六月の夜と昼のあわいに の商品レビュー
(収録作品)恋はみずいろ/唐草模様/Y字路の事件/約束の地/酒肆ローレライ/窯変・田久保順子/夜を遡る/翳りゆく部屋/コンパートメントにて/Interchange
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短篇集。10作品。 恩田ワールド全開。 『Y字路の事件』・・こういうのが好きです。 後はよくわからない話が多かったです(苦笑) なんか最近の恩田ワールドは難しいぞ・・・
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よび覚まされる記憶、あふれ出る感情、たち上がる論理。言葉によって喚起される、人間のいとなみ。ミステリー、SF、私小説、ファンタジー、ルポルタージュ…あらゆる小説の形式と、恩田作品のエッセンスが味わえる「夢十夜」的小説集。フランス文学者・杉本秀太郎による詩、俳句、短歌に秘められた謎...
よび覚まされる記憶、あふれ出る感情、たち上がる論理。言葉によって喚起される、人間のいとなみ。ミステリー、SF、私小説、ファンタジー、ルポルタージュ…あらゆる小説の形式と、恩田作品のエッセンスが味わえる「夢十夜」的小説集。フランス文学者・杉本秀太郎による詩、俳句、短歌に秘められた謎と、希代の新鋭画家による十のイメージに誘われた、摩訶不思議な十の作品世界(「BOOK」データベースより) 「恋はみずいろ」「唐草模様」「Y字路の事件」「約束の地」「酒肆ローレライ」「窯変・田久保順子」「夜を遡る」「翳りゆく部屋」「コンパートメントにて」「Interchange」の全10編。 とりあえず恩田さんの作品は追いかけて読んじゃうんだけど、今回は好みじゃなかったなぁ。 とりとめのない夢の話を延々聞かされているような。 「夢十夜」的小説なんだから、と言われても今一つしっくりこなかった。 恩田さんが描くから〈作品〉として成り立っていたのかもしれないけれど、あいにく人さまの夢の話につき合うほど暇ではないんで・・・って感想です。うぅん、残念。
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読むのがツライです。 目が滑ってしまって頭に入ってこない。 Y字路の事件は最後に温かい気持ちになり好きです。
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なんというか…よく分からなかった(爆)雰囲気を楽しむ本なのかもしれないけど、どれも話が中途半端というか単なる夢のようなというか…。
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夢の断片、または絵画を語ったような、短編が集まった本。曖昧さが生み出す浮遊感に不安を覚える。幻想譚であるので、整えられた物語を期待するとがっかりしてしまうかもしれない。小説にする前の、創作ノート的な印象を受けた。
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恩田陸さんの 「六月の夜と昼のあわいに」を読みました。 短編集です。 恩田ワールドに浸れる作品が多く載っています。 物語の開始から、話が徐々にスライドして 最終的に元に戻ると、全体像が見える・・・。 そんな作品が多くなっています。 主人公が”人”ではない物語も多く...
恩田陸さんの 「六月の夜と昼のあわいに」を読みました。 短編集です。 恩田ワールドに浸れる作品が多く載っています。 物語の開始から、話が徐々にスライドして 最終的に元に戻ると、全体像が見える・・・。 そんな作品が多くなっています。 主人公が”人”ではない物語も多く、 固定観念や、先入観を持って読むと混乱するかもしれません。 作者の主張も分かりづらくなるかも・・・。 現実とはかけ離れた物語を読みたい方、 お勧めです。 評価:★★★
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10編の短編をおさめた作品集。 それぞれ異なった「奇妙な味」ばかりなのだが、やはりどれも「恩田陸」印なのです。 カレイド・スコープのような1冊です。 恩田陸のいろいろな面を見せてくれており、実験的な作品集といえそうです。 好みが分かれるかもしれません。 オススメ度 ☆☆...
10編の短編をおさめた作品集。 それぞれ異なった「奇妙な味」ばかりなのだが、やはりどれも「恩田陸」印なのです。 カレイド・スコープのような1冊です。 恩田陸のいろいろな面を見せてくれており、実験的な作品集といえそうです。 好みが分かれるかもしれません。 オススメ度 ☆☆☆☆ 4つです。 [内容(「BOOK」データベースより)] よび覚まされる記憶、あふれ出る感情、たち上がる論理。言葉によって喚起される、人間のいとなみ。ミステリー、SF、私小説、ファンタジー、ルポルタージュ…あらゆる小説の形式と、恩田作品のエッセンスが味わえる「夢十夜」的小説集。フランス文学者・杉本秀太郎による詩、俳句、短歌に秘められた謎と、希代の新鋭画家による十のイメージに誘われた、摩訶不思議な十の作品世界。
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怖ぁ~~~~~、と鳥肌をさすりさすりしたくなる短編集。 「Y字路の事件」はうるっときた。祖父が下駄を作る人だったから、祖父と下駄という組み合わせがもういけないったら。 「窯変・田久保順子」の読後感は「あるキング」に似ている。理不尽に奪われる可能性が哀しい。 「夜を遡る」が好き。「...
怖ぁ~~~~~、と鳥肌をさすりさすりしたくなる短編集。 「Y字路の事件」はうるっときた。祖父が下駄を作る人だったから、祖父と下駄という組み合わせがもういけないったら。 「窯変・田久保順子」の読後感は「あるキング」に似ている。理不尽に奪われる可能性が哀しい。 「夜を遡る」が好き。「飛んで」くる妹、ガラガラドン、グレメ・・・不思議が日常の世界。 それにしても「Interchange」のラスト2ページは一体・・・ 「4分33秒」を思い出した。 (10.07.25) 近いほうの図書館 (10.07.24)
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現実と幻想のあわい。10の短編は小説風や散文、エッセイ風などいろいろな手法だが、出来にややムラがある。短編だと恩田陸の世界に浸る前に終わってしまうので長編の方が好きだ。
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