マシン の商品レビュー
短編ミステリ専門作家の短編集、全14編。 2006年このミス、海外第一位。 評判通りに面白い。意表を突いた設定、そしてオチ。文体は簡潔、すっきり明るい読み心地。
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※このレビューにはネタバレを含みます
クライム・マシン 「このミス」の2005年度の海外部門一位だった短編集です。ジャック・リッチーという名前を始めて知りましたが、ほとんど単行本化されていないとのことで納得。ほとんど短編だけしか書いていないというこだわりようが活きている感じで、落ち、ユーモア、論理性のどれをとっても一級品です。 シリーズものとしては、ドラキュラが探偵をしているカーデュラ探偵社ものと、迷探偵ヘンリー・ターンバックル部長刑事ものがありますが、こちらも独特のユーモアで楽しませてくれます。 他にも短編はたくさんあるようなので、是非もう一冊、といわずあと何冊か読んでみたい作家でした。 でも、短編だと、人物の名前の登場回数が少ないので、覚える前に終わっちゃって、あれ?だれがどうしたんだっけ?と読み直す始末の竹蔵でした。やれやれ。 竹蔵
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【感想】 ・ミステリ仕立ての星新一って感じ。と多くの人が思いそう。ぼくもそう思った。なかなか皮肉なオチがあって思わずニヤリ。 ・展開やオチが見え見えのもそうでないのも等しく楽しめる。語り口がいいのだろう。 【一行目】 「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ...
【感想】 ・ミステリ仕立ての星新一って感じ。と多くの人が思いそう。ぼくもそう思った。なかなか皮肉なオチがあって思わずニヤリ。 ・展開やオチが見え見えのもそうでないのも等しく楽しめる。語り口がいいのだろう。 【一行目】 「この間、あなたが人を殺した時、わたし、現場にいたんですよ」とヘンリーは言った。 【内容】 ・タイムマシンの機能によって仕事の現場を目撃したと脅された殺し屋。本当にタイムマシンなどあるのか? ・確実に勝っていく小男にイラつくカジノ経営者。必勝法があるのか? ・余命四か月と宣告された男が始めたことは。 ・四年服役した後無実だとわかったと釈放された男が弁護に失敗した弁護士や嘘の証言をした証人に復讐を企てているだろうと皆が思っている。 ・刑務所に入って思索に耽りたい男が見知らぬ少女を殺した。 ・飛行機で隣の席になった二人の女が話しているうちに。 ・妻の従姉妹が、妻の不在を怪しんでいる。 ・切り裂きジャックの末裔だという男がクールな精神科医のところに治療に来た。 ・住民すべてが善良で誰も罪を犯さない町? ・模範囚の女性は何度も釈放審議会で不可となっている。 ・記憶喪失の「私」はどうやら記憶を取り戻したくないと思っているようだ。 ・遺体誤認に怪しいものを感じた部長刑事はセレンディピティを巻き起こす。 ・再登場の部長刑事はなんかヘンな町に泊まることとなる。 ・怪物が出没する町。
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殺し屋をゆすった一人の男。彼はなぜ殺し屋の仕事ぶりを知ったのかークライム・マシン カジノで勝ち続ける男が強請ってきたールーレット必勝法 無作法な奴が多すぎるー歳はいくつだ 無実の罪を晴らしようやく出所した男の話ー日当22セント などなどグイっと捻った短編ミステリー14本 『この...
殺し屋をゆすった一人の男。彼はなぜ殺し屋の仕事ぶりを知ったのかークライム・マシン カジノで勝ち続ける男が強請ってきたールーレット必勝法 無作法な奴が多すぎるー歳はいくつだ 無実の罪を晴らしようやく出所した男の話ー日当22セント などなどグイっと捻った短編ミステリー14本 『このミス』の海外部門で1位を獲ったんですよね。 海外モノはついつい安定の作家買いをしてしまうのですが、これは手が出ました。 そして大当たり・・・!!!!! すごい!全部面白い!こんなにショートなのに、情景が鮮やかに浮かび上がり、まんまと作者の罠にひっかかる。 中でも好きなのは「エミリーがいない」「罪のない町」「こんな日もあるさ」 ブラックユーモア、ホラー風味、猟奇もの、ファンタジックなど、テイストは様々ですが、全部面白い! オススメです!
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全く初めての作者の本を読むとき、可能ならば短編から入る。 作者というか、本との相性を見るために。 たいていは、呼ばれたような気がして手に取った本なので大丈夫だが、中にはどうしても、どんなにがんばっても読み進められないという本もある。 本書も図書館の新刊のコーナーで私を呼び止め...
