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天山の巫女ソニン(5) の商品レビュー

4.3

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2012/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イウォル王子もクワン王子も微妙な立場はまだ変わりませんが、まぁ平和で終わった、と。もっと後日談がほしかったような気もします。結局期待していた王子とソニンの恋はなかった……途中で手を取ったり頬触ったりした時は来るかなぁと思っていましたが、だめでした。くっ。 全部を通して好きだったのはセオ。クワン王子との友情と主従の関係がぐっときました。セオは王子のためにならどんなに汚いことにでも手を染める覚悟、でも王子はそんなことは認めない。目的のために何でもする思考回路はイェラ王女に近いですが、彼の場合それは国や大きい者のためではなくクワンだけのため。大切にする相手のために手を汚せる人は憧れます。 三巻あたりでクワン王子がセオを殴り飛ばすところが、個人的には一番の名シーンでした。確かにクワン王子はソニンを迎えたいとは思っていたけど……セオが使った手は少し反則だったみたいですね。 面白かったです! 戦争の話が出てきますがそこまで詳しくなくても何となくわかりますし、児童書なので読みやすい。お勧めです。

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2011/07/11

そして最終巻。ここまで一気読みしてしまった。一人の少女の成長に絡め、三国の微妙な政治的バランスやそこの王子、王女たちの変化、成長。児童文学にしておくのはもったいない。いろいろな人によんぢただきたい。

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2011/06/13

終わってしまった。 ソニンが主人公のはずなのに、クワン王子やイェラ王女が目立っているような・・・・ これからの4人が気になる終わり方だった。

Posted byブクログ

2010/09/15

一日で4冊いってしまった・・さすが夏休み。 人が全面に出過ぎてるきらいはあるけど、3国の絡め方、登場人物を使い捨てにしない感じが良かったです。 この筆者の長編をもっと読みたい。

Posted byブクログ

2010/06/11

I loved this series! I'm really sad that it's over, but I'm hoping she does some sort of continuation, even though it says th...

I loved this series! I'm really sad that it's over, but I'm hoping she does some sort of continuation, even though it says that it's the final volume. I am definitely in denial that that's the last we get to hear of ソニン. I can't wait to read more from this author! Hope she comes with a new book soon!

Posted byブクログ

2010/05/09

あっというまに最終巻。 相変わらず、普通なら4、5巻分になりそうな話が詰め込まれています。 本編はともかく(あ)、ソニンに求婚の一つや二つや三つや四つあってもよさそうなのに!王子め! ああ、ソニンが当たり前のように美人になって戻ってきたら辛抱できずに求婚するんですね分かります。 ...

あっというまに最終巻。 相変わらず、普通なら4、5巻分になりそうな話が詰め込まれています。 本編はともかく(あ)、ソニンに求婚の一つや二つや三つや四つあってもよさそうなのに!王子め! ああ、ソニンが当たり前のように美人になって戻ってきたら辛抱できずに求婚するんですね分かります。 実はセオが好きだったり。 「昔はけんかに勝った上に、相手の船にフナムシをぶちまけた人とは思えない」「いつの話だ?」「十六年と三ヶ月ほど前です」「忘れろ」「フナムシを集めさせられたほうは、忘れられないんですよ」 …王子……。(腹痛い)

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2010/01/06

これからソニンがどんな道を選び、歩んでいくのか いろんな“可能性”を残した最終巻でした。 とても面白かったです・・・!

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2009/10/18

意外に早くきてしまったシリーズ完結。魅力的なシリーズを一気読みできるのは、贅沢の一つだと思います。楽しかったです。 これからの若い指導者たちが、必死にひたむきに己の目指すところを目指し、やりとげたことが何より嬉しい。 イェラは勇ましく切れるように、クワンは己の在り方にある程度の...

意外に早くきてしまったシリーズ完結。魅力的なシリーズを一気読みできるのは、贅沢の一つだと思います。楽しかったです。 これからの若い指導者たちが、必死にひたむきに己の目指すところを目指し、やりとげたことが何より嬉しい。 イェラは勇ましく切れるように、クワンは己の在り方にある程度の決着をつけて晴れ晴れと、イウォルは困難な時を前にしても静かに穏やかな笑顔を忘れぬ揺るがぬ器を得て。三者三様の魅力と成長が良かった。彼らが国を治める時代をぜひ読みたいと思いました。 ロマンス好きーとしては残念な部分もありますが、ソニンとイウォルの間に流れる雰囲気は充分ニヤニヤでした。特に戦に旅立つ前のアレはね! イウォルが可愛かったし素敵だったです! その後の、ソニンが手を失うかもしれないという場面が、また萌えました。それでも、その危険を行うことを許したイウォルとソニンの信頼関係とか! その危険さを止めようとして怒ったクワンが、また萌える。なにそれ。今巻の一番格好いいと思ったセリフは、実はクワンの「俺が行こう。それが一番早い」だったりします。 それにしても、イェラにも言えることですが、二人とも、イウォルにとってのソニンの手の存在の大きさを知っているのではないかという場面が、何気なく描かれていたと思います。 いや、特にソニンの力を知らなくても、手というものはそういうものなのかもしれません。人と手を繋いで温かさを共有し、言葉ではない何かで伝えあえることの幸福。ソニンの手を思わずとってしまいたくなるような彼女の在り方、それに手を伸ばせずにはいられなかった二人の孤独さが描かれていたと思います。思わぬところで。 児童文学なんですけれども、大人が読んでも深読みできる奥深さがとても好きです。おまけに萌えてしまって仕方がないです 笑 でも、本当に印象深いセリフが多い作品だったと思います。 毎回ちゃんと入れてくれるミンとソニンの会話が、実は一番の宝物のような気がします。

