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獣の奏者(Ⅳ) の商品レビュー

4.5

282件のお客様レビュー

  1. 5つ

    162

  2. 4つ

    70

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2024/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

動物の一生を歪めてしまうことが、どれほど悲惨な結果を生むのか、 為政者であるために、人の意思をどう反映していくのか、 人は、思いを伝え合う事ができること、 この3つが特に印象に残った。私もたいまつを渡していける人になりたい

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2024/01/04

生きるための必死さがどの文からも伝わってくる。そして誰かを守ろうと覚悟した人の強さも伝わってくる。幸せを噛みしめる大切さも伝わってきた。読めて良かった。

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2023/09/25

ついに最終巻。 エリン一家が戦に向けてそれぞれの想いで動いていく。エリンの信念、強さを最後まで感じた。 ラストは少し残念な気がしたが…。 ジェシが子どもから少年へ成長を遂げていたり、父との会話から多くの感情が見えてきたり、心情が描かれていて良かった。

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2023/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全巻通して、、 とてもおもしろかった! ハラハラするところやツラい内容もあったけど、その中にある親子の会話や友達とのやり取りなど、穏やかな日常がとても尊く感じられた。 息子のジェシには志を繋いでいって、大きな光のために、小さな火を手渡し続けていってほしいと思った。

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2023/04/09

すごくおもしろかった。ドキドキしたりハラハラしたり、涙が出ちゃうところもたくさんあった。 エリンが大人になるのはびっくりしたけど、大きくなる、大人になるってこういうことなのかな。ぼくもこういうふうに変わるのかな、自分に当てはまることもあるなと思った。エリンの木のことを考えると、ジ...

すごくおもしろかった。ドキドキしたりハラハラしたり、涙が出ちゃうところもたくさんあった。 エリンが大人になるのはびっくりしたけど、大きくなる、大人になるってこういうことなのかな。ぼくもこういうふうに変わるのかな、自分に当てはまることもあるなと思った。エリンの木のことを考えると、ジーンとする。 「わからない言葉を、わかろうとする、その気持ちが、きっと道をひらくから」ということばには、ああ、そうだなと特に思った。 長いお話だと思うかもしれないけど、続きが気になってうずうずするから、一気に読んじゃう。全巻そろった状態で読むことをおすすめします。(小6)

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2023/02/15

冒頭で3巻のレビューで書いたことがほぼまんま書かれていて「やっぱ、わしすごくね?」とひとりで喜んでいたら、さらにあとがきで『獣の奏者』は「歴史の物語」だとの記述があって震えました さすがカリスマレビュアーです もう上橋菜穂子さんの生まれ変わりと言っていいのではないでしょうか(失礼...

冒頭で3巻のレビューで書いたことがほぼまんま書かれていて「やっぱ、わしすごくね?」とひとりで喜んでいたら、さらにあとがきで『獣の奏者』は「歴史の物語」だとの記述があって震えました さすがカリスマレビュアーです もう上橋菜穂子さんの生まれ変わりと言っていいのではないでしょうか(失礼だしそもそも生きてるし) 人の世が続く限り絶えることのなかった「争い」をなくすために為すべきこととはなにか そんなことを問い続ける物語でもあったのかなと思います 人々が獣たちから学ぶことも一つの解決策なのかもしれません 生き物たちは縄張り争いのように群れを守るための小規模な争いが起こることはありますが、お互いの群れに大きな損害を与えるような争いはうまく避けるように出来ているように思います 強者が弱者を襲うような場合でも相手を完全に滅ぼすようなことにはなりません 野の生き物たちが備えているストッパーのようなものを人は持っていないような気がします 元々持っていないのか?どこかでなくしてしまったのかは分かりませんが、人々の知恵によってそのストッパーを持つことができるのではないか そんなことを感じた物語でした

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2022/08/28

全てを知りたいと願った少女は妻となり、母となり、全てを守り抜いて生きると誓った。 これはある女性の、『信念』を描いた物語。時と共に忘れ去られた知識を掘り起こした者の過酷な運命。 児童書のスケールでは計り知れない話の重厚さ。まさに大人の読むファンタジーであると言える。 ...

全てを知りたいと願った少女は妻となり、母となり、全てを守り抜いて生きると誓った。 これはある女性の、『信念』を描いた物語。時と共に忘れ去られた知識を掘り起こした者の過酷な運命。 児童書のスケールでは計り知れない話の重厚さ。まさに大人の読むファンタジーであると言える。 訳わからないことを書いているのは、これを書きながら半泣きになっているから。

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2022/08/22

エリンの最期についてはそれほど多くは書いていないが、ハッピーエンドでなかったことが救いである。  闘いを闘いでなく描くことの難しさがある。

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2022/07/19

今日は、一日中雨を楽しむため、完結編を午後から集中して読む。 リランとエリンが死んでガックリ。 闘蛇と王獣が、共に 戦争の道具にならず良かった。 

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2022/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジェシの言動にイライラさせられた。1巻での少女エリンには感じなかったので、子を思うイアル・エリンの親の描写と、それを汲めないジェシの対比でそう感じるのだろう。 3巻と同様、葛藤しつつも探究心を捨てきれない印象も受けるエリンに共感できなかったため、1,2巻ほどの完璧な読後感は無かった。 悲惨な戦果を両軍が目の当たりにしなければ休戦も王獣の開放もなかっただろうし、結果としてはこうしかないと思う。結末は表紙絵で察した。 イアル、シュナン、ヨハル、エサルのように、制約や立場の中で奮闘する人物に好感が持てる。

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