妻を帽子とまちがえた男 の商品レビュー
患者一人ひとりの症例を、物語として脳神経科医の作家が記すのだが、各々の物語は医師としての挑戦、人としての愛にあふれている。だから、医学の知識がないわたしにも読むことができ、好奇心すらくすぐられた。
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何気なくタイトルに興味を感じて読み始めたら、著者はあのレナードの朝の原作者だった。 楽譜は音楽を記号で表したもの、それと同様に数字は数の世界を記号で表したもの。音楽は聴くものであるが、数の世界は何か図象的なものであるのか? サバン症の人たちにはそれが見えているので日付から曜日を即...
何気なくタイトルに興味を感じて読み始めたら、著者はあのレナードの朝の原作者だった。 楽譜は音楽を記号で表したもの、それと同様に数字は数の世界を記号で表したもの。音楽は聴くものであるが、数の世界は何か図象的なものであるのか? サバン症の人たちにはそれが見えているので日付から曜日を即回答できるのか?どうも素数が鍵であるようだ。この図象的なものが理解出来れば数学の世界は大きく進歩するのではと思った。 全くタイトルからは想像できなかった事に気が付かされた。
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脳に対して障害がある人の症例を集めたエッセイ集である。原書は1992年に発売されたモノであり、文庫になったのも2009年と割かし古いが、脳の機能について示唆を与える事象が数多く記されており、興味深い内容だった。 2027/12/27 追記 著者のオリヴァー・サックスの書籍に関して...
脳に対して障害がある人の症例を集めたエッセイ集である。原書は1992年に発売されたモノであり、文庫になったのも2009年と割かし古いが、脳の機能について示唆を与える事象が数多く記されており、興味深い内容だった。 2027/12/27 追記 著者のオリヴァー・サックスの書籍に関して、虚偽の記載が多くあるとのニュースがあり、その中に当書籍も含まれていた。 確かに、患者の個人情報に関わる内容を赤裸々に記載されており、「当時の倫理観だとそんなもの?」という感覚で読んでいたが、あまり鵜呑みにするのは良く無さそうである。
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妻を帽子と間違えた男 オリバーサックス 晶文社 オリバーは1933年に生まれた精神科医で この本は記憶についての臨床的実例と それに関する考察を書き綴ったモノである 記憶が部分的に消えてしまう症状 多くは事故による脳の障害らしいが 年齢と共に起こる疲労でもあるのだろうか? 老害の...
妻を帽子と間違えた男 オリバーサックス 晶文社 オリバーは1933年に生まれた精神科医で この本は記憶についての臨床的実例と それに関する考察を書き綴ったモノである 記憶が部分的に消えてしまう症状 多くは事故による脳の障害らしいが 年齢と共に起こる疲労でもあるのだろうか? 老害の一つの症状でもあるらしい 誰でも大なり小なり忘れるということがあるけれど それがまとまって起こるのが健忘症であり痴呆である 事故で起こるのは悲しいことだが 老衰で起こるのはそれなりに全体的な症状なのでさみしさはあるものの 大きなショックや狂気となることはない 自分に起こる健忘症もさることながら 知人が減り付き合いが遠のき 社会的に過去が消えていくという寂しさも重なって地平が視界の多くを占めるのも 哀れをもよおすものだ 別れは寂しいがその先にある出合いを思えば好奇心が湧き上がるというものだ この摩擦界における体験の旅も フェードアウトして行くのが それもちょっとステップが大きいだけで あの世へのヴェストフライディングなのだろう
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脳神経科医のサックス博士が出会った奇妙でふしぎな症状を抱える患者たちのお話。 特に印象的だったのは、双子の兄弟の話。彼らだけにわかるルールでコミュニケーションをする。その描写が双子だけの静かな世界をあらわしていて、引き込まれた。 考えると、私たちは当然のように「言葉」を使って...
脳神経科医のサックス博士が出会った奇妙でふしぎな症状を抱える患者たちのお話。 特に印象的だったのは、双子の兄弟の話。彼らだけにわかるルールでコミュニケーションをする。その描写が双子だけの静かな世界をあらわしていて、引き込まれた。 考えると、私たちは当然のように「言葉」を使ってコミュニケーションをするけれど、「言葉」にすることが苦手な人もいるし、「言葉」以外のコミュニケーションがあってもいいのでは、と思ったり。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こんなに面白い本はない ただ、散文的だし障害のある当事者の苦しみを過小に見積もっているのではないかと思う記述も多いとは思う それを差し引いても面白い
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「われわれは、患者の欠陥にあまりにも多くの注意をはらいすぎていた。それでいて、変化していない、失われることなく残っているほうの能力をほとんど見ていなかった」
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脳神経科医のサックス博士が出会った患者の記録。 脳機能の欠損による驚くような症例には、長く続いたトゥレット症候群が自分のアイデンティティになっている人や、脳腫瘍により明るい性格に突然変わって幸せな人がいて、治療を施すことで逆に彼らは生きる活力を失ってしまうことには衝撃を受けた。...
脳神経科医のサックス博士が出会った患者の記録。 脳機能の欠損による驚くような症例には、長く続いたトゥレット症候群が自分のアイデンティティになっている人や、脳腫瘍により明るい性格に突然変わって幸せな人がいて、治療を施すことで逆に彼らは生きる活力を失ってしまうことには衝撃を受けた。 必ずしも健常者に近づけなければならない訳ではないし、勝手な思い込みで可哀想だと決めつけてはいけないんだなと学んだ。 もう少し物語的だと思っていたけど、症例の説明という方が近く、表現は難解。 神経系の解体のひとつの基本的形態が〜とか、硬い文章が続くので何回も寝落ちした。 飛ばし読みはしない主義だけど、これは厳しくて長すぎる症例は諦めて飛ばした。悔しい〜
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本作を知ったのは、頭木弘樹さんの「絶望読書」のなかで紹介されていたことがきっかけ。 「人間に、こんなことって本当にあるの?」という症例が多種多様に描かれている。 難しい内容や専門用語が多いので、医者や理学療法士なんかにとっては、とても面白く読めて、かつ参考になるのではないかと思っ...
本作を知ったのは、頭木弘樹さんの「絶望読書」のなかで紹介されていたことがきっかけ。 「人間に、こんなことって本当にあるの?」という症例が多種多様に描かれている。 難しい内容や専門用語が多いので、医者や理学療法士なんかにとっては、とても面白く読めて、かつ参考になるのではないかと思った。
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普通とは、健常者とは何なのか。 幸福とは何なのか。 子どもと一緒に暮らしている人にもおすすめ。 チョムスキーと合わせて見ると一層考えさせられる。
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