神様のカルテ の商品レビュー
ブクログで、皆さんがオススメしていた一冊。 高い評価通り、ひさしぶりに、ホッコリする小説だった。 細君は、「ほそぎみ」ではなく、「さいくん」 天真爛漫な細君を、どの女優さんが演じたら、イメージ通りかな?と想像してみたり、、、 安曇さんの誕生日のシーンは、何も考えずに、自然...
ブクログで、皆さんがオススメしていた一冊。 高い評価通り、ひさしぶりに、ホッコリする小説だった。 細君は、「ほそぎみ」ではなく、「さいくん」 天真爛漫な細君を、どの女優さんが演じたら、イメージ通りかな?と想像してみたり、、、 安曇さんの誕生日のシーンは、何も考えずに、自然と、涙が出てきた。。。(@会社の食堂) 続編も読んでみようと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
きっと10年ぶりくらいの再読。 仲良い友達が影響を受けた本。初期研修の間に絶対に読み直さなきゃなと思っていた。 めちゃくちゃ病んで、ずる休みした3日目に読み始めた。今の自分の生活がまるっと(多忙さ的には全然だけど)書いてあって、共感しすぎるので読むのが辛かった。 ただ、医者として働く楽しいところを再認識させられ、福岡までの飛行機の中で溢れる涙が止まらなかった。 特に桜で埋め尽くされるシーンはとても印象的だった。 最近自分が病んでいる理由として、患者さんと話す機会がないのかもしれないと思った。患者さんに救われることが多い中で、患者さんと喋らないと今後辛くなってしまうのではとぼろぼろ泣きながら考えた。 進路選択に悩む時である。神様のカルテがもしかしたら自分の進路選択に影響を与えるかもしれないと思った。 神様のカルテを読むことは自分の気持ちと向き合うことであるため、少し読むのが億劫ではあるが小海ローテ中に読み切ろうと思う。 個人的には佐久の花でてきて感動でした。
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久しぶりに再読。スピノザの診察室読んでから、もう一度読んでみようと読み始めた。 イチ先生は、消化器内科で、患者への接し方とか、スピノザのマチ先生と共通点多数。作者について調べてみると、自身も消化器内科の現役医師ということで、…なるほど。この作者の医者としての矜恃みたいなものが、作...
久しぶりに再読。スピノザの診察室読んでから、もう一度読んでみようと読み始めた。 イチ先生は、消化器内科で、患者への接し方とか、スピノザのマチ先生と共通点多数。作者について調べてみると、自身も消化器内科の現役医師ということで、…なるほど。この作者の医者としての矜恃みたいなものが、作品の主人公に込められているのかなぁ。 会話のやりとりが軽妙でクスッと笑えて、読みやすくてわかりやすい。楽しく読めた。
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主人公や周りの人々の生き方に、胸が温かくなる。涙の出来事もあるけど、心は温かくなった。 自分の生き方もこれでいいのか、立ち止まって考えてみる。そうしたくなった。 あと‥ これを読むと、あなたは日本酒が飲みたくなる。 日本酒の登場銘柄メモメモ‥
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ハートフルなストーリー 個性的な登場人物、サクサクっとしたテンポよい書き口、武士道シックスティーンみたいな読み応え。それでいてほっこり涙の部分もあり。 読み物として面白い。グッド。
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聞いたことはあったが初めて手に取って読んでみた。漱石の独特な世界観が特徴的だった。機会があったら続編も読みたい。
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Amazonオーディブルで聴いた。 わりと面白かった。 主人公の妻の台詞の読み方がいまいち…(朗読の問題で、作品自体の問題ではない)。
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スピノザの〜を読んでから、今更の神様のカルテ。主人公と奥さんの会話が微笑ましい。続きも読んでみようかな。
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読書備忘録821号。 ★★★★★。 夏川さんの作品は良いですね!と偉そうに言いながら読んでなかった作者の代表作シリーズ。 遅まきながら拝読スタートしました。笑 夏川作品の根幹テーマである地域医療の大切さと、一方で抱える大きな課題を、信州松本を舞台に魅力ある登場人物で描きます。...
