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これが「演出」なのだっ の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/08/17

あっという間に読み終わりました。 ギャグアニメを得意とする監督だけに、文章が面白い。 アニメ映像の作り方について、技法ではなくパッション的な事が多く書かれていたが、実際の絵コンテの例に解説が入るところは思わず納得。 声優さんのキャスティングについてはあまり興味は無かったので、も...

あっという間に読み終わりました。 ギャグアニメを得意とする監督だけに、文章が面白い。 アニメ映像の作り方について、技法ではなくパッション的な事が多く書かれていたが、実際の絵コンテの例に解説が入るところは思わず納得。 声優さんのキャスティングについてはあまり興味は無かったので、もう少し絵作りについて語ってほしかった。 大地監督に影響を与えた映画の紹介のところは興味深かったので、観た事ない作品は見てみようと思えた。

Posted byブクログ

2016/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2009年刊。著者は「ナースエンジェルりりかSOS」「おじゃる丸」で監督を務めるアニメーション演出家。  著者の自伝的・体験談的演出手法論と演出術習得術。その他諸々。  ギャグ(コメディではない)路線が好みの監督さんだった。ということで、殆ど彼の作品は知らない。「りりかSOS」は高橋良輔氏が演出協力をしていたために見ていたくらいか。  思うに、著者の言うように、①演出の元ネタは実写を含めて広く吸収する必要があること。これをしないので、テンプレ芝居が増えて面白くない。②普通が描けない脚本家・クリエーターが増大。その結果、物語やキャラクターに感情移入しにくい作品が増加傾向。 という至極真っ当なこと、腑に落ちることも書いてあって、そんなに読後感は悪くはない。  個人的に言えば、本音と建前の乖離という、実写なら演者の表情で醸し出せる雰囲気に関し、アニメーションという媒体ではかなり難しい(不可能ではないが)と感じているところ、演出でそれを挽回するのは、さらに至難の業ということは感得できそう。  一方、演出(というよりコンテ)の枠を定めているのがその前に出来上がっている脚本だ。ならば、脚本家の技量がちゃんとした人でないと、これまた挽回は難しいんだなぁとも感じるところ。  ともかく、本書自体はあっという間に読める中身なので、暇つぶしないし監督のファンなら読んで損はないかも。

Posted byブクログ

2018/10/20

「最近の◯◯はダメだ。」なんて感覚で語っちゃう輩の意見なんぞ参考にできるはずもなく。副題の"天才"は編集が付けたのかと思いきや臆面もなく自分で称してて、そういう自信過剰なところも好みではない。内容は、感覚と思い出と自画自賛しかないので、そーゆーところからも必要...

「最近の◯◯はダメだ。」なんて感覚で語っちゃう輩の意見なんぞ参考にできるはずもなく。副題の"天才"は編集が付けたのかと思いきや臆面もなく自分で称してて、そういう自信過剰なところも好みではない。内容は、感覚と思い出と自画自賛しかないので、そーゆーところからも必要なものを汲み取れる辛抱強い人でもない限り、読まなくてもいいかな…。

Posted byブクログ

2013/01/31

読み助2013年1月31日(木)を参照のこと。http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2013/01/post-89e4.html

Posted byブクログ

2010/05/03

 アニメ監督大地氏によるアニメ監督、演出論。まあ、「論」というほどではないけれど。最近、アニメを見るようになって、監督・脚本・演出・絵コンテ・作画監督などの役割がどのようになっているのか、それを知りたくて手にとりました。実際、大地監督作品は「おじゃる丸」ぐらいしか知らないので……...

 アニメ監督大地氏によるアニメ監督、演出論。まあ、「論」というほどではないけれど。最近、アニメを見るようになって、監督・脚本・演出・絵コンテ・作画監督などの役割がどのようになっているのか、それを知りたくて手にとりました。実際、大地監督作品は「おじゃる丸」ぐらいしか知らないので……、それがネックでしたね。  とつるつると読んでいたら、アニメ「迷い猫オーバーラン!」を変な演出だなあと見ていると、ラストに監督の表記! うーん、振り返ってみれば、本書に書かれている演出と同じでした。例えば、卓球のシーンなどね。でも、あーいうのって、変だけど面白いというのかなあ、変で面白いといえるかも。

Posted byブクログ

2009/12/31

アニメーションの演出論だが、自分が普段仕事で関わっているCMの演出ともきっと共通した何かがあるだろうと思って読んでみた。「おじゃる丸」とか「おぼっちゃまくん」などの演出をした人らしい。子供向けアニメの過剰な感情表現やギャグは正直好みではないが、バックグラウンドにある赤塚不二夫やチ...

アニメーションの演出論だが、自分が普段仕事で関わっているCMの演出ともきっと共通した何かがあるだろうと思って読んでみた。「おじゃる丸」とか「おぼっちゃまくん」などの演出をした人らしい。子供向けアニメの過剰な感情表現やギャグは正直好みではないが、バックグラウンドにある赤塚不二夫やチャップリン、「スリー・アミーゴス」などは自分と同じで、何か共通するものを感じる。質の高い笑いは、難しいなぁ。

Posted byブクログ