全く初めての作者の本を読むとき、可能ならば短編から入る。 作者というか、本との相性を見るために。 たいていは、呼ばれたような気がして手に取った本なので大丈夫だが、中にはどうしても、どんなにがんばっても読み進められないという本もある。 本書も図書館の新刊のコーナーで私を呼び止めた(笑) 17ものミステリー短編を収録してあり、表題の「クライム・マシン」はタイムスリップ物…?ではなく、やはりミステリーです。 文体がシンプルで、アイデアが良く、これは掘り出し物でした。短編ミステリーのスペシャリストで350篇の短編があり、邦訳も120編あるらしい。どうして今まで彼を知らなかったのか…。 本書の中でも気に入ったのが、4編収録されているカーデュラのシリーズ。 カーデュラはちょっと変わった私立探偵で、営業時間は午後8時から午前4時まで。ものすごい怪力の持ち主で、銃で撃たれても弾を跳ね返してしまうし、頭も良く機転もきく。どこへだってしのびこめるし、尾行も得意。が、探偵事務所はあまり繁盛しておらず、かなり生活が苦しいらしい。 出身はヨーロッパ某国の伯爵家。 読み始めてすぐに彼の正体がわかるが、本書ではいっさいかれの正体について明言しない。それがなんともユーモラスな雰囲気を出している。 宿敵、ヴァン・イェルシングとの死闘を書いた「カーデュラの襲撃」には笑った。 読み終えるのが惜しくて少しずつ読み進めていたつもりだが、2日間で読了。 今週末は新しくできる大型の本屋さんで彼を探してみよう。 2006年3月23日
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「カーデュラ探偵社」と同じ作者だったので。 残念ながら昼が苦手な探偵はもう出てこなかったが、 面白い短編集だった。 飛行機で隣り合わせた妻二人の夫の話とか、 妻が行方不明になった夫が疑われる話とか。 何だかけむに巻かれたような、 なんだったのかわからない話もあった。 警官ふ...
「カーデュラ探偵社」と同じ作者だったので。 残念ながら昼が苦手な探偵はもう出てこなかったが、 面白い短編集だった。 飛行機で隣り合わせた妻二人の夫の話とか、 妻が行方不明になった夫が疑われる話とか。 何だかけむに巻かれたような、 なんだったのかわからない話もあった。 警官ふたりが車の故障で一晩泊まる話とか。
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だいぶ、面白かった! 自分のなかで評価は3.8点はある。 短編ミステリーで読みやすく、引き込まれる。 特に好きな話が、無礼な輩を次々に殺していく 「歳はいくつだ」 そして、ラストが微妙に理解できない縛り首の木。 これは、実際に起こったという解釈でよいんだよね? 想像力のない...
だいぶ、面白かった! 自分のなかで評価は3.8点はある。 短編ミステリーで読みやすく、引き込まれる。 特に好きな話が、無礼な輩を次々に殺していく 「歳はいくつだ」 そして、ラストが微妙に理解できない縛り首の木。 これは、実際に起こったという解釈でよいんだよね? 想像力のない人がいるんだなぁ というセリフがわからない!!
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MWA賞、このミステリーがすごい!2006海外編第1位、訳:好野理恵、藤村裕美、谷崎由依、解説:羽柴壮一、原書名:The Crime Machine and Other Stories(Ritchie,Jack) クライム・マシン◆ルーレット必勝法◆歳はいくつだ◆日当22セント◆...
MWA賞、このミステリーがすごい!2006海外編第1位、訳:好野理恵、藤村裕美、谷崎由依、解説:羽柴壮一、原書名:The Crime Machine and Other Stories(Ritchie,Jack) クライム・マシン◆ルーレット必勝法◆歳はいくつだ◆日当22セント◆殺人哲学者◆旅は道づれ◆エミリーがいない◆切り裂きジャックの末裔◆罪のない町◆記憶テスト◆記憶よ、さらば◆こんな日もあるさ◆縛り首の木◆デヴローの怪物
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このミス海外編、2006年版1位。短編集。しかもショートショートも何篇かある。海外ミステリーは状況説明に技を尽くした膨大な文字数で骨が折れるのがほとんどだけど、これは読みやすい。星新一なみの軽さ。状況説明は最小限にとどめて、短い会話でわからせる。だましのテクニックが秀逸で一作一作...
このミス海外編、2006年版1位。短編集。しかもショートショートも何篇かある。海外ミステリーは状況説明に技を尽くした膨大な文字数で骨が折れるのがほとんどだけど、これは読みやすい。星新一なみの軽さ。状況説明は最小限にとどめて、短い会話でわからせる。だましのテクニックが秀逸で一作一作のネタが新鮮。超常現象と思わせて実は心理トリックっぽいのが印象深い。思わず読み返してしまった。とても面白かった。それでも短編集はやっぱり飽きてしまうというか、次の編を読ます力強さはやっぱ長編で謎が続くやつより弱い。時間が空いたときはホントいいんだけど、切りが良いので、わざわざ夜を徹して先を読もうとかにはならない。読みやすい割にはあんまり進まんかった。
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1か月くらい、ずっとカバンの中に入れて持ち歩いていたが、ようやく読了。作品の質は確かなので、喫茶店で朝食をとるときとか、銀行の待ち時間とかに読むように使っていた。 決して派手さはないし、仰天するほどのオチがあるわけではないんだけど、安心して楽しむことができるという点で、貴重な一...
1か月くらい、ずっとカバンの中に入れて持ち歩いていたが、ようやく読了。作品の質は確かなので、喫茶店で朝食をとるときとか、銀行の待ち時間とかに読むように使っていた。 決して派手さはないし、仰天するほどのオチがあるわけではないんだけど、安心して楽しむことができるという点で、貴重な一冊。文芸誌とかで、毎月巻末とかに載っていると重宝するだろうなと思わせる作風だった。
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