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落語論 の商品レビュー

3.3

15件のお客様レビュー

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2018/11/29

本質論、技術論、観客論の3部からなる。 落語には意味がない深く考えずに聞け、とご自分のことを棚に置いているのが面白い。 中でも技術論は一般読者ではなく落語家向けの内容である。落語を自身でも演じ、落語を聞き込んだ筆者だからこそわかる客観的かつ的確な技術論だ。人気の落語家がなぜ人気な...

本質論、技術論、観客論の3部からなる。 落語には意味がない深く考えずに聞け、とご自分のことを棚に置いているのが面白い。 中でも技術論は一般読者ではなく落語家向けの内容である。落語を自身でも演じ、落語を聞き込んだ筆者だからこそわかる客観的かつ的確な技術論だ。人気の落語家がなぜ人気なのか少し見えてくる。小朝を聞いて見たくなった。 落語の魅力とは、 みんなで集まって、「おはなし」でトリップしようぜ。 だそうだ。

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2016/05/22

何で買ったか忘れたが積ん読に積んであった本。 落語というものはこんな性質のものだよというのが書かれている(当然この人自身の個人的見解も含むが)。

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2014/09/19

文章のゆるさが良い。お題にふさわしいゆるさ。論じゃねーじゃんこれ、ってこの本を斬っちゃうのは無粋かと。落語はライブである等「空間」(空気感と言ってもいいのかな?)を重視する作者の考えにほお、と。 江戸時代から急に近代化したせいで生まれた息苦しさを前近代的な落語でうまく人々は息抜...

文章のゆるさが良い。お題にふさわしいゆるさ。論じゃねーじゃんこれ、ってこの本を斬っちゃうのは無粋かと。落語はライブである等「空間」(空気感と言ってもいいのかな?)を重視する作者の考えにほお、と。 江戸時代から急に近代化したせいで生まれた息苦しさを前近代的な落語でうまく人々は息抜きしてきたんだ、と言う考えもほぉ。 しかしこのお方、文章の端々から見て、歴史がお好きなんじゃないかしらんと思ったのは私だけでしょうかね。兎にも角にもゆるさが素敵な本です。これが寄席のなのかね。行ってみたいものです。

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2017/09/05

どうしてテレビでみる落語って眠くなるんだろう。 どうして寄席でみる落語って面白いんだろう。 常々思っていたそういう疑問に、答えのヒントがあったような気がします。 寄席のよさ、江戸や大阪などの都市で栄えた理由、 噺家と客の関係について。 「言われてみれば!」と納得してし...

どうしてテレビでみる落語って眠くなるんだろう。 どうして寄席でみる落語って面白いんだろう。 常々思っていたそういう疑問に、答えのヒントがあったような気がします。 寄席のよさ、江戸や大阪などの都市で栄えた理由、 噺家と客の関係について。 「言われてみれば!」と納得してしまいました。

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2012/11/23

 会社近くの図書館の書架で目についたので手に取ってみました。  私は、まあまあ落語が好きな方だと思います。最近では、寝る前に一席聞くということが習慣のようになっています。基本的には上方落語がお気に入りですが、最近は東京落語も聞き始めました。  本書は落語通のコラムニスト堀井憲一郎...

 会社近くの図書館の書架で目についたので手に取ってみました。  私は、まあまあ落語が好きな方だと思います。最近では、寝る前に一席聞くということが習慣のようになっています。基本的には上方落語がお気に入りですが、最近は東京落語も聞き始めました。  本書は落語通のコラムニスト堀井憲一郎氏による「落語論」です。「論」といっても堅苦しい内容ではなく、著者の奔放な主張をテンポよく開陳したものです。かなり個性的な語り口なので、好悪が分かれるかもしれません。私としては、首肯できるところが多かったですね。

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2012/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

落語は一人で聞きに来てください。特に落語をあまり聞いたことがない人は、是非、一人で来て欲しい。理由としては笑いのポイントは人それぞれだから。とあるが聴いたことない人は誘われない限り寄席や落語会には行かないかよ。

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2012/07/07

少々やっつけの感があった文章や構成だった。ただ著者は、毎日のように寄席に通っただけあり、独自の思うところがあるようだ。

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2012/01/21

この本そのものが落語といった雰囲気を出している。 なかには書いてあることに矛盾を感じるところがあったように思うが、それはそれで落語なのかとも思う。 毎日のように落語会や寄席に足を運べる筆者とは異なる立場にあるものとしては、昨今の落語ブームでテレビで楽しめる回数が増えたことには素直...

この本そのものが落語といった雰囲気を出している。 なかには書いてあることに矛盾を感じるところがあったように思うが、それはそれで落語なのかとも思う。 毎日のように落語会や寄席に足を運べる筆者とは異なる立場にあるものとしては、昨今の落語ブームでテレビで楽しめる回数が増えたことには素直に感謝したい。

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2011/12/08

落語は生で見るものだ(生でしか存在しない) という主張は、演劇に置き換えても理解できるけど 夜中にYouTubeで落語を見ながら「映像だっていいじゃん」と思った。 他の点についても、 反論を想定して予めエクスキューズを書いてるような雰囲気が 無駄だと感じた。 ファンとして、も...

落語は生で見るものだ(生でしか存在しない) という主張は、演劇に置き換えても理解できるけど 夜中にYouTubeで落語を見ながら「映像だっていいじゃん」と思った。 他の点についても、 反論を想定して予めエクスキューズを書いてるような雰囲気が 無駄だと感じた。 ファンとして、もっと奔放に書けばいいんじゃないのかな。

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2010/11/24

[ 内容 ] 寄席で見つけた落語の真髄! なぜ繰り返し聴いても飽きないのか? うまい噺家はどこがすごいのか? 日夜、浴びるように落語を聴き続けてたどり着いた渾身の落語論。 [ 目次 ] 第1部 本質論(ライブとしてのみ存在する 意味の呪縛を解く 落語はペテンである ほか) 第2...

[ 内容 ] 寄席で見つけた落語の真髄! なぜ繰り返し聴いても飽きないのか? うまい噺家はどこがすごいのか? 日夜、浴びるように落語を聴き続けてたどり着いた渾身の落語論。 [ 目次 ] 第1部 本質論(ライブとしてのみ存在する 意味の呪縛を解く 落語はペテンである ほか) 第2部 技術論(落語は歌である 音の出し方のポイント 「間」が意味するところ ほか) 第3部 観客論(好き嫌いからしか語れない 落語の多様性 嫉妬という名の原動力 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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