神様のカルテ の商品レビュー
面白かった…が、それだけ。残るモノは何もない。森見の影響がソコココに垣間見える。キャラは立っているし。ローカルな地域性や特殊な業界性は他では見られない独特のものだから良い感じなのに。いっそ開き直ってパスティーシュとしたほうが潔いよいんじゃないのか?次回作で真価が問われる。乞うご期...
面白かった…が、それだけ。残るモノは何もない。森見の影響がソコココに垣間見える。キャラは立っているし。ローカルな地域性や特殊な業界性は他では見られない独特のものだから良い感じなのに。いっそ開き直ってパスティーシュとしたほうが潔いよいんじゃないのか?次回作で真価が問われる。乞うご期待!(著者に代わって…)
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久しぶりに、子どもが読んでも、大人が読んでも同じように面白い小説をみつけた。 「神様のカルテ」 タイトルからもすぐに分かるように医療関係の物語だ。といっても、とんでもない技術を持っている医者ではなく、どこにでもいるごく普通の医者の物語である。 あまり中身を紹介してしま...
久しぶりに、子どもが読んでも、大人が読んでも同じように面白い小説をみつけた。 「神様のカルテ」 タイトルからもすぐに分かるように医療関係の物語だ。といっても、とんでもない技術を持っている医者ではなく、どこにでもいるごく普通の医者の物語である。 あまり中身を紹介してしまうと皆さんが読む楽しみをそいでしまうので、この物語から読み取れる「対比」だけ紹介しておこう。 「地域病院」と「大学病院」 「目の前にあるもの」と「遠く先にあるもの」 「美女」と「野獣」 「生」と「死」 読んでいると上のような「テーマ」がすぐに見えてくる。受験生が読むなら確認して読んでみて欲しい。 だが、そんな細かいこともどうでもよく、ただ「感動」できればそれでよしとしたい物語である。 最近、感動していないな~という方にはお薦めです。
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夏目漱石の著書が好きで口調も古風、ハルさんを愛するイチさん。 卒業と同時に市内の総合病院に勤務し忙しい毎日を送っていたが、医局からのお呼びがかかり、今を見つめなおす。 こんなやさしいお医者さんに、私も診てもらいたいです。
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久々に文庫本以外で買いました。 帯や本屋さんのコメントに惹かれて…。 読み始めた最初の頃は、 夏目漱石が好きな主人公の話し方が独特すぎて、 「ちょっと読みづらいなー」と思うのですが、 読み進めていくうちに気にならなくなります。 奇跡が起こらなくても、人は救える。 読んで、心が...
久々に文庫本以外で買いました。 帯や本屋さんのコメントに惹かれて…。 読み始めた最初の頃は、 夏目漱石が好きな主人公の話し方が独特すぎて、 「ちょっと読みづらいなー」と思うのですが、 読み進めていくうちに気にならなくなります。 奇跡が起こらなくても、人は救える。 読んで、心が温かくなる物語でした。 ちなみに、終盤は泣きそうになるのを必死で堪えました。 マックで100円シェイク飲みながら読んでいたので…。
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「神様のカルテ」と云うタイトルから 寓話的な話かと思って読み始めたが 良い意味で裏切られた感じ。 主人公をはじめ登場人物も曲者ばかり。 医師・看護師が癒しとする患者との件は 現役医師 「夏川草介」さんの 心のうちが吐露されていて 切なくなってきた。 続編を楽しみに待ちたい。
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主人公のキャラが森見登美彦作品を思い出させる感じでちょっと楽しい。 ストーリーはじんわりしてて面白いしちょっと泣けたけど 読後、著者説明を読んで「自分の事?」と、ちょっと萎えたかもw
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本の帯に 「この病院では奇跡が起きる」 「信州にある24時間、365日対応の病院で、今日も勤務中!」 「読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー」 とありました。 この本の主人公は5年目の消化器内科の医者 「一止」です。 大学病院で最新医療を学ぶべきか、このま...
