とりかへばや物語 の商品レビュー
初めて粗筋把握した。こんな話しとは知らんかったわ。 ストーリーも凝ってるし文章もこなれており、これは源氏なんかよりよっぽど中高生に読ませるべきなんじゃないかと。
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おとこらしい姫は男として、おんならしい若は女として、それぞれ成長し結婚までするが、途中で入れ替わりもとの性別どおりに。 C0093
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息子と娘を入れ替えるという王朝物語です。 あまり知られていないですが、面白おかしく、ドキドキ しながら読めました。 実際にこんなことがあったら大変ですが、兄妹のラブコメと解釈するとますます思いロイです。所々飛ばしているのは ご愛敬という事で。
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1000年前に書かれたこのお話は、今でも充分楽しめるし、今だからこそ考えさせられるジェンダーの問題。 生まれ持った性質より生まれた性別で役割や振る舞いが制限される時代。男女の役割を入れ替えたきょうだいの運命やいかに? 面白いのは、男性の魅力として、優美さやたおやかさが描かれてい...
1000年前に書かれたこのお話は、今でも充分楽しめるし、今だからこそ考えさせられるジェンダーの問題。 生まれ持った性質より生まれた性別で役割や振る舞いが制限される時代。男女の役割を入れ替えたきょうだいの運命やいかに? 面白いのは、男性の魅力として、優美さやたおやかさが描かれていて、平安時代の平和さを象徴してるなと思いました。 また、権力や男性的な力によって手篭めにされた女性が悲しんでいる場面で、権力を行使した側は気づかなくても、力によって傷つけられた方は恨みを溜めているのだという解説にうんうんと頷いてしまった。
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「女君」の心がクローズアップされていく物語の進行がやはり興味深い。 女君が「ああ、自分も男の訪れを待つばかりの女になってしまった」と嘆くあたりを、同時代の読者たちはどう思ったんだろう。 女性は身につまされたのかな。そして、男性は…? 男女の境が攪乱されたけれど、結局伝統的な男女...
「女君」の心がクローズアップされていく物語の進行がやはり興味深い。 女君が「ああ、自分も男の訪れを待つばかりの女になってしまった」と嘆くあたりを、同時代の読者たちはどう思ったんだろう。 女性は身につまされたのかな。そして、男性は…? 男女の境が攪乱されたけれど、結局伝統的な男女の役割に収斂していく、と読むべきなのか、攪乱の中になにがしかの価値があるのか。 どう判断すべきか、まだ決めがたいけれども、とにかく読了。
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父親の前世からの宿業の報いが「天狗の呪い」として主人公の2人に現れたのである。悲劇のお話。なかなか発想が当時としては面白い。
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わかりやすいですが、ところどころ飛ばしています。 内容ですが・・・なんか、こう、頭が良くて才能がある人が、自分ではどうしようもない理由(性別など)で思うように生きられない話はなんだかモヤモヤする。 あ、話としてはとても面白いです。斬新な着眼で。 あと、好色手籠め男には本気でイラ...
わかりやすいですが、ところどころ飛ばしています。 内容ですが・・・なんか、こう、頭が良くて才能がある人が、自分ではどうしようもない理由(性別など)で思うように生きられない話はなんだかモヤモヤする。 あ、話としてはとても面白いです。斬新な着眼で。 あと、好色手籠め男には本気でイラッとした。 チ○ポもげてしまえ!
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概要だけなのが勿体無い。全文読みたかった。導入にはオススメです。平安王朝のジェンダー論的一冊でないかと思います。
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読みやすかったですね。 現代文だけまとめて読みました。 今から千年も前の人たちが考えていることは、今とあまり変わらない。
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『本来そうであるべき姿』を強制する社会はずっと変わらなかったから、今もこの物語が生き続けている気がする。女君が内向的になっていくにつれ、男君が社会に順応していくのが対照的。
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