お菓子手帖 の商品レビュー
おもしろかったー!! 長野まゆみのエッセイ本は初めて読んだかも。 ノスタルジックな気持ちでいっぱいになりました。紅茶とお菓子をいただきながらのんびり大事に読みたい本。
Posted by
図書館で見つけた。おいしそうなタイトルと表紙に惹かれて借りた。表紙はとてもかわいいし、帯にも”すきとほった”なんて書かれていたけれど、内容はちょっと好みじゃなかったかも。 自伝風小説?主人公の生まれる前から、お菓子に絡んだエトセトラ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自伝風スイーツ小説。 先祖も甘党だったという主人公は1959年、昭和34年生まれ。 戦後の高度成長期、バブル時代と 主人公の成長のそばにいつもあったお菓子たち。 洋菓子が多かったのは、国の成長とともに洋風のものが段々と入ってきている時代の象徴なのかなあ。 なんか甘いもの食べたくなったなあ。
Posted by
小説だと思って読み始めたらエッセイだった… エッセイって気分じゃなかったので途中リタイア。 2017.9.8読了
Posted by
久しぶりに長野まゆみさんの小説が読みたいなあ、と思い、図書室でお借りしてきました。 まずは「甘党の系譜」と銘打たれた、明治大正の頃の祖父母たちの暮らしぶりの紹介。 続く「菓子年譜」からは、1959(昭和34)年8月13日に生まれた「わたし」の成長が1年ずつ記されており、ははあ、...
久しぶりに長野まゆみさんの小説が読みたいなあ、と思い、図書室でお借りしてきました。 まずは「甘党の系譜」と銘打たれた、明治大正の頃の祖父母たちの暮らしぶりの紹介。 続く「菓子年譜」からは、1959(昭和34)年8月13日に生まれた「わたし」の成長が1年ずつ記されており、ははあ、この主人公がこれから何がしかの事件にでも巻き込まれて行くのかな?と思いながら読み進むも特にそんな事もなく、あれっこれはもしかして……って本を一旦横に置いてスマートフォンにて著者・長野まゆみ氏をググってみたらば、案の定氏は1959年8月13日生まれ。 エ ッ セ イ だ っ た か ! ! ! と気付いた時の衝撃たるや、相当なモンでしたな(同時に本書が「自伝的小説」とされている事も知った)。 離乳食、幼児期に食べた駄菓子、学校給食、小遣いをはたいて買い食いした甘味、デパートや専門店で買う高級菓子などなど、自身の半生を彩る食べ物の記憶が事細かに描かれており、なんだか読んでいるこちらまで一緒に食べた事があるような気がしてきてしまいました。 また、当時の出来事や流行、テレビ番組などについての記述も豊富で、バブル期の日本の雰囲気を感じられるのも興味深いです。私は著者よりもちょうど二回り年下なのですが、1980年代は自分自身の生活と照らし合わせながら読みました。 デビュー作『少年アリス』誕生の経緯や、著者が心酔する宮沢賢治に関する考察も素敵。 有名なコピーに「食は人を作る」というものがありますが、まさに“作家・長野まゆみはいかにして作られたか(何を食べ何を吸収してきたか)”が綴られた一冊だと思います。面白かった!
Posted by
長野さんのエッセイ。 その年のエピソードや印象のあるお菓子をテーマに、生まれた時から一年ごとに書かれたショートエッセイ集。 時代を感じられる懐かしいお菓子の話や、その時代の様子を知れて面白い。
Posted by
帯によると、自伝風極上スイーツ小説らしいです。とても美味しそうなお菓子の数々にお腹が空きました。長野まゆみさんとは世代が違うのですが、お菓子や生活がノスタルジックで素敵です。今でもあるお店やお菓子なのかな…探したくなります。本編とは離れたところでは、「どんな場合でも、モノづくりを...
帯によると、自伝風極上スイーツ小説らしいです。とても美味しそうなお菓子の数々にお腹が空きました。長野まゆみさんとは世代が違うのですが、お菓子や生活がノスタルジックで素敵です。今でもあるお店やお菓子なのかな…探したくなります。本編とは離れたところでは、「どんな場合でも、モノづくりをする」という言葉が心に残りました。わたしもそうありたいです。
Posted by
お菓子を中心とした著者の自伝的エッセイ 長野作品の魅力の一つにはお菓子があると思います。中でも蜂蜜のイメージが私は強いのですが。 そんな長野さんですから、さぞかし素敵なお菓子を沢山食べてきたのだろうな、と。 さすがに脱脂粉乳は飲んだことが無いですが、懐かしいお菓子がたくさん出...
お菓子を中心とした著者の自伝的エッセイ 長野作品の魅力の一つにはお菓子があると思います。中でも蜂蜜のイメージが私は強いのですが。 そんな長野さんですから、さぞかし素敵なお菓子を沢山食べてきたのだろうな、と。 さすがに脱脂粉乳は飲んだことが無いですが、懐かしいお菓子がたくさん出てきました。ハイクラウン!あー好きだったなぁ、そう言えば妖精を描いたようなカードが、確かに入ってました。ああいうパッケージ今は無いですよね。 味もそうですが、パッケージにも強いこだわりがあったというのも知ることができました。長野さんは美大だったんですね。長野作品には、常々色が感じられると思ってましたが、こういう所からなんだろうなと、納得しました。
Posted by
可愛らしい表紙絵(著者の手による)を見て、「どんな内容なのかな?」と。 自伝…というのが近いでしょうか。 『長野まゆみ自伝 お菓子の思い出とともに』 というのがわかりやすいタイトルだと思う。 同年代としては、非常に懐かしいものがありますが、お菓子について深く語られることを期待し...
可愛らしい表紙絵(著者の手による)を見て、「どんな内容なのかな?」と。 自伝…というのが近いでしょうか。 『長野まゆみ自伝 お菓子の思い出とともに』 というのがわかりやすいタイトルだと思う。 同年代としては、非常に懐かしいものがありますが、お菓子について深く語られることを期待して読めば、がっかりするでしょう。 最後に宮澤賢治、というのも、お菓子を語る上でぜひ必要な人物ではなく、この本の主人公は、お菓子ではなく長野まゆみなのだと確信しました。 時々はさまれる皮肉にちょっと閉口しながらも、一気に読みました。 ああ、そういう時代だったわねぇ~と。
Posted by
今更ながら初読。 文藝掲載時に書き下ろし小説とあったので、もっと物語風なのかと思っていたら生まれてからデビューまでの年の大まかなエッセイでした。 お菓子の話だけかと思っていたけれど、その時代の代表的な事柄も交えて書いてあるので時代背景なども分かりやすくて良かった。 ただ、ある程...
今更ながら初読。 文藝掲載時に書き下ろし小説とあったので、もっと物語風なのかと思っていたら生まれてからデビューまでの年の大まかなエッセイでした。 お菓子の話だけかと思っていたけれど、その時代の代表的な事柄も交えて書いてあるので時代背景なども分かりやすくて良かった。 ただ、ある程度長野さんのファンでないと面白くはないかもと思いました。 出てくる食べ物がどれも美味しそうで、とてもお腹が空きます。 中には食べたことのあるものも出てきて懐かしくなったり。 今はもう手に入らないものもあるけど、現存するものはそのうち食べ歩いてみたいなぁ。 特にプランタンのカフェのモンブラン!一度食べたことあるけど、食べきれなかったから再チャレンジしたい。
Posted by