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獣の奏者(Ⅳ) の商品レビュー

4.5

282件のお客様レビュー

  1. 5つ

    162

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

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2014/04/08

あとがきにもある様に、2巻で終わるつもりが、その先を書いた事で、ゲド戦記みたいな感じになってしまった。

Posted byブクログ

2014/04/08

完結編。王獣と闘蛇群が向き合うとどうなるか、主人公エリンが身をもって示す。 どんな惨事も隠すのではなく伝えていかなければならない。 争いはなくならない。歴史は繰り返すってこういうことなんだな。とにかく読んでいて苦しかった。 シリーズ全体としては☆4。また読みたい。

Posted byブクログ

2014/02/18

2014.02.18読了。 今年7冊目。 面白すぎて一気読み。 闘蛇、王獣、謎が多く神秘的な獣たちに魅せられて、エリンと一緒に最後まで走り抜けたような気分。 前半は闘蛇、王獣について。 この不思議な獣たちはとても魅力的で、わからないこともたくさんあり、もっともっといろんなこと...

2014.02.18読了。 今年7冊目。 面白すぎて一気読み。 闘蛇、王獣、謎が多く神秘的な獣たちに魅せられて、エリンと一緒に最後まで走り抜けたような気分。 前半は闘蛇、王獣について。 この不思議な獣たちはとても魅力的で、わからないこともたくさんあり、もっともっといろんなこと知りたくて夢中になって読み進めた。 途中養蜂、ミツバチについての話もとても面白かったし。 そして後半は闘蛇、王獣にまつわる歴史も絡んできて、国も関わる話となっていく。 人間の身勝手で歪められてきた動物たちは闘蛇や王獣だけでなく身近にたくさんいる。 そのことは私がちょうど飼っている猫のルーツを調べたことと重なり気が重くなった。 つくづく人間は身勝手で矛盾だらけだなと。 そして人はなぜ戦を繰り返すのか。 という永遠のテーマ笑 戦をし、互いに傷つけ合い、反省したはずなのに、それでもまた戦を繰り返してしまう人間を本当にバカな生き物だなと思うと同時に、戦の先にまた希望を見出し、一からはじめることができるのも人間だけで、タフというか、面白い生き物だなとも思う。 最後リランが死んでしまったのは本当に悲しかった。 この本は児童書のようだけど、大人でも十分すぎるくらい楽しめるし、考えさせられる。 少し難しいかもしれないせど子どもができたら読ませたい笑 アニメ化されてるようなのでそちらも見てみたいと思う。 私の想像した闘蛇、王獣はアニメだとどんな風になってるんだろう。 それを見るのも楽しみ♪

Posted byブクログ

2013/12/06

王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練を繰り返すエリン。けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦いの中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うの...

王獣たちを武器に変えるために、ひたすら訓練を繰り返すエリン。けっしてすまいと思っていたすべてを、エリンは自らの意志で行っていく。はるか東方の隊商都市群の領有権をめぐって、激化していくラーザとの戦いの中で、王獣たちを解き放ち、夫と息子と穏やかに暮らしたいと願う、エリンの思いは叶うのか。王獣が天に舞い、闘蛇が地をおおい、〈災い〉が、ついにその正体を現すとき、物語はおおいなる結末を迎える。 獣の奏者完結編。 非常に大きな物語だったけれど、完結編まで貪るように読んだ。エリンと同じように、この物語の結末を見届けたい一心だった。ファンタジーを読んだというより、どこかの歴史書を読んだような読後感。 ずっと王獣編までは獣とエリンの一対一の物語だったけれど、後半は家族の話として読んだ。エリンとイアル、ジェシのシーンは本当に穏やかで微笑ましく、しかしどこまでも哀しみが付き纏っていて辛い。正直ラストも受け入れがたい。エリンもまた、大きな流れのために身を捧げる人々の一人であり、通り過ぎていく英雄の一人であったというのが、エリンに肩入れして読んできた分つらかった。 しかし、〈残された人々〉がもっと早い段階で返事くれてればもっと違う結末があったんじゃないのとか思ってもバチはあたらないはず。とにかくジェシが穏やかに生きていくことができているようなのでほんとによかった。 とりあえず、このあとはいきなり夫婦になっていたお二方の外伝で悲しみを鎮めよう……。

Posted byブクログ

2014/08/07

シリーズ物なので読んでみた作品 王獣編の最後が「え、これで終わり!?」と思ったけど あれで良かったんだと思いました エリンと家族の苦悩が読んでて悲しくなった 全ての真相を知りたいのであれば読むと良いと思いますが、私は読まない方が良かったと思いました

Posted byブクログ

2013/05/08

「たとえもう一度人生を与えられても、自分は同じ道を行くだろう。」 もうなんか、やばいです。いや、ありがとうございました。 一緒にいることはできなかったけど、それでも強く結ばれていた家族だったと思いました。

Posted byブクログ

2015/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とうとう全4巻読み終えてしまいました…もう、なんと表現したらいいかわからないほどで、こんなに感動する作品を読んだのは久しぶりです。 人間の愚かさが際立つ一方で、人の、道を探し続ける力、一人が死んでも別の人がそれを受け継ぎ、多くの人がそれぞれの思いの上で考えつづける、人間という生き物の群れの力を示してくれたことで、少しだけ人に対する希望が持てた気持ちです。前巻のレビューでも書きましたが、王獣と闘蛇は核を持った現代人と重なってしまいましたから・・・ エリンの生き方は最後まで彼女らしく、また、最後は彼女の願いであった王獣の開放が叶ったのである意味ハッピーエンドだったのかな。闘蛇も解放されればいいのにな、と思いました。 とはいえ、私は2巻の荘厳なラストが大好きなので、実はこの結末は納得しかねます・・・悲しすぎてね・・・せめてリランだけでも耳栓してあげられなかったのかなあ。 政治色の強い3.4巻も、読まなければよかったとは思わないし、良い作品だという気持ちは変わらないけれど、獣と人間のかかわりを多く語った2巻はずば抜けて素晴らしかった。 気高く神々しいリランが暫く頭から離れそうにありません。 残すは外伝のみ! 楽しく幸せな物語が広がっていますように。。

Posted byブクログ

2013/03/17

外伝含めシリーズを一通り読みました。どちらかといえば派手でわくわくするようなファンタジーではなく、けっこう現実世界への批判的なメッセージの強い話という印象。なんとなくゲド戦記を思い出した。 脳内イメージのシュナン王子が神々しいかっこよさでした。

Posted byブクログ

2013/03/01

読んでて何回泣きを堪えたか… イアル のエリンへの愛の深さ… 家族と夫婦と王獣たちの愛情の物語でした。 なんだか じーーーんっ

Posted byブクログ

2013/02/20

引っ張った割には大した秘密ではなかった印象。鳥と蛇の渦が形成される過程というか理由がいまいちよく分からず、とってつけたような感じが否めなかった。

Posted byブクログ