物語工学論 の商品レビュー
これまでの物語創作論は、いわゆく起承転結としか教えてくれなかった。 本書はそこを一歩踏み込み理系的に解析しまとめたものである。「物語=キャラクター=動機」としそれを7つに大別している。 群像劇を「時空を超える恋人たち」の枠に入れるのは多少無理があると思うが。 なるほど世の中の...
これまでの物語創作論は、いわゆく起承転結としか教えてくれなかった。 本書はそこを一歩踏み込み理系的に解析しまとめたものである。「物語=キャラクター=動機」としそれを7つに大別している。 群像劇を「時空を超える恋人たち」の枠に入れるのは多少無理があると思うが。 なるほど世の中の流行った作品はおおよそこれが原型で、そのパラメータが上下しているだけであると理解できる。そこから自分なりの物語が作れそうな気がしてくる。 補償Bの「物語とは?」という哲学的な問いが興味深く読めた。 例えば「日常系」というマンガ・アニメが流行しているがこれは7つのどこに分類されるのだろうか。もしくは分類されない新たなパターンなのだろうか
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TRPGをデザインするとかの仕事をしてゐる先生が、キャラクターを切り口に、お話の作り方を指南する。 『シルマリルリオン』と『古事記』の謎のネタ被り、いはゆる「戦闘女性」の系譜、危ない賢者と造物主を滅ぼすものの対立、をやってたらネタ本である『キューティーハニー』その物がっ!!な...
TRPGをデザインするとかの仕事をしてゐる先生が、キャラクターを切り口に、お話の作り方を指南する。 『シルマリルリオン』と『古事記』の謎のネタ被り、いはゆる「戦闘女性」の系譜、危ない賢者と造物主を滅ぼすものの対立、をやってたらネタ本である『キューティーハニー』その物がっ!!など、けっこう面白い。
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こういう分類をするのは好きなのでよかった 類型の分類例が参考になりそう 著者と賀東招二との対談は刺激的で面白かった 二人とも小説家になれたらいいな、ではなく、なると決定済みで、あとはいつなるかというマインドだったのがすごい。 オリジナリティの話も。
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【認識】 物語はキャラクターによって作られる物という立場から,キャラクターのパターンを7種類に分類し,その作り方を一般化する本 【対象】 ・小説等物語を作成する人 【感想】 良い点: 7種類の分類は納得のできるものであった。 引用がたくさんあり,日本人ならなじみの深いものを取り扱っていたため例は分かりやすかった。 キャラクター=物語という観点は以前から言われていることのように思えるので新鮮みは無いが、このようにまとめられると説得力は増す。 キャラクターの作り方チャートをのせているので、ある程度自動生成できる点が面白いと思った。 気になった点: 何を言っているか理解するのに時間がかかった。 読解力のなさが原因かもしれないが、自分なりに解釈した結果をまとめてみるともっとうまい言い方とか、分け方があると思う。 抽象的すぎて、ちゃんと分類できていない気がする。 ここで言われている分類は解釈次第で違うカテゴライズになったりする。 組み合わせてもいいと言っているけど、そうなるとそれって同列の分類にするのはおかしくないかな? 両生類とほ乳類どちらも具有しています、って言われている気がする。 キャラクターを構成する基本単位を決めた方が良さそう。
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・手にとった理由? 小説を書くにあたっての知識を得たくて 具体的なチャート図が使えそうだったから。 ・この本どんな本? 物語を作るにあたっての指南書。キャラクターを7つの分類に分けて それぞれの特徴を説明し、チャート図を使って具体的に作成してみる 方法が書いてある。...