読書備忘録821号。 ★★★★★。 夏川さんの作品は良いですね!と偉そうに言いながら読んでなかった作者の代表作シリーズ。 遅まきながら拝読スタートしました。笑 夏川作品の根幹テーマである地域医療の大切さと、一方で抱える大きな課題を、信州松本を舞台に魅力ある登場人物で描きます。 作品の構図は、先日読んだ「スピノザの診察室」と同じく、大学医局という仕組みで先端医療による治療を担う大学病院と、ヒトの寿命という宿命に対して最期まで人と向き合い看取るという地域病院を対比させたもの。 ストーリーは一言で言えば、大学病院に見放されたある末期がん患者を受け入れ、その命に向き合いながら、自身の進むべき道を悩み模索する主人公と、それを取り巻く魅力的な登場人物との関わりと、松本平の古い町並みと旨そうなお酒!という感じなのであらすじ備忘は割愛!笑 ということで、後のシリーズに備えるために、魅力的な登場人物と舞台を備忘録しときます!笑 主人公、栗原一止。 信濃大学医学部を卒業後医局に属さず、地域の総合病院の本庄病院に勤める5年目内科医。漱石をこよなく愛する。本作は本人の漱石作品の語り口調で進み、物語の会話は古風で文学的言い回しが多用される。 これがまた古都の趣のある松本を舞台とした作品にぴったりで良い! 妻の榛名さんとは結婚1年目。 山岳カメラマン。奥ゆかしい中にも芯のしっかりした愛情豊かな女性で私も"ひと読み惚れ"しました。本作では、結婚1周年の日に当直で帰宅できなかった一止とどんなやばい展開になるのかとヒヤヒヤしましたが、全然大丈夫でした! 砂山次郎。 一止と大学の同期。外科医。こちらは信濃大学病院に勤務するが、医局からの都合で本庄病院に派遣されてきており、本作は同僚の関係。獣のような図体をしている。が、めちゃくちゃ良い奴。 部長先生と副部長先生。大狸と古狐。良い奴。 看護師のみなさま。 外村看護師長。大抵一止が当直の時に一緒にいる。めちゃくちゃ出来る女子。 病棟主任看護師東西直美。めちゃくちゃ出来る女子。 新人の水無陽子。次郎がぞっこん惚れてしまった女子。美女と野獣と一止にからかわれるが、なんと最後に恋人関係になる。全員良い奴! 研修医2人。海と山。 名前すら与えられない。笑 もしかしたら今後の作品にも出てくるかもしれないので一応備忘記録! 登場人物記録を進める前に、主人公の住処に脱線。 主人公は、もと旅館の幽霊屋敷的老朽木造家屋「御嶽荘」なる老朽アパートに住む。トイレ、キッチン、風呂は共用。主人公はもと客室「桜の間」に住む。 建物は老朽だが、榛名さんのお陰で桜の間は極楽の間に保たれている。そして御嶽荘には怪しい住人が住む・・・。 そして、登場人物紹介を再開。 御嶽荘「桔梗の間」に住む絵描きの男爵。自分の作品が売れることを夢見る売れない貧乏画家。 「野菊の間」に住む何年もの間大学院生を続ける文学部学士殿。実は・・・、という真実がある。 一止は男爵と学士殿と事あるごとに酒盛りを繰り返す。二人ともめちゃくちゃ良い奴。 そして肝心の本庄病院。地域医療を支える400床の総合病院。実際のモデルは、作者が勤務していたとされる相澤病院だとのことですね。 24時間365日患者を受け入れるポリシー!患者数に対して圧倒的に医者が足りていないという設定。 近くには松本城と深志神社があり、キーンと冷えた信州の静謐さと相まって良い感じの舞台になっている。 そして、作品に色を与えているが酒。 男爵たちとの酒盛りで出てくる酒、飲み屋で注文する酒。どれもこれも旨そうで堪らない。 「夜明け前」「呉春」「佐久の花」「飛露喜」・・・。 スピノザでは京都の甘味だったが、この作品は日本酒なんですね!これから楽しみです。 さあ、第一作では、悩んだ末、大学病院からの誘いを一旦断った一止です。次作の活躍が読みたいところですが、別の作品も列を成しているので、ちょっと後に拝読することにしましょう! とにかく面白かった!
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これはいい。 ここぞという場面での一つ一つの言葉選びが実に胸を打つ。強く打つ。 長野を舞台にして繰り広げられる医師とその妻、そして仲間たちの日々。 人の心とは目に見えない苦悩を背負うが、この作者にはもしかしたらそれすら見えているのではないか、と思えた。 命と向き合う医師を主役に据...
これはいい。 ここぞという場面での一つ一つの言葉選びが実に胸を打つ。強く打つ。 長野を舞台にして繰り広げられる医師とその妻、そして仲間たちの日々。 人の心とは目に見えない苦悩を背負うが、この作者にはもしかしたらそれすら見えているのではないか、と思えた。 命と向き合う医師を主役に据えたからこそ出来た物語と言えよう。
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