六月の夜と昼のあわいに の商品レビュー
恩田陸らしい、短編集。 深い想像力を必要とする作品が多かった。 いつも圧倒される、独特の世界観。 一人きりの暗い部屋で、静かに読むのがよい。 違う世界に引き込まれる気がする。
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短編集 詩のような絵画のような、そんな文章もあり ゆえに抽象的でよくわからなかった部分もあり 恩田陸を好きだった先生の影響か、 所々でジェームス・ジョイスを思い出すような文章だった 全体的にどこか怖い印象 漠然とした恐怖や不安とでも言うのか 田久保順子は、 子どもにはこんだ...
短編集 詩のような絵画のような、そんな文章もあり ゆえに抽象的でよくわからなかった部分もあり 恩田陸を好きだった先生の影響か、 所々でジェームス・ジョイスを思い出すような文章だった 全体的にどこか怖い印象 漠然とした恐怖や不安とでも言うのか 田久保順子は、 子どもにはこんだけ可能性があったんだよ、 という話のようで わかりやすいというか、悲しいというか うーん…
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6月ということで手に取ってみたけど。。。全然読み進められないまま6月も終わるので、半分は断念。 内容が頭に入ってこない。 Y字路の話がよかった!
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ちょっと内容が不思議すぎて自分にはなかなか理解が出来ない物が多かった。 でも、Y字路の事件は面白かった。 ふとした瞬間に時空の裂け目ができるとか、ありえなくも無い話なのかなと。 あと、田久保順子の話もなんだか実際にありえそうで面白かった。
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夏目漱石の夢十夜のようなお話。 恩田陸の妄想を文章にしたような感じ。 だからなかなか物語の中の光景がイメージできない。 文庫版がでたら再度じっくりよみたい。 ローレライのお話が結構すき。
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「酒肆ローレライ」が良かった。 現代に潜む見えない居酒屋、ローレライ。全編を通した雰囲気が好きだ。
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エッセイかと思えば短編が出てきたり、その短編の中でも ひとつのカラーに染まらない、シュールなもの、心温まるものが集まっています。 全体として「こんな作品です」と一言で表せないのですが、 それが、タイトルどおりこの作品の狙いではないかと思います。 そう思って見ると、曇り空...
エッセイかと思えば短編が出てきたり、その短編の中でも ひとつのカラーに染まらない、シュールなもの、心温まるものが集まっています。 全体として「こんな作品です」と一言で表せないのですが、 それが、タイトルどおりこの作品の狙いではないかと思います。 そう思って見ると、曇り空のような色にインクが染みたようなタイトルのカバーも タイトルの「あわい」という言葉もなんとなくしっくり来る感じです。 オチもわかりやすいので、納得がいかず本を閉じるということにはなりません。 テーマや、言わんとしていることは何かにこだわることなく、 個々のストーリーの中に入り、流れ流されて読むのがいいのではと思います。 特に「唐草模様」は、あの風呂敷の模様からどろどろと 想像力がかきたてられ、読んでいて面白かったです。 コスモスからの手紙のくだりも、すごく好きでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【読み始め:2012年1月26日/読了:2012年1月30日】 ■恋はみずいろ ■唐草模様 ■Y字路の事件 ■約束の地 ■酒肆ローレライ ■窯変・田久保順子 ■夜を遡る ■翳りゆく部屋 ■コンパートメントにて ■lnterchange 読んでみると意外と短いような、長いような。前にも思ったけど私はあんまり恩田さんの短編は好みじゃないのかもしれない。 あの読んでいる間どっぷり浸かれるような飲み込まれるような、重厚な雰囲気が好きなんだけど短編だとどうにもその雰囲気に軽く触れるだけで終わってしまうような気がする。 元々抽象的、というか暗喩とか比喩とかそういう直接的ではない表現が多いけれど、長編だからこそ楽しめるのであって短編だと読んでて「何じゃこりゃ」という気分になる。示されている意味や意図が分からない訳じゃないんだけど、おいてけぼりにされているような感じ、というのが一番近いような感じ。 やっぱり一本のストーリーになっている方が好みだなぁ。殆ど黙々と読み進めているような感じで読んでました。何と言うか、国語の授業で決まったページだけを読まされている時のような感覚。 決してつまらないとか面白くない訳じゃないけど、好みとは違うかな。次はちゃんとしたストーリー物が読みたい。
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10編の短編集。 詩のような小説。 でも情景が目の前に浮かぶんだから、この人はすごいなあ、と思う。 高校ん時はまってた銀色夏生を思い出した。
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