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道徳の系譜学 の商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2025/09/11

「道徳の系譜学」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51880599.html

Posted byブクログ

2024/09/17

第85回ビブリオバトルinいこま「大人のビブリオ」で紹介された本です。チャンプ本。 コロナ禍のため現地とYoutube live配信のハイブリッドで実施。 2021.7.25

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2025/07/01

ニーチェの生涯における究極のプロジェクトは「善と悪の価値を逆転させ、ひいては西洋全体の価値観を転倒させること」だった。 本書はこのニーチェの計画の核となる考えを著したものである。 ニーチェはこの転倒を成すために、まず「善とされているもの」「悪とされているもの」がどのように成立し...

ニーチェの生涯における究極のプロジェクトは「善と悪の価値を逆転させ、ひいては西洋全体の価値観を転倒させること」だった。 本書はこのニーチェの計画の核となる考えを著したものである。 ニーチェはこの転倒を成すために、まず「善とされているもの」「悪とされているもの」がどのように成立してきたかを明らかにした。 人間が社会生活を始めたのと同じくして、人間は「責任を引き受ける」という社会性を身につけた。そしてこの知はやがて社会に生きる人間にとっての支配的な本能となり、「良心」と呼ばれるようになった。 社会はこれを成員に守らせるためにさまざまな方法をとり、これが徹底されることで人間は安全性を手に入れた。 しかし、文明は人間に無償で幸福を齎したわけではなかった。社会の中で生きる代価として、人間が自らの欲望を棄てて生きることを強要したのだ。 これが、個人にとっての善が社会にとっての悪となり、社会にとっての善が個人にとっての悪となるという善悪の逆転であった。 そしてこれはルサンチマンの感情がもたらした転倒だったとニーチェは指摘する。 上記が本著におけるニーチェのコア・メッセージだと理解した。とはいえこれですべてが網羅できているわけではないと思う。 西洋古典独特の抽象的な題材かつ、婉曲的な表現が山盛りなので、決して読みやすい本ではないが、人類の本質的テーマである「道徳」の理解には欠かすことができない本だと思う。

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2021/06/29

ニーチェは、今の日本人こそ読むべきだと思う。言葉の一つ一つが自分に向けられているかのように刺さってくる。 中二の頃、岩波文庫で読んでいたときと違って、訳が新しいとニーチェでもものすごく読みやすくなっている。これは論文というよりむしろ詩と言った方がいいかもしれない。

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2017/10/11

第一論文は語源的に、良いと悪い、善と悪の系譜をたどっていく。これまでのニーチェの直感的、詩的な記述に比べ、論理的な記述が明晰である。 第3論文まで読んで、人間の底無しの深淵を覗き込んだような気がした。すごい筆力だった。 ヨーロッパとキリスト教、そして学問体系に挑み、瓦解させ、...

第一論文は語源的に、良いと悪い、善と悪の系譜をたどっていく。これまでのニーチェの直感的、詩的な記述に比べ、論理的な記述が明晰である。 第3論文まで読んで、人間の底無しの深淵を覗き込んだような気がした。すごい筆力だった。 ヨーロッパとキリスト教、そして学問体系に挑み、瓦解させ、それでも、さらに生きよと言う。恐ろしい本だ。

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2016/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人は欲望を満たすために社会を形成したが、その社会によって人は欲望を抑制されることとなった。社会における善は、自己肯定から辛抱強さへとその価値観を奴隷により逆転された。良心は自分の自由な本能を外ではなく内に向けざるを得なくなり、疚しい良心、として成長した。その良心は、禁欲的な生に高い価値があると解釈し体現する司牧者によって点検される。学問もまた価値を生み出す権力を必要とし、自らは価値を創造することが出来ないため、禁欲的な理想を求めるものである。禁欲的な理想の果実たる、真理の価値を問い直そう、というのがニーチェの主張だ。 神に罪を被せたギリシアと神に罰を背負わせたキリスト教との対比が興味深かった。また、純粋な理性、への批判。見るとは能動的な力が無ければ出来ないという指摘。統計など科学的なデータの裏にも意図があることを忘れてはならない。

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2016/10/15

これまでの文化、哲学、さらには学問全体を、徹底的に分析し批判することで、ヨーロッパを支えてきた従来の価値観を転倒し、新たな価値観を探る。 「どう生きるべきか?」という問いに、徹底的に、本気で向き合った、不朽の名著。 以前、岩波文庫版『善悪の彼岸』で挫折してしまったが、今回、『...

これまでの文化、哲学、さらには学問全体を、徹底的に分析し批判することで、ヨーロッパを支えてきた従来の価値観を転倒し、新たな価値観を探る。 「どう生きるべきか?」という問いに、徹底的に、本気で向き合った、不朽の名著。 以前、岩波文庫版『善悪の彼岸』で挫折してしまったが、今回、『ニーチェ入門』を読んでから本書に挑戦。 内容は難解だが、訳文は読みやすい。

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2014/02/17

西洋文明のキリスト教的な価値観の起源を探り転倒を試みる。現代思想の源流がここにある。ニーチェが暴露する、西洋社会が隠蔽した人間の弱さというものは、つまるところ社会的諸関係のなかにあってあらゆることを覆い尽くし目を背けなければ生きていけない人間の哀しみそのものであり、弱さを抱えなが...

西洋文明のキリスト教的な価値観の起源を探り転倒を試みる。現代思想の源流がここにある。ニーチェが暴露する、西洋社会が隠蔽した人間の弱さというものは、つまるところ社会的諸関係のなかにあってあらゆることを覆い尽くし目を背けなければ生きていけない人間の哀しみそのものであり、弱さを抱えながら生きるにはどうしたらいいのか、という根本的な問いかけに他ならない。目を背けるなというニーチェのメッセージは重く、逃れ難いこの社会というものの強固さを思い知らされる。

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2013/12/20

さまざまな事柄に関して思いの丈を打ち明けているような印象を受けました。 論文を読んでいるというよりは戯曲などの文学作品を読んでいるように思えてくるほど、言い回しがドラマチックで、滾るような情熱を感じます。 ニーチェ自身が自分の到達した境地を公の場に示すためには、文学の力を利用...

さまざまな事柄に関して思いの丈を打ち明けているような印象を受けました。 論文を読んでいるというよりは戯曲などの文学作品を読んでいるように思えてくるほど、言い回しがドラマチックで、滾るような情熱を感じます。 ニーチェ自身が自分の到達した境地を公の場に示すためには、文学の力を利用することが不可欠だったのかもしれないなと思いました。

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2013/06/15

この本では、禁欲、疚しさ、罪、悪の意味についてお話している。 愉快だったり、イライラさせたり。 ニーチェは重要なことをいうのを後ろのほうにとっておいたりするので、途中、言及の意図がわからなくて、読むのが辛かったりする。 いやむしろ、なんども読み返して欲しいがゆえにそうしているのだ...

この本では、禁欲、疚しさ、罪、悪の意味についてお話している。 愉快だったり、イライラさせたり。 ニーチェは重要なことをいうのを後ろのほうにとっておいたりするので、途中、言及の意図がわからなくて、読むのが辛かったりする。 いやむしろ、なんども読み返して欲しいがゆえにそうしているのだろうか。

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