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2010/03/02

天山の巫女シリーズ【全5巻・既読】最終巻 落ちこぼれ巫女の少女ソニンが、 口をきくことの出来ないサイの末王子イウォルと出会い 成長していく物語。 人を疑う事、騙す事、負の感情や欲を知らず 素直で前向きなソニンが、周りの環境や事件によって 物事を吸収し成長していく事がとても面白...

天山の巫女シリーズ【全5巻・既読】最終巻 落ちこぼれ巫女の少女ソニンが、 口をきくことの出来ないサイの末王子イウォルと出会い 成長していく物語。 人を疑う事、騙す事、負の感情や欲を知らず 素直で前向きなソニンが、周りの環境や事件によって 物事を吸収し成長していく事がとても面白かった。

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2009/10/07

3巻で、北の強国巨山の女王イェラが登場し、 物語はぐんと「半島の勢力情勢」みたいな感じになって これからどっちにひっぱって行くのかな〜?と思いながら、 4巻、5巻と一気に読んだ。 ソニンという一人の少女を触媒として、 三国の若い王子・王女たちの活躍を描き、 1巻目を読んだ時には、...

3巻で、北の強国巨山の女王イェラが登場し、 物語はぐんと「半島の勢力情勢」みたいな感じになって これからどっちにひっぱって行くのかな〜?と思いながら、 4巻、5巻と一気に読んだ。 ソニンという一人の少女を触媒として、 三国の若い王子・王女たちの活躍を描き、 1巻目を読んだ時には、予想もしなかったような、 戦争と平和、支配と統治を語る骨太な物語に育った。と思う。 大変面白かった。 1巻目から5巻まで、作者は、 政治や戦争に巻き込まれる民衆の哀しさと同時に、 偏見や感情で世論を作り安易に流される、民衆の愚かさとあやうさを描いている。 また、ソニンは王族や支配階級の側から物事を見るだけでなく、 市井でたくましく生きる親友ミンを通じて庶民の側にもいるため、 特殊な生い立ちのため、冷静で謙虚なソニンの観察眼がバランスよく発揮され、 物語の触媒としてのソニンがとてもうまく活きたと思う。 1,2巻で感じた、ラノベではありがちな設定だけど、 上滑りせず、真面目に淡々と取り扱っている、という印象は薄れた。 それぞれの人物が、設定としての「キャラ」ではなく もっと中身のある存在になった、と感じた。 また、1,2巻では、 なぜソニンがそんなに人気なのか? という点が甘い気がしたが、 4,5巻では、少しずつだがポイントを押さえた説明があり、納得できた。 ソニンに限らず、他のメインキャラでも、 行動や感情のポイントが、くっきり描かれるようになり、とても面白くなった。 三国の、それぞれの若い王子と王女が、 大変真面目に自国民の幸福、半島の平和を考えている。 それに対するように、強権で支配する王や、 自分の身内のことしか考えられない王妃、 弟に嫉妬する安っぽい兄たち、 暮らしの安楽や噂ですぐに日和見する民衆などが描かれ、 そういう身内に対応しながら、他国とどう渡り合うかというところで、 王子・王女たちのそれぞれが鮮やかに活躍し、 半島の危機は回避される。 が、しかし、一方で、 各国内の「悪役」はぜんぜん懲らしめられずにピンピンしており、 また、ちょっと期待した恋愛方面の目立った進展はない。 「悪役」を「成敗」しなかったのは、 作者の良識だと思うからまあいいんだけど、 わかりやすくスカッとしたい読者は物足りないかも。 恋愛方面でも、あまりに淡泊。 それが作者のポリシーだとしても、 淡くていいからもう少し進展があっても良かったのでは? (・・というのは、わたしの好みです。すみません) 1巻目を読んだ時、グレードは4年生以上、中学生では物足りない、と思ったが、 途中から物語が成長した感じ。 5巻目は小学校高学年から中学生向けで、4年生ではちょっと難しいかも。 完結してみたら、期待以上のファンタジーになってました。 小学校・中学校におすすめです。

Posted byブクログ