グランド・マザーズ の商品レビュー
初ドリス・レッシング。 映画で知り、公開の頃購入し、塩漬けに… 6年越しぐらいで、ようやく読了。 読んだらさらさら。どうして今まで読めなかったのか…(いつも同じことを言っています…) 4つの話。どれもエンディングがすごく現実的。 あり得なくない…と思ってしまった… 世の中に立ち...
初ドリス・レッシング。 映画で知り、公開の頃購入し、塩漬けに… 6年越しぐらいで、ようやく読了。 読んだらさらさら。どうして今まで読めなかったのか…(いつも同じことを言っています…) 4つの話。どれもエンディングがすごく現実的。 あり得なくない…と思ってしまった… 世の中に立ち向かう人の話ではなく、流れに身を任せる人たちの話のように感じたのです。「最後の賢者」でさえ。 グランド・マザーズのロズの高笑いは、2か所記述があり、印象が違う…そこだけ意味不明。 全体としては、好きな感じでした。単純なハッピー・エンド感なしなところが特に。
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訳文から想像するに、原文も結構長文を書く作家なのかな?と思ったり。つまりは、当方とはあまりリズムの合わない文体かなという気がする。 内容としては、この作家さん、「産まれる」ことが一つの鍵なんでしょうか。読んだ作品は数少ないからかもしれませんが、どれも新しい生命を取り巻く今生きる人...
訳文から想像するに、原文も結構長文を書く作家なのかな?と思ったり。つまりは、当方とはあまりリズムの合わない文体かなという気がする。 内容としては、この作家さん、「産まれる」ことが一つの鍵なんでしょうか。読んだ作品は数少ないからかもしれませんが、どれも新しい生命を取り巻く今生きる人間の蠢きに異様と言っても差し支えないような執心を見せてます。 それ故にか少々読み手を選ぶ作家なのかな?と思わなくもなく。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毎年10月になると話題になるノーベル賞。日本でもニュースになりやすいが、果たして受賞者の著作を興味を持って読むひとはいかほどか。賞の価値は個人の判断によることとして、他と比べると文学賞が馴染みが深いのは手に取れる世界の評価を知ることが容易いことか。 『グランド・マザーズ』美女が二人揃えば周囲に与える迫力は二倍以上。同性愛者かと訝れるほどの仲のふたりはそれぞれに夫を得て、美しい息子を育てる。思春期を迎えた彼らが一番身近な大人の女性は母の友人であった。コレットの『シェリ』を彷彿させる。 (書きかけ)
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短編4編収録。どの話もなんとなくもっと先が読みたくなる。途中で終わってるような感じが多い。私はやっぱりドリス・レッシングが好きなんだろう。読みやすく、引き込まれる。 『グランド・マザーズ』 映画『美しい絵の崩壊』原作。映画は観てないが映画では美しい感じで描かれてるのかな。 しか...
短編4編収録。どの話もなんとなくもっと先が読みたくなる。途中で終わってるような感じが多い。私はやっぱりドリス・レッシングが好きなんだろう。読みやすく、引き込まれる。 『グランド・マザーズ』 映画『美しい絵の崩壊』原作。映画は観てないが映画では美しい感じで描かれてるのかな。 しかし、この設定は受け付けない。本人たちは素敵な時間を過ごしたと思ってるのだろう。ほんと、崩壊してる。ありえない。せめて親友ではなく他人であればここまでは嫌悪しないだろう。 しかしながら、どうなってしまうのかとどんどん読み進めてしまった。半分嫌悪、半分好奇心。 『ヴィクトリアの運命』 主人公の黒人女性ヴィクトリアの半生。うーん、ここで終わるのか!長編にしても良さそう。もっと細かく書いて書かれてないその後、死ぬまで。差別、階級により生じる事実と意外な肯定。子供ができるまで気付かなかったことが大きな問題となってくる。母親として悩ましいこと。 『最後の賢者』 神話のような話でもあり、歴史をなぞるような話でもあると思う。歴史ってよくなったり悪くなったりするんだろうけど。リーダー選びを間違えるととんでもないことになる。国のリーダーなんて特に。 『愛の結晶』 戦争中の船の移動中の描写は読者にも吐き気を催すほど伝わってきて過酷だ。ジェームスはそんな中で一つの幸せにずっと異常なほど固執している。過酷な中でいたからこそ愛の結晶にしがみつきたいのかもしれない。どんな結晶になっているかわからないのに。
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映画『美しい絵の崩壊』の原作。 ちょっと前にに読了。 4人の始まりも終わりもなんだかピンとこない。 4人ともなんだか他人事で真剣味に欠ける。
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