本の帯に 「この病院では奇跡が起きる」 「信州にある24時間、365日対応の病院で、今日も勤務中!」 「読んだ人すべての心を温かくする、新たなベストセラー」 とありました。 この本の主人公は5年目の消化器内科の医者 「一止」です。 大学病院で最新医療を学ぶべきか、このまま地方病院でで食事もままならず、休みも無く、挙句に3日間で睡眠時間が3時間しかない過酷な労働条件のまま、自分の信念を貫くか・・・ 医者とはなにか、医療とはなにかを日夜考え、悩んでいます。 そんな一止が、出会った患者さんや友人との関わりの中で、自分の進む道を見つけていきます。 一止はハルさんという奥さんがいます。 二人は元旅館だったという風呂、台所、トイレも共同のオンボロアパートで暮しています。 お医者様だからきっとお金はあるはずでしょう。 でも、この本を読んでいると、心を豊かにしてくれるものって、お金だけじゃない。 そう思われてきます。 この本を読めば、人間にとって何が大切か・・・と考えると思います。 私は看護師なので、この本に書かれている地方医療の現実を実際に体験してきました。 看護師の仕事は昔よく3Kと言われていました。 でも患者さんからもらえる物ってすばらしいんです。 病気になって、それが受け入れられていくまでには、いろんな葛藤があります。 それを側で見守るわけですから、私にも葛藤はあります。 悩むし、辛くなるし、悲しくなるし、情けなくなるし・・・・・ でもこの仕事のすばらしいことは、患者さんから言われる 「ありがとう」この一言ですべてが綺麗に変わることです。 健康を害して初めて健康に感謝できる。 独りぼっちになって初めて人の大切さを知る。 いっぱい泣いたけど、とてもすっきり。 そして温かい気持ちで明日も頑張ろうと思える本です。
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読書の遅い私でも、2時間ちょっとで読み終わってしまった。 とても心温まる本。 そして、読みやすい。特に医療関係の予備知識も要らない。 さすが現役医師が描いた作品だけあって、現代の医療現場が非常にリアルに、かつ皮肉やコミカルさも交えて表現されている。 何が正しいのかなんて、人に...
読書の遅い私でも、2時間ちょっとで読み終わってしまった。 とても心温まる本。 そして、読みやすい。特に医療関係の予備知識も要らない。 さすが現役医師が描いた作品だけあって、現代の医療現場が非常にリアルに、かつ皮肉やコミカルさも交えて表現されている。 何が正しいのかなんて、人によって違えば、時によっても違う。 高度な最先端医療によって技術的に助かることもあるし、医者や看護師と話をすることで精神的に楽になることもある。 病むということは孤独なこと。 医者には、知識も手技もコミュニケーション能力も大事。 でも医者だって人間。仕事もプライベートもあるでしょう。 結局のところは、その人自身の人間性とか、患者の方と真摯に向き合う心なのかな。難しいけど。
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信州・松本にある小病院に勤務する、ちょっと古風な医師と、彼を取り巻く人々のものがたり。 いわゆる「病院もの」であるワケですが、ただそれだけではなく、家族や友人を大事な要素としているところは、主人公の存在を身近に感じさせ楽しく読むことができました。 生きてゆく人、死にゆく人。去る人...
信州・松本にある小病院に勤務する、ちょっと古風な医師と、彼を取り巻く人々のものがたり。 いわゆる「病院もの」であるワケですが、ただそれだけではなく、家族や友人を大事な要素としているところは、主人公の存在を身近に感じさせ楽しく読むことができました。 生きてゆく人、死にゆく人。去る人、残る人。想う人、想われる人。 立場はそれぞれ違えども、みな同じく人間であり、その立場も常に入れ替わりうるもの・・・なんてことを感じました。 多少、ベタな感じもありますが、それでも胸が暖かになる心地よさを運んでくれた1冊でした。
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ほっこりした。 一止、その名前もなんだか愛おしい。 ハルさんへの愛妻家ぶりがもう少し読みたかったかな。
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