・手にとった理由? 小説を書くにあたっての知識を得たくて 具体的なチャート図が使えそうだったから。 ・この本どんな本? 物語を作るにあたっての指南書。キャラクターを7つの分類に分けて それぞれの特徴を説明し、チャート図を使って具体的に作成してみる 方法が書いてある。 ・一番印象に残ったのは? 完全にオリジナルな物語ってのはほとんどないってこと またオリジナルが素晴らしいという信仰自体もまだ100年ぐらいしか 歴史がなくこの先それが変わる可能性もあるよねっていうことが 今まで意識したことがなかったので印象にのこりました。 ・この作者の他の本を読んでみたいか? 面白かった。具体的だったので次も読みたい。チャート図は使ってみる。 ・感想 ちょっと文章がかたくてわかりづらい表現が多いなぁと最初おもったけど 具体的に分類分けして説明されてたのでわかりやすかった。 あと巻末の賀東招二さんとの対談が結構踏み込んでて面白い。 ・内容 ①さまよえる跛行者 ②塔の中の姫君 ③二つの顔を持つ男 ④武装戦闘美女 ⑤時空を超える恋人たち ⑥あぶない賢者 ⑦造物主を滅ぼすもの ・データ タイトル:物語工学論 作者 :新城 カズマ
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物語に出てくるキャラクターを分析して、それぞれの役割の傾向を分類している。実際に物語を作りたいと思っている人は、一度読んだ方がいいかも。物語を科学する。
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キャラクターのいくつかのアーキタイプから物語構築を考えるという点で、ライトノベルとの親和性が高いと思われる。この人と冲方丁の創作論は非常に面白い。
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なんだかお堅いタイトルですが、内容は全く工学系ではなく、物語の構築の仕方を解説した本となっています。 「入門編 キャラクターをつくる」という副題が付いており、大きく分けてキャラクターを7類型に分けて解説するという考えが斬新で、わかりやすいです。 ①さまよえる跛行者 ②塔の中の姫...
なんだかお堅いタイトルですが、内容は全く工学系ではなく、物語の構築の仕方を解説した本となっています。 「入門編 キャラクターをつくる」という副題が付いており、大きく分けてキャラクターを7類型に分けて解説するという考えが斬新で、わかりやすいです。 ①さまよえる跛行者 ②塔の中の姫君 ③2つの顔を持つ男 ④武装戦闘少女 ⑤時空を超える恋人たち ⑥あぶない賢者 ⑦造物主を滅ぼすもの 名作も、パロディをこめて解説されているため、身近に感じながら読み進められます。 「地底旅行」が“実はラブコメでもある”と紹介されていたので、俄然興味が出てきました。 著者がどのように読み解いたのか、自分も読んでみようと思います。 思ったよりもスイスイ読めた本でしたが、最後の参考書目リストの中に、マリオ・プラーツの「肉体と死と悪魔」が採り上げられており、(あんな細かく難解でもある本を読んだ上で、わかりやすい本を作っているんだ)と少し驚きました。 巻末には、手本とすべき魅力的な本のリストが掲載されており、興味深く読みました。 星新一の作品は、ほとんど未読ですが、読まないできたことがかなりの損失に感じられてきたため、さっそく読もうと思います。
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「入門編 キャラクターをつくる」ということで ・さまよえるハ行者 ・塔の中の姫君 ・二つの顔を持つ男 ・武装戦闘美女 ・時空を超える恋人たち ・あぶない賢者 ・造物主を滅ぼす者 という物語を構成するキャラクターの7つの類型の紹介。それぞれに神話や最近のヒット作な...
「入門編 キャラクターをつくる」ということで ・さまよえるハ行者 ・塔の中の姫君 ・二つの顔を持つ男 ・武装戦闘美女 ・時空を超える恋人たち ・あぶない賢者 ・造物主を滅ぼす者 という物語を構成するキャラクターの7つの類型の紹介。それぞれに神話や最近のヒット作などから例示しながら分析を加えている。まぁ、例示に最近のオタク作品を加えている意外は、神話/物語の構造的分解・神話素の抽出と言う点では目新しい切り口ではないし、各分類の適応範囲を広く取り過ぎているので「何にでもあてはまる」状態になっているので実用性は乏しい。 そもそもこれらは各作家が自己を掘り下げ、イドの普遍領域に触れた結果、時代や場所を超えた物語の共通要素/神話素として現れてくるものなので、自己を掘り下げることなくシステマチックに要素だけを抽出してストーリー上に配置しても、普遍に届く「創作」には昇華し得ないと思うんですよね。 だから実用書というよりは、あくまで学術書っぽい語り口をエンタメとして楽しむ本なのかなと。ちなみに知り合いの編集者が作った本。
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